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地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

スリランカ・パラドックス

2009年03月08日 | sri lanka
最近のスリランカのニュースに心配になって連絡してきたお友達は
私が「海の近くでサーフィンしながら仕事してるよ」と返事したら
「テレビのCMみたい」と言った

ほんとに変な現実

一部では毎日何人もが死んでいるのに asahi.com「100人死亡」
その他の地域は
観光客が訪れる海と自然の美しい国
南のスリランカ人たちは
「北の様子はどう?」
「戦争はもうすぐ終わるの?」
「危なくないの?」
と興味深そうに私に聞いてくる

昨日 国内避難民キャンプの小さな子どもが
お母さんの腕の中で死んでしまった写真を見た

原因は下痢。。。

たかが下痢
でもか弱い子どもには 耐えられる力がないの

北で毎日起こっている現実

南でサーフィンしている私

ふむ。。。


中学生日記

2009年03月07日 | sri lanka
スリランカの日本人学校の中学生向けに
私の生い立ちや、選手時代のこと、今の職業を選んだ理由、今の仕事のことなどをお話して欲しいとお願いされて
何度ものドタキャンの末
ようやく出向くことができた

中学生相手にお話しするのは難しい
にきびいっぱい出てきたり
初めて恋とかしちゃったり!
色んな体の変化が出てきちゃったりとか?!きゃー
ってハイ 完っ全におばはんの私が
思春期の彼らに
何を話せば
何かを感じ取ってくれるのか
どんなことが心に響くのか
まったく想像もつきませんが
ちょうど彼・彼女らの年頃にしていたことを基準に
30分 マシンガントークさせていただきました

今思えば中学生は 私の第1次人格変化の時期だった
小学校6年生で親元を離れ
単身大阪に行くかどうかの決断を迫られた
もしかして両親はあそこで何も言わずに私に選択させたことを
今では後悔しているかも知れない
弱冠12歳の清水の決断以後
自分の人生は全部自分で決めてきた結果
今こんなところでこんなことしてるんだもん

大阪での最初の1年はものすごく辛かった
人生のうちで一番辛い時期のうちのひとつだったのは間違いない
ホームシックで毎晩布団の中で泣いていた
(同じように父も泣いていたらしい)←青春ドラマか
あそこで踏ん張って ものすごく強くなった
引っ込み思案だと押し潰されてしまうので
凛としていなくてはいけなかった
学校では 笑いをとらないと評価されないと思って
慣れないツッコミに精を注いだ毎日
今だから白状しますが
見たくもないのに
「二丁目劇場最高やな~」とか嘘ついてました
久々に帰省したとき
東京の友達は私の豹変ぶりにポカンと口を開けていた

こんなちょっとハチャメチャな我が人生を振り返って
昨日寝ながら考えた
私が大切にしていること してきたこと
  • 「こうなりたい」を追求すること
  • やりたいと思ったら、瞬時に慎重に考え、これだと思ったらすぐに動くこと
  • 他力本願にしないこと
  • 途中でやめないこと
  • 自分を信じること
4つめは書くのを少し躊躇した
途中でやめるという考えが
私にはまったくなかったから
それは水泳をしていたときもそうだし
今の仕事もそう
(少なくとも今まではね)
まあその二つだけですけどね
禁酒とかダイエットとか
根気なくすぐやめますけどねっ

こんな変わりもんのおばはんの話
あの子たちに何かのきっかけになっていたら嬉しーな。。。

涼しいお出迎え

2009年03月06日 | sri lanka
出張から帰ってきたらエアコンが部屋についてた

(>_<) うれしすぎ

大家にまたお金貸したからだけどさっ

でももうそんなことも言ってられなくて 暑くて

今回のワークショップ会場も 政府の施設だからもちろんエアコンなんてなくって

ダレました

暑さのために思いっきり機能低下中です

夏バテっぽいけど ここでは「夏」はありません

乾季の終わりバテ とでもいうか

でも雨季・乾季の周期が不定期すぎてまったく掴めない

命名 3月・4月バテ (←かっこわるい)

なんのこっちゃ

とにかく暑いんですよ!うざいくらい言いますよ!

IT'S SO HOT!

IL FAIT CHAUD!

TENGO CALOR!



あ、クーラーあるんだった

MADE IN?

2009年03月01日 | sri lanka
あまり戦争の話ばかりしていると
すごいところで生活していると思われて
知り合いを心配させちゃっているみたいなので
たまには本当の話をしなくちゃ。笑

ムライティブの戦況は緊迫状態にあって
ワウニヤの国内避難民キャンプもごった返して 酷い状況みたいだけれど
私の頭の中の少なくない部分もそのことで閉められているのだけど
体はコロンボでなんとも優雅な外国人の生活を満喫している

