「ポッポの丘」の保存車両について、すでにご紹介した24系寝台車以外の車両について簡単にご紹介します。
看板のある入口からS字の坂を登ると大きな駐車場があって、それを取り囲むように数々の保存車両が置かれています。駐車場の左手に遊具などもある囲われたようなスペースがあって、ここが恐らく第一期?に完成した場所ではないかと思われます。
看板の脇から入ると左手にあるのがこちらの路面電車で、加越能鉄道(のちの万葉線)で活躍したデ7000形7052号車です。中は卵や各種土産品などの販売所になっています。
奥へ進むと先日紹介した「カフェT.K.G」があり、その脇にあるのが「いすみ200型」204号車です。
中は休憩スペースになっていて、たまごかけご飯などはこちらでいただけます。ただしエアコンはないので自然の風頼み。ちなみに冬はファンヒーターが稼働するようです(置いてあったので・・・)。
時計回りに見ていくと、隣にあるのは北陸鉄道モハ3750形3752号車。こちらも休憩室で、車内にはテーブルと割り箸が置いてありました。
その隣は銚子電鉄のデハ700形702号車。爽やかな水色が映えます。こちらも車内は常時開放されているようですが見そびれました。。
そしてこのエリアにもう1両鎮座しているのが赤黒塗装の銚子電鉄デハ700形701号車。
続いて駐車場正面です。地上に降りた千葉都市モノレール1000形。車輪などはすぐ近くの屋根付きの場所に保管されています。千葉モノレールは廃車モノレールの中でも人気が高くあちこちに嫁入りしているとのことです。そういえば何年か前に那珂川清流鉄道保存会のものも見学しましたね。あちらはしっかり軌道桁にぶら下がっていました。
千葉モノの奥にあるのがキハ38 1。晩年は久留里線で活躍した車両ですが、この頃はあまり乗り鉄・撮り鉄してなかったから個人的には馴染みの薄い車両ですね。
そして一番奥にある線路はなんと「活線」です。小型ディーゼル機関車(協三の10t機らしい)に車掌車がつながれて行ったり来たりしていました。
車掌車はヨ8000とヨ5000があり体験試乗できます。恐らく青20号と思われるブルーの中に1両だけ「たから号」もどきの黄緑色の車両が混じっています。わざわざ青くしなくてもいいのに・・・と思うのは鉄ちゃんの発想で、子供連れでも楽しめる施設ではこういうのもアリかも知れません。普通はこの手の塗り替えには辛口な管理人ですが、TKGが美味しすぎたので今回は甘めのコメントにしておきます(笑)。ちなみに到着時はこんなボロボロの状態だったようで、修復に尽力された方々の努力に頭が下がります。
この車掌車の後尾の方へ行くと、はい、赤い丸ノ内線が登場します!まあ実際は駐車場から丸見えなんですけど・・・。400形454号車。400形は各地で割と多くの仲間が保存されていますが、その中でもこちらの車両は内外とも状態はかなり良い感じです。丸ノ内線では500形が増備されてからは300形・400形は先頭に出ることはなくなりましたが、400形はドアが小窓のものに交換された程度で行き伸びたため、アンドン脇の方向表示灯やHゴム化されていない前面窓など、こうしてほぼ原型のままの顔が後世に伝えられることになりました。
車内はほぼ子供の遊び場になっています。
が、西新宿駅開業前の路線図や・・・
無電区間の瞬間停電時に点灯する予備灯などもしっかり残されています。
この日は運転室も解放されていました。さすが昭和の電車、狭いですね~。デッドマン装置を仕込んだマスコンハンドルは押さえつけるのに結構な力がいることを実感。見た目以上に力仕事だったんですね。。なお100円募金すれば3回タイフォンを鳴らせます。
このポッポの丘には車両以外の鉄道モノも持ち込まれています。中でも目を引くのがこのコンテナ群で、現役の19Dや少し前の18Cのほか、左下にはC20-12345などという希少番号モノもさりげなく置かれていてニヤついてしまいます。
駐車場の後ろの坂を登ると24系寝台車などがある第2?展示場になります。斜面を利用してケーブルカーが置かれています。神奈川県の大山にある大山観光電鉄で活躍した「たんざわ号」。「たんざわ号保存会」という団体がこの場所を借りて保存しているようです。
坂を登りきるとこんな顔が待ち受けています。左からクハ183-1527、同21、クハ111-1072、同2152です。
実は左端のクハ183以外は文字通り「顔」しかありません。後ろから見るカットモデルのなんとシュールなことか・・・。手前の湘南色にはパンタまで載っちゃてますね。これらは「千葉鉄道車両保存会」の所有・管理物のようです。
そして24系寝台の先頭に立つのがこのDE10 30です。今はなき、船の科学館の羊蹄丸の中に、スハフ44とともに展示されていた車両だそうです。
運よく車内公開日に当たったのでキャブ内も観察できました。ちょうどKATOのDE10をA寒地仕様で整備している最中なので旋回窓の状況などが参考になりました。
引き連れているオロネ24 2とオハネフ24 2については前回の投稿でご紹介したので割愛します。
展示されている車両はどれも綺麗に再塗装されており、それぞれの所有者やボランティアの方々の努力がしのばれます。入場料0円で運営を続けるのはなかなか大変なことと思いますが末永く続いてほしいと思います。少し涼しくなった頃、今度はいすみ鉄道のキハ乗車と抱き合わせで再訪したいと思います。
