『和』を極めると書いて「きわみ」と読ませた極和ファシリテーション!!
一般的にファシリテーションは、アメリカから入ってきたコミュニケーションスキル
と言われていますが、実はアメリカはGHQが江戸のまちづくりを研究し
生み出したものなのです。
だからファシリテーションのルーツは「江戸しぐさ」なのです。
そして、江戸しぐさのルーツを探れば、
陽明学の「知行合一」であり、近江商人の「三方よし」であり、
更に遡れば、聖徳太子の17条憲法の
「和を以て貴しとなす」までさかのぼることができます。
この場合の「和」とは、決して体裁として整えているものではなく、
お互いの意見をしっかり議論した上での「和」なので、
決して表面的なものではないのです。
アメリカから入ってきたファシリテーションと区別するために
「極和(きわみ)」と名付けたのですが、
これほど「和を極める」ということに深い意味と関連があるとは
当時はわかりませんでした。
私が30代の頃所属していた青年会議所(JC)という組織がありますが、
ここ出の活動を通じて、「和」の在り方を体感させて頂きました。
例えば、あることに対して意見をぶつけ合い、
賛成!反対!の喧々諤々!!
最終的には幹事に任せることとなり、結論を発表すると、
それに対して散々反対していた人が、
まるで最初から賛成だったかのごとく、テキパキ動くのです。
これが本当の「和」だったのだなぁと今更ながら実感しています。
議論を尽くしたうえでの結論を受け入れる度量が
ある人がリーダーシップのある人と言えるのかも知れませんね。
日本の政治も斯くあって欲しいと思います!!