私がスリランカが大好きな理由のひとつは
ショッピング

え、コロンボのどこにショッピングできるところなんて・・・と思うかもしれないけれど
スリランカの繊維産業はなかなかのもので
ほら、よくMADE IN CHINA, MADE IN... アジア っていうお洋服を日本でも買うでしょ
そういうのを MADE IN SRI LANKA としてここの工場で作って
先進国で売っているのです
(商社の人に言わせると何だか最近はスリランカは人気ないみたいだけれど)
それもそのお値段ときたらアウトレットも真っ青
そういうののがコロンボのショッピングセンターで平然と売られているのを見つけては
「安い。。。むふふ」とほくそ笑むのが私の趣味なんです

images H&M  450円

images 一見2年前くらいに大流行したようなチュニック・・・ NAF NAF 495円

アリエナイ値段でしょー
ZARAもMonsoonもMorganも・・・
質も全然落ちないし
不良品というわけでもない
こんなお得にお洒落できるスリランカが大好き

でもよく見たらこのお洋服たち MADE IN INDIAって書いてあった
あれ・・・?
はて どういうことかしら。。。

むんむん熱帯夜

2009年02月27日 | sri lanka
2日前に朝3時までサッカー観ちゃって
まったく疲れがとれません。
まったく、最近リカバリに時間を要するわ。

それにコロンボ、最近すっごく暑い。
夜でも30度越えてる。
うちはエアコンつけてくれる約束で家賃も決めたのに
契約書にも入っているのに
大家さんは懐が厳しいらしく
なかなかつけてくれない。
気が弱い私は(←え)
厳しいの知ってるから
全然言えない。
あぢーーー
4月に向けてどんどん暑くなります。

最近仕事も生活もだらだらしてて、、、
なんかとてもリズムが悪いのに止められないよー!


コロンボ空爆

2009年02月24日 | sri lanka

LTTE コロンボ空爆

その夜 同僚宅の屋上でパーティをしていた私たちは

国代表への携帯へのメッセージで

すぐに停電が「防空処置」だと知ったのだけれど

本当に 遠くの低い夜空に 

見境なしにピュンピュン飛んでいる対空射撃を見たときは

BBCか何かでイラク戦争でも見ているか

ガンダムでも見ている気分になった(古。)

対空射撃がしばらく続いたあと

遠くの空が一瞬 丸く光って

「何かが爆発した」と紛争地経験豊富な国代表が言った

 

私はまだ何が起こっているのか全然把握できなくて

非現実的すぎて

遠くだったし 沢山の人と一緒に居たし めちゃ落ち着いていた(もちろん口は閉じていなかったけど)

 

10分経ったか 20分経ったかよく覚えていないけれど

結構長かったんだと思う

結局 それはLTTEの戦闘機2基で

2基とも射撃されて墜落して

近くに居た人たちが14人亡くなって 負傷者は50名くらい

飛行機が墜落したのは 私もよく行くホテルの隣だったから(ネイルしに行くところ)

 

めっちゃ怖いっす 

 

 

そのあと即座にみんなご飯食べ始めて(ミサイルの間も食べていた人いたけれど)

踊り始めて

スリランカ人は特にへっちゃらって感じで

私たちも SF映画観終わった後みたいに すぐに平静に戻っていて

何かすっごく変な感じ

「自分には絶対に影響ない」とタカをくくっている自分と

「そのときはそのときだ」と肝が据わっている自分を

つくづくたくましいと感じます

 

 

でも我に返ったらやっぱりちょっと怖くなった

人生最大の戦争体験の夜でした


逃げてきた人たち②

2009年02月19日 | sri lanka
昨日のBBCのトップニュースはスリランカ内戦と日本の経済相の辞任だった
外から見ていると 母国はほんとうに変わった国だこと

そんなことよりスリランカ
まったくもって緊急事態である

タミル人の国内避難民たちがあんまり口を割らないから
同じ国にいるのにものすごい情報が入ってくるわけではないスリランカ紛争事情だけど
みんなやっぱり命からがら 「セーフゾーン」に逃げてきているみたい

irin news
(英語だけど web翻訳とかで

逃げてきても 今度は収容所みたいなキャンプに入れられてる

その中でも早く学校再開できるように
必死こいて机とか椅子とか仮設教室とか文房具とか
オーダーしています。。。

私も現場行きたいよーん

アンジェリーナ・ジョリーの泊まった部屋

2009年02月16日 | sri lanka
これです これ

3-4年前に来たとき
まさにこの部屋に泊まったというのは
ジャフナでは超有名な話
一泊2500円(エアコン・朝食つき)

その部屋に私が・・・!ああ!

ゲストハウスの管理人への私の質問

「アンジェリーナも水シャワー使ったの?」

イエース

ぬぉぉ やるやんけ

じゃあ私も我慢するよ(>_<)

私の友達のコメント

「その部屋からブラッドに電話したかもね!」

そう この蚊帳の中から
レースのネグリジェに身を包んで、、、
やばい!妄想が!笑 


フィールドではごくごく普通のゲストハウス
停電しまくっても
水シャワーでも
なぜか快適でした

マイノリティーとアイデンティティ

2009年02月16日 | sri lanka
今回もフィールドではずっとサリーを着ていた私
リアクションとして何度か言われた言葉に
違和感を憶えた

「タミル・レディみたい!」

コロンボにいたら サリーを着ていても「シンハラ人みたい」とは言われない
絶対「これでお前もスリランカ人だね」といわれる

独立のために戦ってきたLTTEだけじゃなくて
普通の若いタミルの人たちの口から
自然にもれた言葉
タミル人のアイデンティティの方が
スリランカ人としてのそれよりも
先にあるのかもと思うのは杞憂かな