極和ファシリテーションで活き・粋・自分らしく輝いて生きよう♪

活き・粋・自分らしく生きるためのマインドアップ!!
相手と自分と組織の満足アップ!!

ダチな仲間

2006年07月31日 17時02分14秒 | 異業種・異能種交流
先月に引き続き、

今月も「dachi」の定例会に参加しました。

だって~!

ここに参加しないと、何を言われるかワカラナイ!!

ってことは、参加する方がいいかな?


そして、参加できるようになった理由のひとつは、

開催場所が全面禁煙だから♪


実は、タバコの臭いがとっても苦手なので、

換気の悪い場所だと、行きたくても二の足を踏んじゃいます。

何しろ、30分以上タバコの臭いを嗅いだら、

翌日、寝込むほど頭痛と吐き気がひどくなるのです。


なもんで、最近dachiに参加する理由は、

開催場所のせいかもなぁ~と、ちょっと思っています。


それから、このdachiのメンバーは、

異能種な仲間たちなので、

情報量も凄ければ、活動内容も素晴らしい人たちばかりなのです。


最近も、dachiメンの一人が、日本JC(青年会議所)の

「人間力大賞」を受賞されました。


***以下、引用です**********************************************

7月21日に横浜市みなとみらいのコンチネンタルホテルにおいて、

(社)日本青年会議所主催の第20回「人間力大賞」の授賞式に招待され、

見事、立岡は「人間力大賞(10名が受賞)」に選ばれ、

環境大臣奨励賞を受賞することができました。

http://www06.jaycee.or.jp/2006/information/human/modules/tinyd0/index.php?id=4

仙台からの大賞受賞は福祉マップの伊藤清市さん以来の6年ぶりの3人目となります。

とにかくワンファミリー仙台のゴミ拾いの活動が環境大臣に認められたことに、

只々嬉しく思っております。メンバーも活動に誇りをもった様です。

今後、NPO法人の事業を展開していくのに、大きな大きなはずみとなることと思います。

一人でも多くのホームレスが自立にむけて、

進むことができればいいなぁ~と思っているしだいです。

******************************************************************

ホームレスの皆さんと一緒に、毎週、毎週ゴミ拾い活動を行ったことへの

表彰です。そして、ホームレスの人たちの自立支援をされています。

これからの益々のご活躍を期待したいと思います。

立岡さん

おめでとうございました。

(^O^)/C□☆□D\(^_^ ) カンパーイ♪


コミュニティを見直す!

2006年07月30日 16時56分55秒 | 社会との関わり
7月22日自治体学会東北の主催で

『コミュニティを見直す』というシンポジウムが開催され、

パネリストとして、お話させて頂く機会を頂きました。

コーディネーターは、東北大大学院教授の山本啓先生

パネラーは、

先の基調講演をされたNHKの堀尾正明アナウンサー、

仙台都市総合研究機構企画部長の細田洋子さん

そして私の3人。


参加者は、自治体学会の会員さんが10数名と、一般の方が40人ぐらい?

地方自治体の職員の方が多かったようです。

でも、この自治体学会の対象は、決して地方自治体の職員だけではなく、

住民も含まれているのだけど、

自治体学会・・・というと、普通の人は自治体職員の人が対象と思ってしまいそう。


で、肝心の「コミュニティ」については、官民の協働、

モチベーションの維持、コミュニティを維持するにはどうしたら良いか?

という話題になりました。


【官民の協働】については、

官と民が、向かい合う関係(やってもらう側と、やってあげる側)ではなく、

目的(安心・安全な生活等)に向かって、横並びの関係で歩むのがベストだと

思いますし、皆さんからの賛同も頂きました。


それから、リーダーシップのあり方についての話も少しだけ出ました。

最近は、21世紀型(インクルーシヴ)リーダーシップが

取り入れられるようになってはきたものの

日本は、まだまだトップダウン・リーダーシップが根強いので、

この文化は、そう簡単には崩れないのかな?とも、思いました。


また、都市総研の細田さんが、都市総研とNPOとで連携して

二十人町に畑を作ることで、そこに新旧の住民や、

農業高校の生徒さんなどを巻き込んで

コミュニティを作り上げています。


細田さん曰く、これからのコミュニティには

「子供を巻き込んでいくこと!」ということで、

地域活動は、小学生を巻き込んで行っているものが多いのでした。


大人とこどもも混在する地域コミュニティは大切かも知れませんね。


私は、今回のこのコミュニティを見直す・・・というシンポジウムに参加して、

NHKの「ご近所の底力」という番組を知り、

これからは、町内会活動を見直すべきではないかと、

問題意識を持ちました。

宮城県では、あと10年以内とか、30年以内には、必ず

大きな地震が起きると言われています。


皆さんは、ご近所に住んでる方々のお顔はご存知ですか?


