市さんの自然との対話日誌

里山師、釣師を自称のオヤジが遠州の山間地に3千坪の山林を購入、自給自足を目指し田舎暮らし開始。魚釣、生き者達との対話

アカザンショウ

2014-02-22 09:45:18 | 山菜
 だいぶ遅くなってしまったが、昨秋に採取したアカザンショウ天日干しした後、湿気を嫌って容器ごと新聞紙に包み保存しておいた、というより、忘れていた。

 果肉と中の黒い種を分別した。この作業がなかなか面倒くさい。
 

 黒い種、捨てるのが惜しいと思い、かじってみた。硬い。味も香りも殆どない。結局捨てるしかない。

 赤茶いろい果肉、こちらは香りが強く、辛い。いつまでも舌にぴりぴり。でもいろんな調理の香辛料に使える。入れすぎると、きつすぎるので、少しずつしか使わないので、一昨年採取したものも未だ残っている。

 この果肉、フライパンで乾煎りして、すり鉢で粗擂りして、香辛料にする。たくさんあるので使い道を模索してみる。

 ホヲキノタ山のサンショウの木、当初実を付ける雌木は1本しか見当たらなかったけれど、杉林を伐採して4年たった昨年、実を付けたのが5本ぐらいあって、採り切れないほどだった。

 ところで、サンショウは野鳥の糞に種が混じって、アチャラコチャラに自生するものと思っていた。でも野鳥がサンショウの実を食べているところを見たこともないし、その形跡も無い。だいたいこんな辛いものを生き物が好んで食べるわけが無いのだ。じゃあ、どうやって増えていくのやら。

 サンショウに限らず、真っ暗い杉林を伐採してから、タラノキ、クサギ、ネムノキ、ワラビ、サルナシ、キイチゴ、アセビ、ヤブムラサキ、ヤブツバキ、ヒサカキ、コアジサイ、ヤマノイモなどなど色んな種類の草木が自生してきている。自然は不思議だ。
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