80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

調布名物といえば

2012-07-04 10:58:22 | レイアウト
こんにちは。
今日の東京地方、朝方は曇りでしたが陽が出始め、気温もぐんぐん上昇中。真夏日になるようです。

さて、京王電鉄調布駅周辺の連続立体交差が終盤を迎え、いよいよ8月18日深夜から翌19日午前にかけて地下線への切り替え工事が行われる予定です。名物の京王線と相模原線が接触限界ギリギリで同時進入する光景もいよいよ見納めとなりました。

その工事区間のど真ん中、調布駅西端の踏切脇に、そんなアクロバティックな光景を毎日見届けてきた1軒のレトロなラーメン屋があります。京王線に乗ったことがある方は誰もが目を奪われるそのハデな色づかい。駅近くとはいえ都心の繁華街でもないのにまっ黄色に塗られたその外観はイヤでも目に付きます。
しかも正面から見ると微妙に傾いている・・・。いや、これは道路が盛り上がっているから目の錯覚だという人もいて真相は定かではありませんが、とにかく怪しげなオーラを発し続けているのがこの「調布名物 萬来軒」なのです。



どうですこの店構え? ショーウィンドウの片隅には招き猫も鎮座しています。扉の高さは明らかに低く一間分はありませんね。1.6mくらいでしょうか?



で、本題なのですが、前々から作りたかったこの萬来軒。レイアウトの軌道工事が粛々と進んでいることもあって、ストラクチャーのひとつとしてサックリ作ってみることにしました。
さすがに採寸はできませんから(笑)寸法は目測で決め、厚手の板目紙にケガきました。

しかしこのお店、裏手の様子がどうなっているのかさっぱりわかりません。上の写真を撮った時はまだ作るつもりはなかったので、もの珍しさに見える部分だけパッパと撮って帰ってきてしまったのです。屋根の形も大きな看板に隠れてよく見えないし、店舗だけなのか居住部分があるのかさえも不詳・・・。

仕方ないので後日、裏手の様子と屋根の構造を調査しに行ったのですが、裏の敷地が迫っているのに加え人通りも多く、とてもカメラを構えられるような雰囲気ではないので、グッと引いて少し離れた場所から屋根を中心に望遠で狙ってみました。すると・・・

なんと3軒長屋構造のこの店舗群は、正面の看板を頂点とするトタンの傾斜屋根だったのです。
中央の店だけは居住部分なのかロフトのような2階がついていますが、萬来軒(イナバ物置の看板から右部分)は平屋のようで、しかも屋根の傾斜はスキーのジャンプ台のような美しい?カーブを描いています!



隣家のロフトよりは小さいものの、何か三角屋根のような出っ張りがあるので寄ってみると、うーん、何というか小屋のようなものが突き出していました。位置的には調理場の上あたりなので恐らく排煙口ではないかと思われますが、単調な屋根のアクセントとしては良いかもしれません。



ということで、優雅な屋根カーブは円定規でケガき・・・



4面のパーツを10分くらいで切り出しました。
結局判明しなかった裏側は勝手口と便所、それに調理場用の高窓を開けてみました。実物は長屋で隣家と接する部分に窓はありませんが、模型は単体とするので店と調理場のそれぞれに窓を開けてもよいかも知れません。



ということでストラクチャーの練習作品はレトロなラーメン屋さんです。
京王線の地下化後、跡地は緑道などに整備される予定ですが、レトロ感漂う踏切脇の3軒長屋一帯はどうなるのでしょうか。持主も高齢化しているでしょうし再開発は免れないのか?
どうかこのど派手な黄色いラーメン店が、看板に偽りなく末長く「調布名物」であり続けられるよう祈ってマス!


さて、一方のレイアウト本体は第2コーナーに差し掛かっています。ここはラックの下というか中をもろに貫通するので、カーブの中間はラックの棚で支えることにしました。



そしてこれにつながるバックストレートの一部も路盤だけできてきました。手前側が膨らんでいますが、ここに前回書いた「初鹿野ライクなセクション」がつながります。




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コメント (2)
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