地震被害を受けたとき、ライフラインが復旧するまでの、

最低3日間とか、1週間を、どのように生活するか?!

ということが非常に大切になってきますし、

このときばかりは、隣近所、皆で協力するしか

生きる道は無い!と言っても過言ではない事態になると思います。


今から、町内会費で、各班に、食料と水のストックと、簡易トイレを

常備するとか、何かそういったことを通じて、

町内会の存在意義を確認できたらいいのではないかと思っています。


昨年から今年にかけて、地元新聞には、

町内会に加入していない人のゴミ出しを禁止した地域があったり、

町内会のトラブルも多いようです。

役員の引き受けてもなく、行政の下請け的存在でしかない町内会

今こそ、このリアルなコミュニティである町内会を

活性化できたらいいのになぁ・・・と思った次第です。

恐るべし!ご近所の底力

2006年07月25日 19時05分16秒 | 社会との関わり
22日(土)国際センターで、

自治体学会東北地域によるシンポジウム

「コミュニティーを見直す」が開かれました。

基調講演は、NHKの「難問解決!ご近所の底力」でお馴染みの

堀尾正明アナウンサー。

このようなテレビ番組があるのを存じ上げなかったのですが、

紹介用に10分にまとめた番組内容を拝見してビックリ!!

見せて頂いたのは、空き巣で悩んでいた東京杉並区のお困りご近所の話題。

年間届出100件もあった空き巣事件が、

3つの妙案をご提供頂いて、それに挑戦し、

1年後には、ナント!空き巣の届出がゼロ!になったそうです。


3つの妙案とは、

【1】元空き巣の方に教わる。(春日井市の事例)

○ポスターの剥がれを失くす。
   (ポスターが剥がれているところは、空き巣のねらい目だそうです。)

○放置自転車を無くす。
   (放置自転車は、2階にあがる際の良い足場になるそうです。)

○エアコンの室外機の上に、モノを置く。
   (モノがあると、それをよけないとその場所を足場にできないので敬遠される。)

○家の周りにジャリを敷き詰める。
   (歩くと音がするでの、敬遠されやすい。)

○子供が遊んでる街は、空き巣が少ないらしいです。

○鳴く犬より、鳴かない犬の方が、空き巣にとっては恐いそうです。
   (空き巣は、何十種類もの犬の好物を知っていて、犬の好物を与えて手名づけるそうです。)

【2】町全体で、挨拶をする。(神戸・北須磨地区)

○挨拶をしっかりしている街は、犯罪が激減するそうです。

【3】ハデにパトロールをする。(世田谷区)

お揃いのジャンバーなどを着て、大きな声を出して町内を定期的にパトロールする。


決して、お金をうんとかけたとか、難しいことに挑戦したわけではなく、

町民の皆さんが一体となって、上記のことに取り組んだだけで、

空き巣100件がゼロになってしまうなんて、

スゴイ!と思いませんか?



最近、子供たちの通学の際の安全を確保するためにも

参考になる意見が得られる番組だと思いました。

このような事例を一つとして、既に何十、何百の妙案が寄せられています。

詳しくはこちら♪

http://www.nhk.or.jp/gokinjo/

是非あなたのご近所の問題を相談したり、妙案があれば答えてあげたり

解決に向かうことができたら、素敵ですね♪

今度は、31日(土)の夜10時から!

ゲストは和田あき子さんだそうです。

是非、私も見てみたいと思っています。

ファシリテーション実践講座最終回

2006年07月18日 16時27分05秒 | ファシリテーション講座情報
7月15日、ファシリテーションの実践講座の最終回を開催致しました。

今回は、ファシリテーションを活用して、実際にどのように活かせたか?

