80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

笛吹桃源郷

2021-04-02 01:34:07 | 実物・資料系(現在)
4月に入りました。繁忙期が過ぎて身軽になりましたので、さっそく模型ネタの仕込みで桃の木をチェックしてきました。

って何のことか分かりませんよね。。

実は改築中のレイアウトの一角に「桃源郷」を出現させようと思っているのですが、何かお手軽な市販品がないか調べているのですが「桃の木」って意外と無いんですね。桜はありましたが枝ぶりがちょっと違うなぁ・・・と。

「無いものは作る」がモットーの80分の1丁目ですが、さすがに何十本ものまとまった木を自作するのはやったことがなく、そもそも桃の木がどんなカタチをしていてどんな風に植えられているのかも写真だけではイマイチ分からないので、「分からなかったら現物を観る」の鉄則にのっとって実車観察ならぬ実木観察をしてきたという次第です。

東京近郊のメジャーな桃の産地といえば山梨。八王子で昼までに所用を終わらせ、その足で中央道を西に進んで「日本一の桃源郷」を誇る山梨県笛吹市にやって参りました。勝沼I.C.の少し先にある釈迦堂P.A.に車を停め、敷地外に通じる階段を昇ります。天気が良ければ八ヶ岳連峰が望めるのですが、今日は黄砂と花粉?で視界ほぼゼロ。



階段を昇り切ると見えてくるのがこちらの「釈迦堂遺跡博物館」。中央道の建設に先立って実施された遺跡調査で発掘された縄文時代を中心とする数多くの出土品を収蔵する博物館だそうですが、今日はドキではなくモモノキが目的なので立寄りません。



さっそく周辺を歩いてみます。さすが「日本一の桃源郷」を自負するだけあって、山の斜面いっぱいに見事な桃畑が広がっています。



平日+このご時世ということもあって観光客はまばら。汗ばむ陽気のなか、ぶらぶらと歩いては写真を撮りながらモモノキのイメージを掴んでいきます。

桃の木の形式写真(笑)。腰が低くて地面近くからいきなり枝分かれしてるのね。メモメモ



花の付き方も見ておきましょう。桜と違って花びらの先端が割れていないのが桃・・・。フムフム確かに。まあそこまでスケールダウンしませんけどw



こちら里の桃畑。きれいに間隔を空けてグリッド状に植えてあるんですね。メモメモ



ということで、いちおう桃の木の素性はよく理解できたのですが、電車と一緒で、「細部を見てしまったがために作れなくなった」状態に陥りました。市販の低木買ってきて濃いめのピンクのパウダーをまぶす程度で収めるのが正解かな~と思い始めてます。。


まあ桃の木だけ見て帰るのもナンですから電車も撮っておきましょう。Googleストリートビューでアタリをつけておいた春日居町駅近くの線路際で撮ってみましたが・・・イマイチ。



見上げれば山肌に幾重にも走る白いライン。あれはまさしく道路ではないかい!?というわけで「フルーツライン」という広域農道から俯瞰写真にチャレンジ。んー微妙。。真横すぎるのと家がウルサイですね。



じゃあってことで引きまくって編成全部を入れてみましたが桃感どこへやら。。



もうヤケ。アップのやつをさらにトリミングして桃畑の中を泳いでいただきました。やっぱりロケハンはしっかりしないとだめですね。でも久々の撮影はそれなりに楽しめたので良かったです。



せっかくここまで来たので最後は温泉!昨日ネットでさくっと調べて、露天風呂もある大浴場が良さげだった、こちらの「ホテル春日居」さんに立寄って疲れを癒すことに。期待通りのいいお風呂でした。



