80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

続・鉄橋は愉し

2012-07-10 10:37:24 | レイアウト
こんにちは。

PCモニターに関するいろいろなご助言ありがとうございました。
普段はなるべく「スイッチ箱」経由で我慢して使い、どうしても精緻な作業をしたい時だけダイレクト結線につなぎ直すというハイブリッドな使い方で暫くはお茶を濁そうかと思っておりますm(_._)m


さて、外回り線にトラス橋の設置が終わった「初鹿野ライクなセクション」。
その勢いに乗って内回り線のプレートガーダー橋も作ってみることにしました。

基本は紙でいきます。何かサイズの参考になるものはないかと探ってみたもののめぼしいものが発見できず、実物の走行写真などを参考に、まーこんなもんかと支間162mm、桁高さ20mmで4橋分をスノーマット紙にケガきました。



実物と同じ構造にすれば紙だけでも十分強度は出て、かつ実感的なものが出来ますが、床面からの高さが低いこのレイアウトでは下から覗いた時のチラリズムはあまり期待できないため、今回は実用面重視の“ハリボテ”作戦でいくことにしました。
すなわち、主桁の裏側にべったりとヒノキ材を貼って強度と直線性を確保します。



できあがった主桁だけ並べて雰囲気を確認。手前の2連が初鹿野の横吹沢橋梁っぽく山肌にへばりつく感じになる予定(あくまで予定)。なんだか廃線モノレールの遺構みたいだ・・・



そしてこちらがトラス橋の下流にかかる旧線鉄橋部分。高さが足りないためボルチモアトラスを諦めたわけですが、ガーダー橋でも桁下のクリアランスは不足気味。まあこの高さで渓谷感を出そうとするのはどだい無理ということか・・・
こうして2橋が並ぶと欲しくなるのが、この背後にそびえるであろう中央道の高架橋。でもさすがにそれをやるには奥行きが足りませーん!



モノレールの遺構では寂しいのでフレキを置いてみた。ウン、がぜん鉄道らしくなった。。



ついでに車両も置いてみた。これで山肌ができてくれば、そこそこ格好がつくでしょうか。



山ができると陰になって見通せなくなる外回り線からのビューも撮っておきました。



今まで机上で考えているときはイマイチ実感が湧きませんでしたが、たとえ仮設でも、こうして立体物として置いてみると完成形のイメージがフツフツと湧いてきますね。レイアウトやジオラマづくりに心酔されている方の気持ちがよくわかるようになりました。



こうなると欲が出てきて、もっと中央東線沿線にあるものを置いてみたくなります。
実はこのレイアウトでシーナリーの作り込みをするのはこの「初鹿野ライクなセクション」だけにして、あとはバラスト撒いて架線柱を立てるくらいかなぁ(たぶん根気が続かないので)と思っていたのですが、この次に来る第3コーナー手前の1m強のセクションにも作り込みをしてみようかという気になってきました。

色々盛り込みたいシーンはあるのですが、いかんせん横長のスペースなので、身近なところで「崖の下の国際マス釣り場とお豆腐やさん」あたりかと。。どこらあたりかはカメラ抱えてうろついた経験がある方ならお分かりですよネ(^^


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鉄橋は愉し

2012-07-07 23:54:14 | レイアウト
こんばんは。

仕事用にノートPCというかネットブックといわれるものを使っているのですが、携帯性は抜群な半面、いかんせん画面が小さく、エクセルやワードを立ちあげるとツールバーだらけで使える部分が画面の半分くらいしかないという状態でした。
しばらく我慢して使っていたもののあまりにも使いづらいため、デスクトップPCのモニターにつなげたところ大幅に使いやすくなったものの、いちいちコネクターをつなぎ直すのは面倒なうえピンの破損も心配・・・
調べてみると「ディスプレイチェンジャー」なる機器があるとのことなので買ってみました。



機器といってもD-Sub15ピンコネクターをつなげて切り替えるだけの「スイッチ箱」。
これでいちいちコネクターをつなぎ直す必要もなく、スイッチをパチンと切り替えれば使いたいPCの画面が表示されるようになったのですが、思った以上にゴーストがひどいのに驚きました。
映像信号は劣化しやすく、このようなスイッチを入れたりケーブルを長くしたりするとゴーストや滲みが発生しやすくなるそうですが、これはちょっといただけません。



解像度を落としたりリフレッシュレートを下げれば改善する、とのことらしいですが、解像度は下げたくないし、リフレッシュレートも調べてみたら既に低い方だったのでなすすべなし。(ちなみにリフレッシュレートを上げてみたら完全な二重映しになっちゃった!)