あるいは、自分自身の変化などについて、

一人3分間のスピーチをして頂きました。


職場で、誰ともコミュニケーションが取れない部下が居るが、自分とは話せるようになったり、いつも同じ話をするコンサルの先生の話を受け取って聞いたら、話の内容が次のステップに進んだ・・・とか、会議の進行をしたときに、時間配分や、全員の話を聞くことも行ったのに、早く終わらせることができ、その時間を更に有効活用できた。職場で、実際にファシリテーターをやる機会を得たとか、実践講座の受講後に講師デビューをして、緊張しないでできた・・・・などなど、皆様がここでの学びを活かしてくださっているお話に、とても嬉しく思いました。


それでは、本日のエクササイズです。

「言いたいこと」と、「聞こえたこと」がマッチしているかどうか?

発表の良かった点や、感想を聞いて、

発表者のレベルアップに向けて、ファシリテーション・チェック!!


チェックポイント&フィードバックの内容はこちら♪


● 話したいことを○○と□□について話しますと最初に話すと『聞く耳』ができる。

● もしくは、話したいことは2つです。(と、言う方法もOK!)

★☆★ 要は、相手に『聞く耳』を持たせられるかどうか?

    良かった点と悪かった点、成功例と失敗例 などと話すと
 
    わかりやすい。


● 前置きに時間をかけない。

★☆★ 肝心の話に入る前の話が長すぎる場合がある。前置きは簡潔に!


● 視線を合わせる。

★☆★ 視線を合わせるのは、コミュニケーションの基本です。

    上や下を向かずに、一人ひとりとゆっくり視線が合わせられるように

    しましょう!広い会場の場合は、4隅に視線を送るようにしましょう。


● 自分で言って、自分で笑わない。

★☆★ 人前に立つことに慣れていないと、つい自分で言って笑ってしまうことも。
   
    講師は、決してやってはいけない、ナルシスト的態度です。

    (相手軸ではなく、自分軸の証拠になってしまいます。)


● 専門用語や、自分だけ知っている言葉は極力使わない。

★☆★ どうしても使う場合は、一文で説明して使うこと。

    知らない言葉が出た時点で、相手に「わからない話」と

    思わせてしまっては損!


● 場面の説明をする場合は、みんながイメージしやすいように

  具体的に名前(居る人の名前を使ったり)などを出して話す。

★☆★ その場に居合わせなかった人に、いかにイメージできるように話すかが大事!




その他、講師として前に立ったときに、振っても答えてもらえない場合に

どうしたら良いか?  

★☆★ 失敗しない振り方&当て方


自分がファシリテーターをしているときに、仕切りやさんが現れたらどうするか?

★☆★ 煮るなり、焼くなり・・・ではないですが、もっと出てもらうか、

    多少ひっこんでもらうか、サジ加減が必要です。


さらに、場をぶち壊すようなとんでもない発言をする人が現れたらどうするか?

★☆★ これは、講座に出てくださった方だけの秘密にしましょう♪



以上、今回は、2時間半という短い時間の中で、かなり中身の濃い

授業を展開させて頂きました。

非常に吸収力の高い生徒さんばかりでしたので、

かなり早口で、皆さんメモを取るのも大変だったかも知れませんが、

受講生の皆さんも講師も充実した時間を過ごせたのではないかと思います。


今後実践講座は、夜間4回ではなく、1日講座として実施したいと思います。

受講者一人ひとりに発表してもらって、フィードバックをして、

それで終わるのではなく、フィードバックを活かして、

もう一度発表して、ステップアップしてから終了・・・という状態に

したいからです。


ファシリテーターとしてのスキルアップを目指したい方は、

是非29日のファシリテーター養成講座へご参加ください。

こちらは、一人ひとりの個人レッスンタイムを2回ずつ設け、

さらに全員からのフィードバックも得て頂ける、

非常に中身の濃い、合宿に匹敵するぐらいの内容で行います。

これだけ時間をかける講座は、今年最後になってしまうと思いますので、

まだ受付可能ですので、皆さん是非このチャンスを活かしてください♪

特に、講師業の方には、「講師力」=教える力、伝える力が

1ランクも2ランクもレベルアップすること間違いない内容ですので

是非ご参加をお待ちしています!!



