まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

竹のかご

2008年10月17日 | ワークショップ
籠・・・特に気になりだしたのはいつ頃からだったでしょうか?

盛岡で土地の方が編んだ竹のざるを手に入れた事がきっかけだったかもしれません。
それまでも、工芸品として繊細につくられた美しい竹細工を
ため息とともに眺めていましたが
ややいびつな対称の緊張感などないそのざる。でも
見れば見るほど作った方の手の感触が伝わってくるようで。
飽くことの無いリズムの美しさを知ったように思いました。

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竹のかごが一体どうやって立体になっているのか?
これは長年の謎でした・笑
しかし、こればかりはとても手出しが出来るものではないと考えていました。

でもギャラリーGALAさんで行われる
『稲垣尚友=かご屋の暮し=』展の案内にある
「かご編み教室」に心が大きく揺さぶられました。
出来上がらなくても、謎は解ける・・・こんな気持ちで梅ヶ丘へ出かけました。
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キャラリーの奥、会場。
桶の中、“底の部分”らしきものが水に沈められています。
金属のクランプ?のような工具が重しに…なんだか期待が高まります・笑


床には数種の材料と先生手作りの「秘密兵器」。
そして見本のかご。


終始笑顔でご指導いただいたおかげで、挫折することなく
なんとかカゴになりました。(私の場合完成までに4時間・汗)

力任せの跡と非力なカタチ。
見れば見るほど、マチガイも浮き上がってきます。
でも、自分で作ってみて初めわかる事だと教えていただきました。

竹は想像以上になめらかでした。
相変わらず手肌の状態が良くない私ですが、作業中に小さな傷一つ
つく事も無く。竹の油分でかえって手のコンデションが良くなっていました。
これは本当に驚きです。

抱いていた謎も少しとけて。
楽しい時間を頂きました。
そしてかごに対するおもいは、また少し強くなったような気がします。

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帰る道、商店街で見つけた家。
木造の昔ながらのつくりに目が引き寄せられ~
雨どいからこぼれる様に伸びている多肉植物に目が釘付け!になりました。
(こちらの商店街の事務所?のようです。)

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やっぱり (huizi)
2008-10-17 16:48:24
籠編み体験されたんですね。
私も今日、密かに狙っていたのですが、
お休みできませんでした。
N氏はとっても愉快な方ですよね。
もう一度ゆっくりお話したくなりました。
自分で編んだ籠、いとおしいでしょうね。
お花が喜んでいるように見えます。
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さすが (ruca)
2008-10-17 16:54:27
まつかぜさん!!

淵のしまつもきれいにできましたね~
最後まで見ていたかったです。

自分が参加したわけでもないのに、
なんだか心地よい疲れが‥
肩がいじょうに凝ってしまいました・笑

夫が完成した籠を見て、「いいねえ」と
言ってましたよ。
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huiziさん (まつかぜ)
2008-10-17 23:01:51
こんばんは。
そうなのです!おかげさまで初かご編み体験ができました。(事後報告でごめんなさい)
もしかしたら、会場でお会いできるかなぁと思っていました・笑
N先生は、本当に楽しい方ですね。
生徒はみんな、沢山ほめていただいて。
それぞれに個性的なかごを作り上げました・苦笑
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rucaさん (まつかぜ)
2008-10-17 23:11:42
いえいえ、淵も物凄く難しかったです。
とっても楽しかったのですが
全く思うようには行きませんね・苦笑

出来上がってから、間違えて編んでしまった所を何箇所も見つけてしまいましたよ。

昨晩は食事を終えた頃からどっと疲れが…
熱が上がってしまったのかと思うほどヨレヨレになってしまいました。からだ中に無駄な力がかかっていたのかもしれません。
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ステキですね。 (percy)
2008-10-20 11:59:57
こんにちは。
ご無沙汰しております。
いつもまつかぜさんのブログを拝見するとステキだなぁと、うらやましいため息がでます。
縁遠い私との生活の違い。近づきたい願望アリ(*^^)v

竹細工のかご、ホント、ステキですね。4時間も格闘したんですね。興味津々!
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percyさん (まつかぜ)
2008-10-21 09:08:01
percyさん、おはようございます。
コメントありがとうございます!
とっても嬉しいです♪

しかも、勿体無いお言葉まで…
何事も中途半端でお恥ずかしい限り、です。(もう何十年も反省ばかりなんですけどね・苦笑)

竹編み、私には難しい作業でしたが
滑らかな触感や清々しい香り、そして強さ、などなど実際に触れて知る事が本当に多く、とても楽しかったです。
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後悔・・・ (くっちゃ寝)
2008-10-22 15:13:41
↑の竹の籠を見て、水上勉の一滴文庫へ行ったとき置いてあった、
竹のざるを思い出しました。
もう、一目ぼれ。
欲しい!と思ったけれど、工芸品なのですねえ。値段が高い。
普段使う竹のざるにもったいないよね、と自分に言い聞かせ、あきらめたのですが、
ほんとはいまだにあきらめきれてない(笑)
気に入ったものはやはり買っておくべきですね。

竹ではありませんが、若いころ籐の籠をいくつか作りました。
いびつな形ではありますが、今も物入れに使っています。
(直径40㎝くらいあって、なぜかカップラーメンのストックが入ってる)
根気のいる手仕事ですよね。
お疲れ様でした。
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くっちゃ寝さん (まつかぜ)
2008-10-23 14:36:08
こんにちは。

>普段使う竹のざるにもったいないよね、と自分に言い聞かせ、

ああっ、私も「竹のざる」で全く同じ経験があります(涙)何度もお店の前を通ってみたり、したのですけれど。

くっちゃ寝さんは藤を編まれたんでね。すごい!藤はどんな感触なんでしょうか?こちらも手ごわそうな感じがします。
でも、作ったものがずっと生活の傍らにあって、使っていられる、のはとても素晴らしい事ですよね。 
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