潔くもう一台モニター買っちゃえばいいんでしょうけど、あまりにも財政事情がムニャムニャ・・・(汗)


さて、モニター1、2台分は軽く投資してるんじゃぁないの?というレイアウトですが、それはそれ、これはこれ(笑)
いよいよ「初鹿野ライクなセクション」に突入しました。

まずはど真ん中に据えるトラス橋の橋脚を立てます。15mm厚の廃材の板から高さ120mmのものを2枚切り出しました。



基盤にボンドと木ネジで固定し、トラスを載せて位置を確認します。
なお、この板はトラス橋を支えるための「芯」で、実際の橋台はこの周りに厚紙を巻いてシルエットを整えます。
ちなみにトラスが架かる外回り線は新線をイメージしているためコンクリート橋台、旧線イメージの内回り線は石積みを予定しています。



トラスの前後は緩衝材の発泡スチロールで高架路盤を組みます。ここはトンネルで隠れてしまうためほとんど整形せず、長さと高さを合わせただけで大きなブロックのまま貼りつけてしまいました。道床部分には3mm厚のコルクシートを敷いています。



反対側も発泡スチロールですが、あり合わせのものを使ったため色や厚さが違っています。



全景です。外回りがストレートにトンネルで抜けていくのに対し、旧線の内回りは山肌にへばりつくようなS字カーブで抜けていくイメージです。



ところでこのトラス橋は径間が450mmもあって、このままでは川幅がやたら広く渓谷の雰囲気が出ないので、左端の富士急バスが顔を出している位置に道路を通す予定です。



盤面からの高さは120mm程度ですが、下から見上げると結構な高さに見えます。
ただ、内回り線はこれより40mmも低いためやはりボルチモアトラスは無理そうで、シンプルなガーダー橋になりそうです。



ちょっとイメージが違いますがカレンダーの写真を背景に置いてキハ120を撮影してみました。
早く実際に走らせたいですね。




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蒸すねえ・・・

2012-07-06 01:38:35 | レイアウト
こんばんは。

昼間も暑かったけどこんな夜中になっても蒸し蒸しです。
節電というよりは節約により空調はウチワと首タオル。
たまりませんなぁ。。


その首タオル姿でレイアウトのバックストレートの製作を進めています。
「初鹿野ライクなセクション」では外回り線のトラス橋を内回り線より高めに配置するため、そこにつながる勾配を作ります。
材料は引っ越しの時に取っておいた梱包材の発泡スチロール。やっと日の目を見ることになりました。



15×30mmくらいの薄板状のものが使えそうなので、これを所定の勾配にカットします。
ところが安っぽい梱包材の悲しさ、ちょっとカッターの刃を立て気味にしたところ、こんなボロボロになってしまいました。



3列並べて接着したところです。接着剤が乾いたところで滑らかな勾配になるようにやすりをあて、さらに、ほんの気持ち程度ですがカントをつけてあります。
市販の「ライザー」と比べると圧倒的に手間がかかりますが、何せ材料代ゼロ円に勝るものはありません・・・(笑)



内回りは勾配なしなのでこんな形になります。道床代わりのマットを貼ったところ。



続いて大物の「初鹿野ライクなセクション」の台枠の加工に移ります。
1820×430mmと大きいため、30mm角のスチールアングル材で補強します。
ただ、アングルはとても重いので、一番奥側に1本だけ入れることにしました。



