とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

農業は将来性のある農業

2011年07月08日 | JR島本駅西まちづくり
京都新聞文化会議・ソフィアの記事を切り抜いて残していましたが、改めて内容を読むと、あさっての講演会の講師にお招きする渡辺雄人さんと少なからず関係がありそう。「同志社大学では5年前に京都市左京区大原に農場を開いた。大学院生が研究のかたわら就農しすでに一人前の農業者として自立している」とありますが、それこそが渡辺さんではないのかな、と思います。そのはずです。

ジャガイモなどの収穫期と重なり、とても忙しくしておられるようですが、いよいよ明後日になります。こちらも最終準備に追われています。ゆきとどかない点があるのではないかと、実はハラハラ、ドキドキです。ふれあいセンターのプロジェクターには、多々泣かされていますから・・・しかし、なにがあっても、よい学びのライブにします!ので、ご参加をお待ちしています。

お知らせ&お誘い

とだ*やすこの
  まなびとひろば(第4回)

小規模有機農業で京都大原に暮らす
~ 都市近郊農業の可能性 ~

講師 渡辺雄人さん
ヴィレッジ・トラストつくだ農園
同志社大学大学院・総合政策科学研究科・ソーシャル・イノベーション研究コース卒

7月10日(日)2時~4時 開場 1時45分 
ふれあいセンター3階・視聴覚室
参加無料
主催:とだ✽やすこのまなびとひろば


「防災」「減災」「耐災」という点から考えても、今ある農地をこれ以上破壊するのは得策ではない。ご先祖様にも、未来の子孫にも申し訳がたたないように思えます。「土地を持たない者のお気楽な考え」といわれればそれまでかもしれません。ただ、母方の祖父が京都市の山科区に遺した土地の売却についてパチンコ業界から打診があった際、伯父が断固として手放さなかったことが記憶にのこっています。

そもそも人間以外の生き物には土地を所有し、金銭で売買するという概念がありません。土地が金銭で売買されたり、相続によって引き継がれたりすることを否定はしませんが、土地というのは本来すべて公共性のあるものです。土地を所有するものには責任が伴う、とわたしは考えます。農地を失う影響と大学立地で得るものとを比べると、今ある農空間を破壊しての大学立地を歓迎できません。町内には他に、やがて手放されることになろうかと思える民間企業所有の候補地があると思うからです。

それはともかく、3月27日に掲載された京都新聞・ソフィア、今里滋教授の記事をご紹介します

今里滋氏 自給の知恵こそ耐災の要
災害は防がねばならない(防災)。防げなかった災害には耐えねばならない(耐災)。耐え抜いて、同種の被害を繰り返さない態勢と構造を可及的速やかに創(つく)り出さなければならない(克災)。

戦後の日本は世界でもまれに見る規模と早さで都市化が進んだ。都市計画区域(=国土交通省の“領土”)と農業振興地域(=農水省の“領土”)が分断され、市街化区域内農地は大都市ほど例外的存在となっていった。つまり、日本の都市は防火帯、避難場、排水池などともなる田畑を排除してしまった結果、住宅や事業所が密集し、災害に対してきわめて脆弱(ぜいじゃく)な都市構造を持つに至ったのである。

加えて、豊かな消費と高度な利便性を享受する現代の都市的ライフスタイルは、生活物資やエネルギーのほとんどを外部に依拠しているが故に、災害がもたらす非常事態に十分に対応しきれない。地域コミュニティーが機能しない所では事態はさらに悪化する。電気やガスがなければご飯も炊けず、近所からの支援も少ない。孤立と絶望が人々を苛(さいな)む。

仙台市で被災した高齢の母親のことを知人が話してくれた。彼女は炭を備蓄しており、ライフラインが止まった後は炭火と鍋でご飯を炊き、家族から「こっちの方が美味(おい)しい」と感謝されたという。彼女の様に、かつて日本人は農との関わりが深く、生活需要の少なからぬ部分を自作・自給していた。戦災を耐え抜けた一因はこの自給の知恵と技術を相互扶助の精神が支えたことにもあった。

同志社大学では5年前に京都市左京区大原に農場を開いた。大学院生が研究のかたわら就農しすでに一人前の農業者として自立している。社会人を対象とした同志社有機農業塾からは何人もの新規就農者が輩出した。自立自給型生活論の授業では味噌(みそ)や醤油(しょうゆ)作りから炭焼きまで行い、自給の理論と技術を習得する。

自給志向型有機農業にこだわるのは、命・食・農の連関を重視するほか、農業は学生の就職先としてきわめて魅力的で将来性豊かな産業たり得ると思うからだ。加えて、今般の震災によって、防災、耐災および克災の観点から、農と自給の果たす大きな役割と可能性が再認識できたように思う。市街地内農地の意義を訴えるとともに、災害にも強い自給型有機農業者の育成に努めていきたい。(同志社大教授)

[京都新聞 2011年03月27日掲載]


画像は、島本駅の西側出口にあるツバメの巣
巣のなかは、いったいどのようになっているのだろう
あさっての野鳥観察会「におの子」では、講師の先生が
簡単で特別な方法で、子どもたちに巣のなかをみせてくださるそう
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水源の里に生きる

2011年07月08日 | とだ*やすこの活動日記
画像は、「水源の里」は、綾部に自生するヤマブキを天然水と上質の調味料で焚いた佃煮です。

前綾部市長・四方八州男さんが、昨年7月の「まなびとひろば」の際に持参してくださいました。当日は試食していただけなかったのですが、以来、法事のお供養や手土産などに使わせていただいています。自然食を好まれる方、食通の方に評判です。島本町でも「購入したい!」「とりまとめて!」とのご要望を受けていました。ようやく7月10日のまなびとひろばでご紹介することができます。

また、綾部市では、樹齢数百年の栃の木が群で自生しているものの、鹿に食べられてばかり!これではしょうがない!もったいない!とネットを張って栃の実を守り、高齢化率ほぼ100%、7人の集落でトチノミのおかきとせんべいを手作りしておられます。栃の実おかきとあられも入手しています。集落すべての住民7人(一人の男性を除いて65歳以上の女性)が関わっておられます。

ヤマブキもトチノミも、第3セクター「緑土」の扱っておられる商品ですが、四方さんのご縁で、以来、代表の方と電話での交流が続いています。綾部市の過疎集落、水源の里はとても元気です。胆力と洞察力のある政治家であった四方さんの理念、発想、洞察力が継承され、今なお、さまざまなビジネスが生まれているのだと思います。地域の再生の鍵は、地域のなかにあります。行政も商店街も住民も、嘆いてばかりではなにも生まれません。もちろん議員もです。

7月4日のブログをUPしました
世界の中村修二さん・世界の石井幹子さんの講演を拝聴しました
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