
散歩をしていると色々な色の「立葵」に出会います。梅雨の時期に咲くこの立葵の花は下から順番に咲き、梅雨が明けるころには
まっすぐに延びた茎の先端まで咲き揃うと言われているそうです。そんなことから梅雨の時期に咲く立葵は「梅雨葵」とも呼ばれるようです。
また、「立葵」といえば本多家の立葵紋が有名です。徳川家康が幕府の政策として、徳川一門以外の葵紋の使用は禁止とし、以前より葵紋を
使っていた本多忠勝に対しても使用しないよう命じたところ、忠勝は「当家は神代以来、京都の賀茂神社に奉仕する賀茂族。それゆえ賀茂神社
の神紋である葵紋を用いるのは当然のこと」と抗議。忠勝の意見を受け容れて、例外的に本多家のみに立葵紋の使用を許可したという話です。
花の立葵と紋の立葵とは全く別物で、三つ葉葵や立葵のモチーフにされているのは「双葉葵」という植物(ウマノスズクサ科のフタバアオイ)











投稿日:2015年(平成27年)6月12日(金)