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看板のある入口からS字の坂を登ると大きな駐車場があって、それを取り囲むように数々の保存車両が置かれています。駐車場の左手に遊具などもある囲われたようなスペースがあって、ここが恐らく第一期?に完成した場所ではないかと思われます。
看板の脇から入ると左手にあるのがこちらの路面電車で、加越能鉄道(のちの万葉線)で活躍したデ7000形7052号車です。中は卵や各種土産品などの販売所になっています。
奥へ進むと先日紹介した「カフェT.K.G」があり、その脇にあるのが「いすみ200型」204号車です。
中は休憩スペースになっていて、たまごかけご飯などはこちらでいただけます。ただしエアコンはないので自然の風頼み。ちなみに冬はファンヒーターが稼働するようです(置いてあったので・・・)。
時計回りに見ていくと、隣にあるのは北陸鉄道モハ3750形3752号車。こちらも休憩室で、車内にはテーブルと割り箸が置いてありました。
その隣は銚子電鉄のデハ700形702号車。爽やかな水色が映えます。こちらも車内は常時開放されているようですが見そびれました。。
そしてこのエリアにもう1両鎮座しているのが赤黒塗装の銚子電鉄デハ700形701号車。
続いて駐車場正面です。地上に降りた千葉都市モノレール1000形。車輪などはすぐ近くの屋根付きの場所に保管されています。千葉モノレールは廃車モノレールの中でも人気が高くあちこちに嫁入りしているとのことです。そういえば何年か前に那珂川清流鉄道保存会のものも見学しましたね。あちらはしっかり軌道桁にぶら下がっていました。
千葉モノの奥にあるのがキハ38 1。晩年は久留里線で活躍した車両ですが、この頃はあまり乗り鉄・撮り鉄してなかったから個人的には馴染みの薄い車両ですね。
そして一番奥にある線路はなんと「活線」です。小型ディーゼル機関車(協三の10t機らしい)に車掌車がつながれて行ったり来たりしていました。
車掌車はヨ8000とヨ5000があり体験試乗できます。恐らく青20号と思われるブルーの中に1両だけ「たから号」もどきの黄緑色の車両が混じっています。わざわざ青くしなくてもいいのに・・・と思うのは鉄ちゃんの発想で、子供連れでも楽しめる施設ではこういうのもアリかも知れません。普通はこの手の塗り替えには辛口な管理人ですが、TKGが美味しすぎたので今回は甘めのコメントにしておきます(笑)。ちなみに到着時はこんなボロボロの状態だったようで、修復に尽力された方々の努力に頭が下がります。
この車掌車の後尾の方へ行くと、はい、赤い丸ノ内線が登場します!まあ実際は駐車場から丸見えなんですけど・・・。400形454号車。400形は各地で割と多くの仲間が保存されていますが、その中でもこちらの車両は内外とも状態はかなり良い感じです。丸ノ内線では500形が増備されてからは300形・400形は先頭に出ることはなくなりましたが、400形はドアが小窓のものに交換された程度で行き伸びたため、アンドン脇の方向表示灯やHゴム化されていない前面窓など、こうしてほぼ原型のままの顔が後世に伝えられることになりました。
車内はほぼ子供の遊び場になっています。
が、西新宿駅開業前の路線図や・・・
無電区間の瞬間停電時に点灯する予備灯などもしっかり残されています。
この日は運転室も解放されていました。さすが昭和の電車、狭いですね~。デッドマン装置を仕込んだマスコンハンドルは押さえつけるのに結構な力がいることを実感。見た目以上に力仕事だったんですね。。なお100円募金すれば3回タイフォンを鳴らせます。
このポッポの丘には車両以外の鉄道モノも持ち込まれています。中でも目を引くのがこのコンテナ群で、現役の19Dや少し前の18Cのほか、左下にはC20-12345などという希少番号モノもさりげなく置かれていてニヤついてしまいます。
駐車場の後ろの坂を登ると24系寝台車などがある第2?展示場になります。斜面を利用してケーブルカーが置かれています。神奈川県の大山にある大山観光電鉄で活躍した「たんざわ号」。「たんざわ号保存会」という団体がこの場所を借りて保存しているようです。
坂を登りきるとこんな顔が待ち受けています。左からクハ183-1527、同21、クハ111-1072、同2152です。
実は左端のクハ183以外は文字通り「顔」しかありません。後ろから見るカットモデルのなんとシュールなことか・・・。手前の湘南色にはパンタまで載っちゃてますね。これらは「千葉鉄道車両保存会」の所有・管理物のようです。
そして24系寝台の先頭に立つのがこのDE10 30です。今はなき、船の科学館の羊蹄丸の中に、スハフ44とともに展示されていた車両だそうです。
運よく車内公開日に当たったのでキャブ内も観察できました。ちょうどKATOのDE10をA寒地仕様で整備している最中なので旋回窓の状況などが参考になりました。
引き連れているオロネ24 2とオハネフ24 2については前回の投稿でご紹介したので割愛します。
展示されている車両はどれも綺麗に再塗装されており、それぞれの所有者やボランティアの方々の努力がしのばれます。入場料0円で運営を続けるのはなかなか大変なことと思いますが末永く続いてほしいと思います。少し涼しくなった頃、今度はいすみ鉄道のキハ乗車と抱き合わせで再訪したいと思います。
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