それでは、本日の講座の皆様からのご感想です。

○ 講師のフィードバックがわかりやすく、自分の仕事にすぐ応用できる気持ちになった。
○参加者の意識が高いので、自分の参考になる部分が多い。
○私自身が、前回参加したときより、余裕があり、今日の講習は参考になる所が多かった。講師を目指す私は、大塚先生の言葉や、受講生の話を受け止め、返すところが、すごく参考になり、マネしたいと思っています。

○自分で何かを変えないと、会議や人とのコミュニケーションがうまくできないと思うが、そのわからなかった何かが、変えられそうな気がしている。
○これまで気づかなかった、自分に欠けている何かがわかった。
○基礎から学ぶことが自分には必要だと改めて今日感じました。

○体系的にコミュニケーションというものの中の一部分ですが、学ぶことができました。奥が大変深いものですが、無意識に聞き流すクセがついていたことを改めてこの場で気づかされることができました。

○フィードバックで新たな良い点、悪い点を気づかせてもらえたこと、いつも新しい話で、楽しく参加できること、実践講座ラストだったため、全体を振り返った総まとめの話が聞けて大変良かったです。

○確かに1日などまとまった時間でやることが意味あるのだと思いました。それでも短い時間の中で、要点を伝えて頂いて、本当に充実した研修でした。ありがとうございました。

○自分のプレゼンの欠点を指摘してもらって、やり直させてもらえたのが良かった。
○ファシリテーションがどのようなものか、少し理解できたように思います。今回学んだことを少しでも自分の身につけたいと思います。
○ハーマンモデル研修に興味があります。

○最終日なので、まとめに時間を掛けて頂いたこと、「これ使えそう!」という話が多く聞けたのが良かった。
○新しい視点を持つことができました。ありがとうございます。まだまだ勉強し始めたばかりなので、是非次の機会も作って、受講したいと思います。


団体中央会仙台 女性プラザ

2006年07月17日 00時11分11秒 | 異業種・異能種交流
団体中央会(組合などの組織を支援する組織)の中に、

女性プラザという女性の組合活動をされている方や、

女性経営者が参加している組織があります。


私も数年前から、参加させて頂いておりますが、

実はあまり活動に参加できず申し訳なく思っております。

7月12日は、総会でしたので、参加させて頂きました。

女性経営者の先輩方がほとんどで、私より若い人は、

組合の事務局の女性ぐらいでした。


今回は、総会終了後に山形の女性の方々との

交流会も行われました。

久々に、女性経営者の皆様のお話を伺うことができて、

自分ももっともっと頑張らないといけないなぁ・・・と

大いに刺激を受けて帰って参りました。


ただひとつ、残念なことが・・・。

それは、私と同じ年代の方が、

明らかに年配の女性経営者に対して、

ため口で話をしていたこと。

いくら肩書きが「社長」であっても、

自分よりも年上の方には、敬語を使うのが当たり前。


「伸びるほど、頭を垂れる稲穂かな?」

 (育つほど・・・だったかな?)


中学を卒業するときに、

担任の先生がサイン帳に書いてくださった言葉です。


そのときは、意味がわからなくて、母に教えてもらいましたが、

自分も年を重ねるごとに身に沁みる言葉です。


人と人は、ひとりの人間として対等だと思いますし、

どちらが偉いか?は、無いと思います。

でも、人間として対等なのと、

だからと言って、ため口をきいて良いというのは別問題です。


先輩に対しては、やはり敬語が当然だと、

自分の身を引き締めました。

井戸端ランチ交流会

2006年07月16日 21時19分15秒 | NPO
NPO法人ウイメンズサポートセンターでは、

毎年、仙台に住み始めて間もない女性のための

「井戸端会議」を開催しています。

今年も6月29日に開催致しましたが、

その第二段として、7月11日にランチ交流会を開催致しました。


リーダーは、ファシリテーション講座をずっとお手伝いしてくださっている

Hさんです。


講座で学んだことを実践する場として、

彼女のファシリテーターぶりを拝見させて頂きました。


笑顔で、落ち着いて、なごやかな場を作っていて、

とても安心して見ていることができました。


NPOの活動は、人づくりでもあります。


出逢った頃は、普通の主婦だったHさんが、

パソコンの講師をしたり、PTAの役員や、町内会の役員などもされ、

講座やイベントの司会もこなせるようになりました。


今回は、ファシリテーターとして、

充分自信を持てる機会になったのではないでしょうか?


第二、第三のHさんを目指して、

さまざまなスキルを身につけたいと思われる方、

是非、With(NPO法人ウイメンズサポートセンター)

一緒に活動しましょう!