そしてお土産に甲州ワイン。ホテルで販売していたので迷わず購入しました。「笛吹甲州」どんなお味でしょうか。楽しみです。



とまあこんな状態ですから、ちょっとは進めようと思っていたスイスの電車も微速度前進のみ。シール紙を切ってドア上の水切りを表現するにとどまりました。



ついでに全体にMr.サーフェーサー1200をひと吹き。タミヤのピンクサフがやや厚塗り気味(#500相当か??)なのが気になったのと、車内を含めて一度ホワイトに塗ることにしたためです。ここから最終の研磨仕上げをして塗装に入ります。




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京都にて

2020-10-29 21:24:41 | 実物・資料系(現在)
仕事で京都わず。

嵐電かわいい。


(エヴァ初号機ラッピング:モボ615号車)



(江ノ電コラボ塗装:モボ631号車)



(モボ2001車内より)


作りたくなっちゃう。。
(実はキット手配済みw)


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ロイヤルEXP.渡道準備中か?

2020-06-30 11:35:50 | 実物・資料系(現在)
伊豆方面で用事があり、ついでに伊豆急の伊豆高原駅と検車区をチラ見してきましたのでご報告。
もっとも、実際に用があったのは「伊豆の国市」という、駅で言えば韮山、伊豆長岡周辺でありまして、なんで山超えてまで見に行くかなぁ・・・という話は置いておき。。。


伊豆長岡駅に進入する伊豆箱根鉄道3000系初期車。調べたら登場後40年経過する古参なのですね。地方私鉄が頑張って新造したオリジナル車は味があってイイ!!けども・・・うーんやっぱり一周まわってお顔は微妙w



柵の外からカメラ構えてることでもわかるように今日の足は車です。で、このあとは花月園へ・・・じゃなくて山を越えて東海岸へ。
例の「THE ROYAL EXPRESS」が北海道クルーズへ向けていよいよ編成替えをしたとの情報を小耳に挟んだので覗いてきました。
牽引機となるDE15もすでに真っ黄色で登場しているらしいので、コロナの動向は全く予断を許さない状況ですが、8・9月のクルーズへ向けて準備だけは着々と進んでいるようです。


修善寺駅前を通り伊豆スカイラインを経由して小一時間で伊豆高原着。駅前広場脇の「お立ち台」から構内を覗いてみると、ターゲットはいつもとは違って奥の方で8000系と鼻を突き合わせて休んでました。ま、予想はしてたので居てくれただけでも満足。



それにしても8000系多すぎ。平日の昼間とはいえこんなに持ってたのね、ってくらいたむろしてます。



ちなみに今居るここ、本当に「お立ち台」になってまして「いずきゅうせんをはしるでんしゃたち」という丁寧な写真入り解説プレートが柵に取り付けられています。なおサフィールとE257系2k番台は未対応の模様。



ほどなくして伊豆急下田方からキンメ電車が入線。屋根フェチにはたまらんなぁ。。



続いて伊東方から黒船電車が入線。気分は運転会モード♪^^



ロイヤルを加えてリゾート21大集合!



ということではしゃいでる場合ではありません。一応情報のウラを取ってきました。見にくいですが検査台の左右に見えている号車番号をご注目ください。1号車と4号車がつながっています。有効長の関係で北海道クルーズトレインは1・4・5・6・8号車の5両が選抜されることになっていましたが、無事編成替えが完了していました。ちなみに「ゆうマニ」も搬入済みらしいのですが、見渡した限りでは見つからなかったので、検車区のある踏切の方へ移動してみると・・・。



Ohhhh! ひゃっけい!! 以前は下田方の引上線に押し込まれてましたが今日はなんとこちらに移動してました。撮ってくれと言わんばかりのロケーションです。



隣には8255以下3連のTB-5編成も鎮座。普通熱海行を表示して「生きて」はいるものの、どうみても展示物でしょw



しかしこの100系103号車、帰ってから写真をよく見たら、あ!!線路が切れてます!!
まさかとは思いますがこのまま廃・・・
ヤメテェ!!(>_<)



