まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

バレエ・リュス展 @ 国立新美術館

2014年08月03日 | 散歩の途中

暑中お見舞い申し上げます。

暑い暑い~と言いながら(家族からはとても嫌がられています) 過ごしていたら

もう八月になっていました。(驚)

バレエ・リュス展を見に、国立新美術館へ行ったのはもう半月ほど前の事なのですが

なかなか投稿できずにおりました。

 

バレエ・リュス・・・・と聞いても、最初は??という感じでしたが、「ディアギレフ」、「ニジンスキー」という名前には覚えがあります。

たしか、『ニジンスキー』というバレエダンサーの映画を学生時代に観たことがありました。

デァギレフという人が作り上げたバレエ団の話。。。

ストーリーはほとんど覚えていませんが、当時、革新的ともいえる美意識を持って作リあげられたバレエの世界、

その特別な感覚が胸に残っています。

 

この展示の正式名称は『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展』というように

20世紀初頭に活躍した伝説のバレエ団「バレエ・リュス(仏語:ロシア・バレエ)」のコスチューム展

なのでした。

当時の若手前衛アーティストたち・・・作曲家のストラヴィンスキー、ピカソ、マティス、ココ・シャネル等々が その舞台の創造に関わっていたそうです。

舞台美術のスケッチや公演のパンフレットも少しだけ展示されていましたが、どれも美しく贅沢なものです。

残念なことに、当時の映像はほとんど残っていないそうで

今、その華やかな伝説の一端をリアルに感じられるものは、衣装だけということになります。

前置きが長くなりましたが、殆ど予備知識なしで臨んだ展でしたが

華やかで、奇抜で、楽しい展示でした。

舞台衣装なので、そこに施された多くの模様は大胆に手描きされていたり。

そうかと思えば、離れて見たら 絶対に判らないような細かなところまで、刺繍で埋め尽くされていたり。

もうそれを見ただけで、このバレエの舞台は、間違いなく面白い、と判るような気がします。

そんな数々の衣装の中で、一番印象に残ったのが

アンリ・マティスがデザインした中国風の衣装で。胸に描かれた龍のようなマーク(たぶんマティスが描いたと思われます)が、

曖昧でとぼけた顔に見えて 良かったです・笑

 

今回の展覧会は、数年ぶりに再会した友達と「また会えてよかった」などと話しながら

ゆっくり鑑賞することができたので、私にとってはとても思い出深いものとなりました。

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『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展』

新国立美術館にて

2014年6月18日~9月1日