goo blog サービス終了のお知らせ 

四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

八王子城みらいシンポジウム ~落城から次世代への継承を考える~

2018年06月23日 | 講演会・講座


天正18年(1590年)6月23日は、本市の名前の由来ともなっている八王子城が、豊臣秀吉の関東制圧の過程で落城した日
であるとともに、本市においては、戦国の世の終わりを告げ、まちの中心が現在の中心市街地へ移るきっかけとなった、八王
子の大きな転換点の一つの日でもあります。
この6月23日にちなんで、八王子城跡内において、歴史を知り未来へ継承するシンポジウムを開催します。
本イベントに参加して、戦国時代当時の八王子城へ思いを馳せるとともに、先人が遺したものについて、次の世代へどのよう
に継承していくか、一緒に考えてみませんか。

開催日時 平成30年6月23日(土)午前10時~12時30分
場  所 八王子城跡ガイダンス施設
テ ー マ 「北条一族が遺したもの」
     平成28年に北条三兄弟の縁で姉妹都市盟約を締結した、神奈川県小田原市・埼玉県寄居町の学芸員を招いて開催し
     ます。
テーマに沿って、各自治体の北条氏ゆかりの史跡整備の経験に基づく意見交換を行い、文化財の普及と次世代への継承を考え
     ます。
コーディネーター
   相原 悦夫 氏(八王子市文化財保護審議会 会長)
パネリスト
・小田原市
  佐々木 健策 氏(小田原城総合管理事務所 係長)
・寄居町
  石塚 三夫 氏(鉢形城歴史館 館長)
・八王子市
  新藤 康夫 氏(所沢市文化財保護委員会委員、八王子市文化財課元職員)
主 催 八王子市教育委員会勝敗学習スポーツ部文化財課

上記主旨・内容によるシンポジウムが開催されましたので聴講してきました。




シンポジウムの写真・ビデオ撮影、録音は禁止されていましたのでありません。
代わりに八王子城跡ガイダンス施設内の写真を1枚。




シンポジウムの前に(10時~)八王子城御主殿跡で開会セレモニーが行われました。
シンポジウム参加者は開会セレモニー参加(観覧)が必須でしたので参加してきました。
NPO法人八王子城三ツ鱗会の皆さんの演武




八王子城三ツ鱗会の皆さんの演武  槍の舞




市長、パネリストらを交えての勝どき 
この後、八王子城跡ガイダンス施設内に移動してシンポジウムが行われました。

城跡を発掘調査したり、復元したりするには大変な苦労があるようです。城跡だから掘ってみようといった簡単なものではあ
りません。木一本切るのもままなりません。
土地の所有関係、保安林、自然公園、文化財(史跡)等の関係が複雑に絡んできます。更に発掘調査復元に要する費用の問題
もあります。
綺麗に整備された城跡を見ることのができる裏には関係者の大変な苦労があります。そんな認識をあらたにしました。

興味ある裏話もお聞かせいただきました。




左上:今回購入してきた書籍(¥550) 八王子城跡の発掘調査の状況や出土品などが紹介されています
上中:シンポジウム参加のお土産に頂いたキーホルダー 裏は橋の写真(今は曳橋とは表現していない)
右上:八王子城跡パンフレット
下 :書籍売り場で頂いた「北条氏照年表稿」上・下  ガイドボランティア氏照会さんの力作

聴講日:平成30年(2018)6月23日(土)