今回改めて思いましたが、伊豆の山中だったり別荘地の道路沿いだったりで「売物件」や「売土地」の看板を非常によく見かけました。建物はどうみてもコロナ以前から放置されていたようなものばかりで、リゾートバブル以後の観光地の苦悩が垣間見えるようです。先日奥日光の方を走りましたが、やはり廃旅館・ホテル・ペンションが目立ちました。人口の多い首都圏でさえこの有様ですから地方に至ってはもっと大変なのではないかと。そこにコロナ禍襲来ですから。。

せめてもの活性化にと、少~しだけお高めのお昼で本日のプログラムを終了し帰途につきました。



※「ゆうマニ」は発見できず。

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尾久・田端界隈をぶらつく

2020-06-21 02:46:29 | 実物・資料系(現在)
仕事の関係で下見というか、現地調査のような形で東京都北区の上中里周辺へ出向きました。
地図を見るまでもなく、周囲を尾久・田端というリアル鉄道博物館に囲まれた好立地とあれば仕事は早々に切り上げ、聖地巡礼に舵を切るのは・・・もとい転轍機を切り替えるのは鉄人の定め。
以下、特にテーマもなく目に付いたものを片っ端から取り上げていきます。

京浜東北線・上中里駅で下車。たぶん人生で初めて。



改札を出るあたりで、真っ昼間には相応しくない香ばしく“そそる”香りが・・・。なんと小洒落た立ち飲み屋が3密を回避すべくドア全開で営業中。さすがに1つも仕事をしないうちからシケ込んではまずいのでぐっと我慢。



現場へ向けて歩きましょう。ところどころに紫陽花が綺麗な花を咲かせています。



手短かにやることやって仕事は終了(え、はやない??w)

行きがけにチラッと横目で見たこの場所。尾久駅方面と結ぶ地下道の入口ですね。なかなか昭和感があってよろしい。



柵の隙間から尾久車両センターを望みます。見慣れたEなんちゃら系。その向こうに新幹線からよく見える「萩の月」の看板。



しかしずずーっと左にパンするとボロボロになったブルトレが!「北斗星」と「出雲」で使われてたやつらしいのですが鉄博入場待ちなのでしょうか。野ざらしではあまりに不憫じゃあないですか。。



田端方面へ足を進めます。「特養ホーム上中里つつじ荘」。ここはかつて尾久機関区の扇形庫があった場所だそうです。今はその痕跡はまったく見当たりません。



1963年の空中写真ではしっかりその姿が捉えられていますが、2年後の1965年11月末に解体されたとのこと。東北・常磐筋の旅客列車用のカマが集っていたそうです。右上に見える客車群を牽いていたわけですね。そして扇形庫の下に道路を斜めに横切る線路らしきスジが見えます。実はコレが気になって・・・。

(国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」(1963年6月26日撮影)より)


道路から見える場所はこんな感じで数本の引込線があり、隣接してユニオン建設さんなどJR系の設備・工事会社の建物が並んでいます。左の建物は先の特養ホーム。このあたりにデーンと扇形庫があったことになります。写真の右奥から手前にかけて道路を横断する線路があったようなのですが痕跡はありませんでした。



この道路は王子街道というのだそうです。これを田端駅方面へ向かって歩きます。右手に田端運転所の研修庫とDE10、EF65。あぁコクテツダナァ♡



とノスタルジーに浸ってるといやでも目に入る黄色いブツ。キヤE195定尺レール運搬車だとか。よく見ればJR東のコーポレートカラーのロゴや帯色をまとってはいるのですが、最初の刷り込みが激しすぎてJR東海のキヤ97にしか見えません。実際、大部分はキヤ97のコピーだそうですが。。



再びロクヨンとパーイチで目の保養。手入れが行き届いていてなかなか綺麗っすねえ。



そして踏切に出ます。田端機関区と尾久車両センターを結ぶ「東北回送線 王子街道南亘り踏切」。これは結構有名みたいですね。右が田端、左が尾久です。渡りじゃなくて亘りと書くところが泣かせます。



