とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

コンチキチンは市民のお祭り

2011年07月17日 | とだ*やすこの活動日記
観るたびに感動する祇園祭。朝一番の辻回し。さぁ、いってらっしゃい!と見送られて威勢よく四条通に並ぶ鉾と山。午後、御池通を曲がり、新町通、室町通を通ってそれぞれの鉾町に戻る鉾。町内のみなさんが道に出て、お帰りなさいと拍手で労をねぎらう・・・「動く美術館」と称される祇園祭は世界的なお祭りですが、実は、住む人の、町衆の、市民のお祭りです。そのことに気づいて以来、わたしは祇園祭の虜。といっても、家族と行くと、わたしの熱さに反比例してみんなが冷めていく・・・来年からは、昔のようにひとりで行きたい!

祇園祭は、かつて前(さき)祭りと後祭り(還幸祭)があったのですが、ある時期にひとつにまとめて巡行するようになったそうです。17日の巡行は本来の前祭りに当たります。「後の祭り」とは、そのことを知らずに24日に入洛、巡行はすでに終わっていた・・・ということに由来する言い回しときいています(ほんとうかどうかはわからない)。還幸祭を復活させ、元の姿に戻そうという動きがあり、京都市長も積極的とのこと(追記:今年初めはそうでしたが、現在は静観・・・。警備や道路事情など、あまりに課題が多すぎ、反対が多いようです)17日に集中する観光客をふたつに分散する経済効果は大きいと判断されていると思います。楽しみです。

祇園祭は、ほんとに素敵。室町筋の会社跡地が多くマンションになり、新住民の祭りへの参加がにわかに盛んになっているそうです。誇り高く閉鎖的であって、それが魅力であった伝統行事ですが、担い手不足は深刻でした。しかし、最近は伝統の祭りに憧れて鉾町に引っ越してくる若い世代も多いそうです。わたしの友人も古参の新住民のひとり。彼女の計らいで息子はかつて占出山の巡行に参加させてもらっています。ほんとうに町内のお祭りという感じで、感動しました。

来年は、宵宵山が日曜日、宵山が祝日、巡行が火曜日です。興味のある方、一度、ご一緒しましょう。

画像は、新町通りを南行する放下鉾
鉾町のみなさんに迎えられて、無事の帰還を喜ぶ瞬間
お囃子も高らかです
コメント
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