カマドで火が静まったあとの残り灰にアルミホイルで包んだサツマイモを入れての焼き芋作りは、何度か失敗を重ねたあと、この芋の重さなら40分とか、目安が判り、焼き芋が美味しく出来るようになってきました。でもこの方法は火加減が難しいのと、灰にまみれて、不衛生な感もあるので、石焼きで作ることにしました。大鍋に、海岸で調達した丸みのある小石を入れてトライしてみました。
カマドでしばらく火にかけ、串を挿したら、柔らかかったので、食べてみましたが、普通のふかし芋の味で、石焼き芋の美味しさにはなっていませんでした。皮が硬くなるまで、もう少し火にかけていると、美味しそうな香りがしてきて、成功と思われました。そこで火を止め、そのまま一晩放置してしまいました。
次の日、焼き芋を持ってみると軽い。いやな予感。案の定、殆どが見るも無残な炭になっていました。
それでもわずかな黄色い部分を食べると、なんと甘くて美味しいことか。
石焼き芋はなぜ美味しいかについて、調べたところ、以下の説明がありました。
『サツマイモの中にβアミラーゼという酵素が含まれており、70から80℃で、活発にでんぷんを分解し、糖に変化させる働きがあり、石焼きは丁度この温度で調理することになり、甘みが増す。又、直火と違い、遠赤外線による調理なので、中の方まで熱が通り全体に甘味が増す。』
又挑戦してみます。