で、実は先ほどの旧尾久機関区扇形機関庫前で道路を横断していた線路ですが、こちらのブログでまとめられている尾久・田端周辺の配線図を読むと、「王子街道北亘り線」として明記されています。ほぼ一体となった大車両基地ともいえる尾久と田端の間を道路が突っ切っているため、昔は南北両方で行き来ができるようになっていたらしいですが、この「北亘り線」に関して書かれた記事は現時点で見当たりませんでした。どんな使われ方をしていたのか興味があります。

ここから少し足を延ばせば田端駅に出るのですが、今日はもう1か所仕事がらみで「飛鳥山博物館」にも立ち寄る必要があるため(仕事終わってないじゃーんw)、尾久車両センター沿いの道を通って王子駅方面へ戻ります。ほとんどが塀で囲われていて中は見えませんが、ところどころ開けた場所では佇む車両が見えます。

東京のど真ん中とは思えないような長閑な光景が広がる仕立線群に点在するホキ。右端には保存中のブルトレ。



山から海に降りた「踊り子」用E257系2000番台。編成番号はNA-07と読めます。塗色変更のほか、荷物スペースのため1つ目の窓が埋められています。



あれ?旧塗装も居るねえ。でも改造前かと思ったらNA-06という編成番号が付いていて、ご覧のように荷物スペースも設置されていました。巷では中途半端な改造で有名なE257系2000番台のこと、究極の「塗装後回し暫定投入」編成なのかも知れません。模型のように埋めた窓が痛々しいです!



尾久を後にしてさらに歩き、跨線橋を渡って飛鳥山方面へ向かいます。王子駅を背に上中里駅方面を見たところ。左の新幹線高架の脇に草むした廃線が1本あります。引き上げ線の跡かと思ったら「北王子線」という工場専用線の跡でした。2014年というからつい最近まで稼働していたんですね。知らなかった。。末端部にはまだ「イキのいい」廃線跡が残っているらしいので、また機会があれば訪ねてみたいと思います。



それにしてもこの跨線橋、意外なものが意外なアングルで撮れることを発見しました。E7系をど正面に見据えて東京スカイツリーとコラボ。ただ、新幹線を足元まで入れるには脚立にでも乗らないと難しい感じですが。



北区立飛鳥山博物館で少~しだけ歴史の知識を仕入れ、自粛オール解除で賑わう飛鳥山公園に展示されている車両を軽く愛でます。
D51853



都電6000形6080号車


なにせ人が多いので恒例の「床下もぐり取材」は諦めました。。

そして本日のシメは王子駅前の明治通り(飛鳥大坂)を行き交う都電を撮影。最近は「東京さくらトラム」と呼ぶらしいですが都電です。都電荒川線です!(笑)
坂を下りてきたのは8900形8908号車。今はこれが最新型車なんですかね?



早稲田へ向けて坂を上るのは7700形。初代7000形を車体更新した新7000形を、さらに上記8900形並に再々改造した車。残念ながら吊掛け音は失われましたが、ローレル賞に輝いた軽快な車体は令和の時代も変わらず走り続けています。



以上、天気も良く、久しく遠ざかっていた「日常」を実感した1日となりました。


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リゾート21の走行音

2020-01-19 19:26:33 | 実物・資料系(現在)
昨日乗車した伊豆急行の2100系「リゾート21・黒船電車」の走行音をお届します。
MT46系の流れをくむちょっと懐かしい音色です。
会議用のICレコーダーで高感度設定のまま録ってしまったので音が歪みまくっている点はご容赦ください。

熱海駅発車から伊豆多賀駅までです。途中、来宮駅で列車交換のため長時間停車したところはカットしました。録音開始直後にブロワーが起動します。さあ出発!の気分が高まります。



城ヶ崎海岸駅から伊豆高原駅までです。てっきり上り勾配を爆走した気になっていましたが、実は伊豆高原駅の方が低いらしいです。(汗)



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