80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富山地鉄クハ173の製作(5)

2022-12-25 13:00:22 | 私鉄電車
メリークリスマス!皆さまのお手元にプレゼントは届きましたでしょうか?
管理人の枕元には可愛いギフトラッピングの小さな小箱が置かれていました。ドキドキ♪

中を開けると1通の「修正指示書」が! もー最悪⤵⤵
詳細は後段で。


“上すぼまり”がきつすぎる件について、屋根側は補強材の内側に「矯正梁」を入れて拡幅。これをやると屋根中央が凹んでくる可能性があるのですが、その兆候もなく、うまく肩Rのところで吸収されたようでめでたしめでたし。さらに床板は両サイドをトータル0.5mmぐらい削って狭くしたので、完ぺきではありませんがだいぶプロポーションは改善されました。



床下機器は初回の着手時(非冷房時代を想定)にみつくろってあったものをベースに、冷房化等で後年置き換えられたと思われる機器を追加・置き換えて配置。今回もすべて手持ちパーツでまかなえました。ただし、形状、設置位置ともにネットの写真から割り出したものなので正確ではなく、あくまで雰囲気重視のシロモノです。



2-4位側で左が運転台。中央のブレーキ制御装置は小高のパーツから切り取ってきたもので、実車はこのような集約型ではなく“パイプとコックとバルブの森”のようです。右端に205系パーツから改造した大容量MGを設置。



1-3位側で右が運転台。非冷房時代はスカスカでしたがでかい箱が追加されたようです。SIVのようにも見えますがMGと両方は要らないと思われ用途不明。それでも模型は走る!笑



運転台側にエコーのジャンパ栓を設置。単体型の「床下開」を左に3個、「床下閉」を右側に1個取り付けました。台座の幅を詰めたものの、うーむこのままだとカプラー胴受が入らない疑惑・・・。。



さて、ここからがサンタ氏の置いていったプレゼントの話です。

以前の地鉄の車両のジャンパ栓収めは、このようにテールライトの横に三角形に配置されていました。

<「復刻版私鉄の車両10 富山地方鉄道/加越能鉄道」((株)ネコパブリッシング,2002年刊)P.21より引用>


ところが、冷房化時の改造かどうか不明ですが、晩年はこのようにテールライトの下に横一列に設置されていました。どうやら、この改造によってテールライトの位置がやや上げられたようなのです。上半色と帯の塗り分け位置との関係を見ると違いが分かります。以前はテールライトが塗り分けラインより下にありましたが改造後はラインとほぼ同じ高さになっています。

<「富山地方鉄道「ちてつ電車フェスティバル」稲荷町テクニカルセンターの一般公開」(i北陸,2013年11月3日掲載記事)より引用>


「テールライトの位置を修正せよ」・・・これがサンタ氏が置いていったメッセージの中身です。最初期のモハ10020形の形式図を測ったのがいけなかった。。作ってる途中でなんとなく表情が違うなぁと違和感を感じてはいたのですが・・・。天地だけでなく左右の位置も広すぎですが、これも形式図の罠といってよいでしょう。形式図ではなく真正面写真を測るべきでした。



というわけで年内に何か1個は完成させようと始めた案件ですが、ここにきて黄信号が灯ってしまいました。顔は車両の命。さーてどうやって修正しますか。。


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