男の美学(中田選手の引退表明)

2006年07月04日 12時05分41秒 | サッカーに学ぶ!
中田英寿選手が、サッカーのプロとしての引退を表明しました。


それで、なるほど・・・・ブラジル戦終了後の涙の理由も

なんとなく理解できた気がします。



私は、バレーボールをやっていましたが、

例え結果が負けであっても、試合終了後に

爽やかな清々しい気持ちになった試合は、いつまでも覚えています。


それは、自分が自分の力を出し切れたとき。

普段以上の力が出せたとき。

そして、チームが一丸となって、自分たちの力を出せたとき。

チームが一体化して、予想以上の力を発揮できたとき。



中田選手が全日本の選手に求めたのは、

こういうことじゃなかったのかと思います。


試合に勝っても不満足な試合もあれば、負けても自分たちを称えたい試合もあります。


全力・・・あるいは、普段以上の力を発揮して戦えたとき、

結果はどうであっても、満足感が得られるのではないでしょうか?

素直に、相手の勝利を喜べるのではないでしょうか?

もちろん、心の中ではリベンジを誓うと思いますが・・・。



中田選手の現役としての最後の試合・・・ブラジル戦・・・最後のワールドカップ


彼自身は、体がボロボロになるほど、走ったし、相手選手と体を張り合ったと思います。

でも、チームとしては、どうだったか・・・。

残念ながら、同じような気持ちで戦ったのは川口選手ぐらいじゃないでしょうか?


同じ負けでも、メンバー全員が力を出し切った試合をして

終わらせてあげたかった・・・・・・・。


それだけが、とてもとても残念です。



以下は、中田選手のHPに掲載されていた文章です。


“人生とは旅であり、旅とは人生である”


  2006・7・3


~1985年12月1日―2006年6月22日~


 俺(おれ)が「サッカー」という旅に出てからおよそ20年の月日が経った。8歳の冬、寒空のもと山梨のとある小学校の校庭の片隅からその旅は始まった。


 あの頃(ころ)はボールを蹴ることに夢中になり、必死でゴールを決めることだけを目指した。そして、ひたすらゲームを楽しんだ。サッカーボールは常に傍(かたわ)らにあった。


 この旅がこんなに長くなるとは俺自身思いも寄らなかった。山梨の県選抜から関東選抜、U―15、U―17、ユース、そしてJリーグの一員へ。その後、自分のサッカー人生の大半を占める欧州へ渡った。


 五輪代表、日本代表へも招聘(へい)され世界中のあらゆる場所でいくつものゲームを戦った。


サッカーはどんなときも俺の心の中心にあった。サッカーは本当に多くのものを授けてくれた。喜び、悲しみ、友、そして試練を与えてくれた。


 もちろん平穏で楽しいことだけだったわけではない。それ故に、与えられたことすべてが俺にとって素晴らしい“経験”となり、“糧”となり、自分を成長させてくれた。


 半年ほど前からこのドイツワールドカップを最後に約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていた。


 何か特別な出来事があったからではない。その理由もひとつではない。今言えることは、プロサッカーという旅から卒業し“新たな自分”探しの旅に出たい。そう思ったからだった。


 サッカーは世界で最大のスポーツ。それだけに、多くのファンがいて、また多くのジャーナリストがいる。選手は多くの期待や注目を集め、そして勝利の為(ため)の責任を負う。時には、自分には何でも出来ると錯覚するほどの賞賛を浴び、時には、自分の存在価値を全て否定させられるような批判に苛(さいな)まれる。


 プロになって以来、「サッカー、好きですか?」と問われても「好きだよ」とは素直に言えない自分がいた。責任を負って戦うことの尊さに、大きな感動を覚えながらも子供のころに持っていたボールに対する瑞々(みずみず)しい感情は失われていった。


 けれど、プロとして最後のゲームになった6月22日のブラジル戦の後、サッカーを愛して止まない自分が確かにいることが分かった。自分でも予想していなかったほどに、心の底からこみ上げてきた大きな感情。


 それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い。厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。


 これまでは、周りのいろんな状況からそれを守る為、ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振る舞った。しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れすべてが一気に溢(あふ)れ出した。


 ブラジル戦の後、最後の芝生の感触を心に刻みつつ込み上げてきた気持ちを落ち着かせたのだが、最後にスタンドのサポーターへ挨拶(あいさつ)をした時、もう一度その感情が噴き上がってきた。


