函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

江、年齢詐称は大河ドラマにはつきもの??

2011-01-26 | 歴史
ひいき目に見ても14,5歳にしか見えない上野・江ですが、
流石に7歳の江を演じるのには無理があるようです
いつもの大河ドラマなら子役がいて主人公の幼少時代を
演じますが、今回のように幼少時代から亡くなるまでを
1人の役者が演じる事など滅多にありません
もしかして初めての事かも??

年齢詐称は大河ドラマには付き物とを言え、かなりの違
和感を覚えるのも事実。

伊達正宗の時の不動明王に向かって子役が言った『梵天
丸もかくありたい!!』とか、去年の大河では加藤清四郎
演じる直江兼続が上杉謙信に向かって言った『こんなと
こにはきとうなかった!!』など、たどたどしい言葉で話
す大人びた言葉が感動を生みましたね

そう言う意味では大人びた7歳の江が我儘で好奇心旺盛な
娘で、しかも自分の事を好きな伯父にただ甘えてるとし
か僕の目には映らないのは、実際の江の年齢とあまりに
もかけ離れたせいでしょうか??
しかもその伯父が普通の人ならいざ知らず、織田信長と
くれば話は全く別。
フィクションとは言え全く有り得ない話
織田信長像をここまで壊さなくても…
裏を返せば真実に近いとドラマにはならないと言う事な
のかも知れません


ホームドラマとして見ると…
好奇心旺盛な江の質問に大人は中々応えられませんでし
てたね
何故、家康の正室・築山殿と嫡男・信康を殺したのか知
りたい江。
明智光秀の答えは…
『信長の心は誰にも分からない』と…
母・お市の答えは…
『徳川家康を試しているのかも』と…
益々分からなくなってしまった江にお市は『江なら信長
の本心を聞き出せるかも知れない』とのたまう始末。
大人でも分からないのに7歳の子供に分かる筈がありま
せん

ドラマでは安土城に出向く(有り得ない話)江ですが、信
長の本心を聞き出す事が中々出来ません。
ようやく船上で信長に問い詰めますが、信長の答えが言
い得て妙でしたね

『秀吉におねを殺せと言っても殺せないだろう』
『ワシに泣きついて命乞いをしただろう』とも。
『築山と信康を殺したのは家康自ら決めたこと』
7歳の女の子に分かる筈が有りません。
大人の僕でも何となくしか理解できないのですから

妻の代わりに死ねる猿を手放す事はなく、信長の命で妻
を殺した家康を裏切る事もないとも…
益々理解不能
おそらく、実の母や弟に裏切られた経験のある信長にと
って身内より信頼出来る部下の方がましだと言う事なの
でしょうか?
人の命が現代社会ほど重くはない時代の話とは言え、実
際の信長なら同じ事を考えていたのかも知れませんね。

個人的にはドラマで千宗易の言った言葉が信長を端的に
表している様に思いました。
『信長には人に見えない物が見え、誰にも聞こえない物
が聞こえる』、まるで神の領域に達した感があります
信長自信が神になろうとしたとも言われていますが、当
たらずも遠からずかも

そんな信長ですが人の心の奥の奥までは分からなかった
様です。
人間信長の限界だったのでしょうか??
信頼していた家臣・明智光秀の謀反によって呆気なくこ
の世から消えてしまうのですから…

信長は時代が必要とした人物だった事は間違いないと思
いますが、所詮人間は神にはなれないと言う事なのでし
ょうね





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 御礼状!! | トップ | 愛くるしい顔です!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史」カテゴリの最新記事