AKB48の旅

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総監督の見え方

2015年11月20日 | AKB
(AKB48 夢のエントリーシート)高橋朱里 「思いきって」と伝えたい
http://www.asahi.com/articles/ASHCJ12MJHCHUCVL018.html

1期生で総監督の高橋みなみは、その豊かな経験からメンバーの状態を見抜くすべをもっている。次期総監督の横山由依がキャプテンとして、苦労しつつ悩める後輩をフォローする姿を見て、「もっと易しい答えはあるけど、あえて伝えません」と後継者の成長を見守っていた。今回の高橋朱里の悩みもただ一人なぜか察していた。来月、その高橋みなみに代わって総監督に就任する横山由依のまな弟子的存在が高橋朱里。今からジキジキソウ(次期次期総監督)との呼び声もある。

引用は番記者(大西元博氏)評から。番記者という立ち位置からの総監督の系譜の見え方としては、しごく真っ当という評価も可能だろうけど、エラソに言うのも何だけど、そして昨日の今日ではないけど、「表面をなぞっただけ」とも言えてしまいそう。

いちおう批難とかの意図はないよと念を押しとくけど、少なくとも「豊かな経験」と「メンバーの状態を見抜くすべ」の間には、とてつもない距離が隠れてるし、「後継者」という言葉に辿り着くまでには、これまた超えられない壁を越えてくるという奇跡のような前史が存在してる。高橋みなみさんはもちろんのこと、横山さんといえども、そこにはなにがしかの「超越」に相当するものがある。けれども、高橋朱里さんに期待したいというのはやぶさかではないけど、そこには残念ながら、そんな類いの陰は見えない。

高橋みなみさんが中心となって築き上げてきた巨大な構造、そしてその構造を不可能と気づきつつそれでも引き受けようと努力する横山さんという総監督の系譜に、高橋朱里さんの手は届くんだろうか。