 そして、思った。


 どこの国のどんなスタジアムにもやってきて声を嗄(か)らし全身全霊で応援してくれたファン――。世界各国のどのピッチにいても聞こえてきた「NAKATA」の声援――。本当にみんながいたからこそ、10年もの長い旅を続けてこられたんだ、と……。


 サッカーという旅のなかでも「日本代表」は、俺にとって特別な場所だった。


 最後となるドイツでの戦いの中では、選手たち、スタッフ、そしてファンのみんなに「俺は一体何を伝えられることが出来るのだろうか」、それだけを考えてプレーしてきた。


 俺は今大会、日本代表の可能性はかなり大きいものと感じていた。今の日本代表選手個人の技術レベルは本当に高く、その上スピードもある。ただひとつ残念だったのは、自分たちの実力を100%出す術(すべ)を知らなかったこと。それにどうにか気づいてもらおうと俺なりに4年間やってきた。時には励まし、時には怒鳴り、時には相手を怒らせてしまったこともあった。だが、メンバーには最後まで上手に伝えることは出来なかった。


 ワールドカップがこのような結果に終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。俺がこれまでサッカーを通じてみんなに何を見せられたのか、何を感じさせられたのか、この大会の後にいろいろと考えた。正直、俺が少しでも何かを伝えることが出来たのか……ちょっと自信がなかった。


 けれどみんなからのmail(メール)をすべて読んで、俺が伝えたかった何か、日本代表に必要だと思った何か、それをたくさんの人が理解してくれたんだと知った。それが分かった今、プロになってからの俺の“姿勢”は間違っていなかったと自信を持って言える。


 何も伝えられないまま代表そしてサッカーから離れる、というのはとても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”がきっと次の代表、Jリーグ、そして日本サッカーの将来を支えてくれると信じている。


 だから今、俺は、安心して旅立つことができる。


 最後にこれだけは伝えたい。


 これまで抱き続けてきた“誇り”は、これからも俺の人生の基盤になるだろうし、自信になると思う。でもこれは、みんなからの“声”があったからこそ守ることが出来たものだと思う。


 みんなの声を胸に、誇りを失わずに生きていく。


 そう思えればこそ、この先の新たな旅でどんな困難なことがあろうと乗り越えていけると信じられる。


 新しい旅はこれから始まる。


 今後、プロの選手としてピッチに立つことはないけれどサッカーをやめることは絶対にないだろう。旅先の路地で、草むらで、小さなグラウンドで、誰かと言葉を交わす代わりにボールを蹴るだろう。子供の頃の瑞々しい気持ちを持って――。


 これまで一緒にプレーしてきたすべての選手、関わってきてくれたすべての人々、そして最後まで信じ応援し続けてきてくれたみんなに、心の底から一言を。


“ありがとう”


ひで


(ホームページから原文のまま許可の元転載しています。)


ファシリテーター養成講座を開催します!

2006年07月03日 23時24分29秒 | ファシリテーション講座情報
6月10日に開催した、ファシリテーター養成講座は、

受講者の皆様に大変ご満足を頂きました。


そのときにできなかったことを追加して、バージョンアップした

ファシリテーター養成講座を開催することにしました。


ファシリテーター養成講座では、一人ひとりが解決したい課題を

個別に打ち合わせて、それを講座の中で実際にやって頂きます。


例えば、講師を目指す方が、自分の教えたいカリキュラムを

実際に当日の参加者に向けて、講習を実践します。


話し方、声のトーン、説明の仕方、進行の仕方、コンテンツの内容など、

あらゆる角度からのフィードバックを得ます。

それは、講師からだけでなく、受講生同士で、フィードバックを行いますので、

複数のフィードバックを得ることができるのです。


また、当日の参加者は、自分の実践に対して、講師や他の受講者から

フィードバックをもらいますが、

他の方へのフィードバックそのものも、非常に参考になります。


講師が、個別に指導するのは、通常は個人レッスンの場になりますから、

このような講座の中で、個人レッスンを受けられるのは、大変お得!かも!!