φ6×25mmボルト・ナットで6ヶ所固定します。
背景や山の「背板」を立てられるよう、台枠とアングルの間に約3mmのすき間をあけてあります。



裏返してゴム足を貼ったところ。ゴム足はセコく「点づけ」としています。
少しでも軽量化しようとボードの端をカットしてみましたが、あまり効果はなかったようです。




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調布名物といえば

2012-07-04 10:58:22 | レイアウト
こんにちは。
今日の東京地方、朝方は曇りでしたが陽が出始め、気温もぐんぐん上昇中。真夏日になるようです。

さて、京王電鉄調布駅周辺の連続立体交差が終盤を迎え、いよいよ8月18日深夜から翌19日午前にかけて地下線への切り替え工事が行われる予定です。名物の京王線と相模原線が接触限界ギリギリで同時進入する光景もいよいよ見納めとなりました。

その工事区間のど真ん中、調布駅西端の踏切脇に、そんなアクロバティックな光景を毎日見届けてきた1軒のレトロなラーメン屋があります。京王線に乗ったことがある方は誰もが目を奪われるそのハデな色づかい。駅近くとはいえ都心の繁華街でもないのにまっ黄色に塗られたその外観はイヤでも目に付きます。
しかも正面から見ると微妙に傾いている・・・。いや、これは道路が盛り上がっているから目の錯覚だという人もいて真相は定かではありませんが、とにかく怪しげなオーラを発し続けているのがこの「調布名物 萬来軒」なのです。



どうですこの店構え? ショーウィンドウの片隅には招き猫も鎮座しています。扉の高さは明らかに低く一間分はありませんね。1.6mくらいでしょうか?



で、本題なのですが、前々から作りたかったこの萬来軒。レイアウトの軌道工事が粛々と進んでいることもあって、ストラクチャーのひとつとしてサックリ作ってみることにしました。
さすがに採寸はできませんから(笑)寸法は目測で決め、厚手の板目紙にケガきました。

しかしこのお店、裏手の様子がどうなっているのかさっぱりわかりません。上の写真を撮った時はまだ作るつもりはなかったので、もの珍しさに見える部分だけパッパと撮って帰ってきてしまったのです。屋根の形も大きな看板に隠れてよく見えないし、店舗だけなのか居住部分があるのかさえも不詳・・・。

仕方ないので後日、裏手の様子と屋根の構造を調査しに行ったのですが、裏の敷地が迫っているのに加え人通りも多く、とてもカメラを構えられるような雰囲気ではないので、グッと引いて少し離れた場所から屋根を中心に望遠で狙ってみました。すると・・・

なんと3軒長屋構造のこの店舗群は、正面の看板を頂点とするトタンの傾斜屋根だったのです。
中央の店だけは居住部分なのかロフトのような2階がついていますが、萬来軒(イナバ物置の看板から右部分)は平屋のようで、しかも屋根の傾斜はスキーのジャンプ台のような美しい?カーブを描いています!



隣家のロフトよりは小さいものの、何か三角屋根のような出っ張りがあるので寄ってみると、うーん、何というか小屋のようなものが突き出していました。位置的には調理場の上あたりなので恐らく排煙口ではないかと思われますが、単調な屋根のアクセントとしては良いかもしれません。



ということで、優雅な屋根カーブは円定規でケガき・・・



4面のパーツを10分くらいで切り出しました。
結局判明しなかった裏側は勝手口と便所、それに調理場用の高窓を開けてみました。実物は長屋で隣家と接する部分に窓はありませんが、模型は単体とするので店と調理場のそれぞれに窓を開けてもよいかも知れません。



ということでストラクチャーの練習作品はレトロなラーメン屋さんです。
京王線の地下化後、跡地は緑道などに整備される予定ですが、レトロ感漂う踏切脇の3軒長屋一帯はどうなるのでしょうか。持主も高齢化しているでしょうし再開発は免れないのか?
どうかこのど派手な黄色いラーメン店が、看板に偽りなく末長く「調布名物」であり続けられるよう祈ってマス!


さて、一方のレイアウト本体は第2コーナーに差し掛かっています。ここはラックの下というか中をもろに貫通するので、カーブの中間はラックの棚で支えることにしました。



そしてこれにつながるバックストレートの一部も路盤だけできてきました。手前側が膨らんでいますが、ここに前回書いた「初鹿野ライクなセクション」がつながります。




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