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「論点」の明確化

2018年11月01日 15時27分15秒 | 極和ファシリテーター

議論をする場合には

何が「論点」かを明確にする必要があります。

 

今日あるテレビ番組で、以下について取り上げていました。

白金に100人規模の保育施設を作る・・と言った

区の説明に住民が反対している!というもの。


ところがこの取り上げ方は大いに「論点」がずれていました。


最初拝見した時は、

白金という高級住宅地に保育所を作るのを

地元住民が反対している!という印象でした。

ところが住民が反対しているのは

建設予定地の公園を潰すことに反対しているだけで、

保育所を作ることに反対しているのではないということ。

報道の仕方によって「論点」がすり替えられる怖さを感じました。


しかもその公園は5年後には国道の予定地になっているというもの。

現在保育園の待機児童が100名を超えるため、

緊急にその対策を講じようというものでした。


一番の目的は、待機児童対策です。

論点は保育所建設賛成・反対ではありません。

論点は建設場所です。(プラス税金の使い方)

区では19カ所の建設可能場所の調査を行い、

それだけの広さがあるので、今回の公園を潰して・・・

ということになったようですが、

そもそも待機児童が100名いるからといって、

100名まるまる受け入れる施設が必要なのかどうか?

しかも、今回はたまたま100名急増したのであって、

少子化の現在100名規模の保育所の必要性が

今後あるかどうか不明です。


私だったら、30~40名規模の保育所を

3か所作った方が将来のことを考えてもはるかに良いと思います。

費用は100名1か所よりもかさむとは思いますが、

5年後に無くす必要もないし、もし少子化で利用者が減る場合には

1か所ずつ閉園していけばよいのです。


そうすれば待機児童の問題を解決することができて、

公園を利用している人たちにとっては

今後道路ができるまでは公園を利用することができます。


何か問題を解決しようとする場合、

他の問題を引き起こすようなことはできるだけ避けたいものです。

そのためには「論点」を明確にすることが大事ですし、

「論点」のすり替えなどがあってはなりません。


そして、そこに関わる人、組織、地域

みんなの満足を得られる結果を引き出して欲しいものです。

 



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