今回は、受講者最大15名までの少数制で実施し、

一人ひとりに掛けられる時間を確保します。


また、受講者全員からのフィードバックを、

後日データにしてお渡ししますので、合宿に近いような中身の濃さとなっています。


今回は、今までの受講者や、講師を目指す方を対象に行いたいと思っていますので、これから講師を目指される方には、是非ご参加いただきたいと思います。



ファシリテーター養成講座

開催日時 7月29日(土) 9:45受付 10:00 ~ 18:00

場所   せんだいメディアテーク 2F 会議室

受講料  ¥26000-  (ファシリテーター養成講座・合宿参加者は¥21000-)
       (受講料には、昼食代¥1000-が含まれております。)

詳しくは、こちらをご覧くださいませ。お申込もこちらからお願いします。

http://www.youkikaku.com/project/index.html

お申込は、先着とさせて頂きますので、宜しくお願い致します。


ちなみに、以下は、前回の参加者からのアンケートの内容です。


(満足の理由)

・講師の練習の場として、こんな機会があって、本番に望めるなら、大変ありがたいと思いました。
・先生の指導が、的確で納得できることが多かったから。
・ファシリテーターについて、私の知らないことを沢山学んだから。
・他の人の意見や10分間の実践に対しての先生の意見がとても勉強になりました。

・家で練習するのと、皆さんの前で発表するのは全然違っていて、体験できたのが良かったです。
・皆さんのフィードバックもとても参考になりました。
・目的を設定して体験することができたので。
・ファシリテーターとしての不足しているポイントが明確になったので、その点を修正していきたい。

・個別に皆さんからアドバイスを頂けて良かった。
・発表されている方の身になって話を聴き、参加したところ、充実した時間が過ごせたと思います。
・ファシリテーターの実践をやって、自分の下手さが実感できたから。
・各人の目標設定が違っていたので、いろいろな課題と克服策が分かった。

・個性あるメンバーが、素晴らしいステージを見せてくれた。ディレクションがいいと、こういう舞台ができるんかと感心!
・ファシリテーターをやったことに対する 参加者のフィードバックを得られたのは、大変参考になった。

(感想)

・もっともっと自分の言葉の訓練が必要だと実感しました。
・ファシリテーションとは何なのか、ということが、何となくわかってきたような気がします。
・観察力を養い、場の雰囲気を作り、臨機応変な対応などなど、自分に足りない物が色々わかって良かったです。
・今日の発表が今の私のレベルなので、もっと向上できるよう頑張ります。

・課題を経験できて良かった。
・自宅で頭で考えていたようにはできなかったが、失敗したことも学べたし、他の人のことも良く解って良かった。
・まだまだなので、日程を調整して参加してみたいと思っております。
・講師としてもデリバリースキルの必要性を強く感じました。そういった課題を確認できたのが、今日の良い点でした。

・自分の聞きたい内容(簡単な内容でも)を引き出すのが、いかに難しいか実感できた。


ファシリテーション実践講座3回目

2006年07月02日 18時51分21秒 | ファシリテーション講座情報
7月1日にファシリテーション実践講座3回目を開催♪

今回は、受講生5名と少人数でしたので、全員に

ファシリテーター体験をして頂くことにしました。

始めに、自己紹介で「聞きたいこと」を列挙し、

その中から、ベスト4を選び、それをテーマに自己紹介して頂きました。

テーマは、「相手に興味を持ってもらう」ということでしたが、

結果は、どうだったでしょうか?

自己紹介ひとつにしても、いろいろな手法がありますので、

TPOに応じて、さまざまな手法をの中からピッタリのものを

選んで使えるといいですね。

また、自己紹介で「聞きたいこと」は、

人によっては、「話したくないこと」でもあること、

また、TPOに応じて、相手が興味を引く内容で話す方が、

相手に興味を持ってもらえたり、共感して頂けることがご理解頂けたかと思います。


さて、その後に各自にファシリテーターをやって頂きました。

今回は、テーマを皆から集めて、それを振り分けて実施してもらいました。

今回取り上げたテーマは、

○ 小学校の登下校の際の子供の安全確保について

○ チョコレートの新商品を出すとしたら?

○ クールビズの問題点について

○ 英語を小学校で取り入れることに関して

○ 学校でのインターネット活用に関して


ファシリテーターは、時事ネタや、その他さまざまな分野に関して

引き出しをいろいろ持っているといいんだなぁ・・・と

実感して頂けたかと思います。



本日の受講者の皆さんの感想です。

・ファシリテーションは奥が深く、まだまだもっと勉強したいと思いました。
・自己紹介ひとつとっても、TPOや、内容等、考えてからやらねばと思いました。
・今まで、あまり「相手軸」を意識していなかった(自分の事で精一杯)ので、今日も来て良かったです。

・自己紹介ひとつにしても、もっと興味を相手にもらうにはどうしたらいいのか、考えて話すことが大切だと改めて思いました。

・今日で6回目の受講ですが、何回受講しても課題が出てきます。ここで学んだことを実践することが大切だと感じます。また、次回まで、今までのことをもう1回復習して、レベルを上げていきたいです。

・自分の欠点がよくわかるので、受講して良かった。
・自分の欠点が見てきたのが良かった。
・自分の欠点を指摘されたことは、あまりなかったので、いろいろ考えることがありました。

・今日もメンバーが変わったので、楽しく学べました。


「欠点」という言葉を書いてくださった方がいらっしゃいますが、別に「欠点」と思う必要はないと思います。今まで、知らなかったから、気づかなかったから、できなかっただけ、やらなかっただけにしか過ぎません。

あるいは、今までやっていた方法よりもより良い方法を知ったら、取り入れていけば良いだけの話です。

ファシリテーションは、一朝一夕では身に付きませんが、実践することで、どうすればもっと良くなるか・・・と言うことはわかっていきますので、それを少しずつ実践できるように挑戦してみることが大切ではないかと思います。


今回、ファシリテーター養成講座に参加された方に、そのときのお話をして頂きましたが、ファシリテーターとして学んで頂くには、やはり1日講座の方が、じっくり取り組めていいなぁ・・・と思いました。

初めて受講される方は、1日講座は長くて大変そう・・・と思われるかも知れませんが、
1日講座が長い!と思うことは、決して無いと思います。

受講者の皆さんには、1日講座も1泊2日の合宿も、「あっという間」だったと
言って頂いておりますので、是非躊躇なさらないでご参加頂ければと思います。

今後、実践講座は、1日講座にしていきたいと思いますので、

夜間開催の実践講座は、次回、7月15日が最後になりますので、

皆さん是非ご参加くださいね。




フォレスト・ポラーノ・・・心の扉

2006年07月01日 00時12分36秒 | NPO
私が代表を務めるNPO法人フォレストせんだいでは

月1回 ミニセッション&ミニポラーノを開催しています。

6月は、最近スタッフとしてお手伝いしてくれている

今年大学を卒業して、「起業」を目指しているS君が、

昨年3月の就職活動をしなければならないときから

自分で事業を立ち上げ始めた現在に至るまでの経緯

この間にあった、「出逢い」と、その「出逢い」の扉を開いた

自らの挑戦者たる部分の話をしてくれました。


去年の3月初めて逢ったS君は、

就職をしないで、起業したい!スポーツ店を経営したい!

そんなことを話していました。

でも、この1年と数ヶ月の間に、

自分は

○子供が好き

○スポーツが好き

○教えることが好き

○自分の場所が欲しい

この4つの目的を達成するためのスポーツ店だったことに気が付き、

更にそれならば、スポーツ店じゃなくてもよいことに気が付いたのです。


彼曰く、自分は、どんな扉を開けることもできるマスターキーを持っていて、

常に人生には「安心」の扉と「挑戦」の扉があると。


「挑戦」の扉の向こうには、「成功」もあるかも知れないけど、

「失敗」もあるかも知れない。

でも、「安心」の扉の向こうには、ただ「安心」があるだけ。


その都度「挑戦」の扉を開けてきたから、今の自分が存在すると言うS君。



そして、「挑戦」の扉の向こうにあった、「失敗」は、それを活かして、

「成功」に導くことができれば、結果的には「成功」であるので、

「失敗」は、存在しないことになるということ。


大学を卒業して、まだ3ヶ月の若者S君が、

こんなしっかりした話を、自分の言葉で言えることに

とても頼もしく感じました。


しかも、1年前の、おどおどした表情は消え、

イキイキと見違えるような表情をしています。


若者の成長・・・・それは、それを見守る側にとって、

何よりの栄養かも知れません。


将来は、学習塾を目指し、今は家庭教師の派遣を始めたS君

塾講師を4年勤めたS君ならではのコーチングを取り入れた指導方法

素晴らしい家庭教師の素質充分です。

小中高生が対象との事。ご興味がありましたら、是非ご連絡くださいネ♪


これからのS君の活躍を、益々期待し、応援したいと思いました。