まつかぜ日記

暮らしの中で思うこと

夏の日

2008年07月22日 | 散歩の途中
今日は『大暑:快晴が続き気温が上がり続けるころ。』だそうです。
梅雨が明けて、まことに毎日良いお天気。
また、夕暮れにはすうっと風が吹いてくる。
この夏は、*夏らしい夏*だなぁと思うことが幾度もあります。

同じように暑い一日だった日曜日。
夏休みの小旅行気分で旧白洲邸=武相荘=へ行きました。
*じゅうぶん日帰りできる距離なのですが、初めて降り立つ鶴川という名前とこの夏らしいお天気が『旅行』の気分にさせてくれます。

白洲次郎さん、正子さん、そして鶴川にあるこちらの家も多くの本や雑誌で紹介されていますね。
私も雑誌で何度か見たことがありました。
茅葺の屋根に四季折々に美しく咲く花や草。。。
こういう暮らしもあるのねぇーと写真を眺めてみるのみ、でしたが
偶然見つけた本の中に在った四角い火鉢が我が家のものととてもよく似ていて。
何だか気になって、見に行く事になったのです。(笑)

家の火鉢は、素っ気無いほど装飾が無くて線の太い感じに惹かれて買い求めたものでした。古いもので、家に届いてから隅々拭いて、オイルステインなどすり込んでみると、のびのびと木目が現れてきて嬉しかった。そんな記憶があります。
そして、引き出しの底から作者が書いたと思われる文字も発見。大工さんが作った火鉢とわかり納得しました。

暑い時に長々と火鉢の話、失礼しました(苦笑)

武相荘は、想像していたよりもずっと小さなお宅でした。(家の全てを公開していないようでしたが)
そして、少し考えれば判りそうな事なのですが…
『夏』の展示がなされているのですから、目当ての火鉢はありませんでした。(苦笑)
しかし、きりりと整えられた茅葺の屋根や風にそよぐ草花の様子はとても静かで、
私にはやはり「夏休み」でした。

きれいな屋根でした。
「寿」の文字。こうした屋根に文字が刻まれているのを見るのは初めてです。


山百合


葉かげに椿の実。
うっとりするような紅い色。


水引の花。
はじめて見る花でした。「赤まんま」のような小さな紅い花が並んでいますが
茎も葉も「赤まんま」のそれよりは明らかに大きく。


調べてみると「水引」とわかりました。この小さな花をよくよく見てみれば花びらが紅白に分かれていたかもしれません。花の名前がわからないと楽しみが減ってしまいますね。

そして、、、
なんと帰り道、思いがけないお店が私達を待っていてくれました。
コメダ珈琲です!
確か昨年の夏頃に、よく訪ねる幾つかのブログでこのお店の事が話題になっていたのです。
東京にはないサービス?、なにやらメニューも興味深く(笑)
いつか行ってみたいな、と思っていたのです。
武相荘から通りを横断してすぐの所にコメダ珈琲はありました。

おなかが空いていなくても、やはりコレはおさえておかないとイケナイ。。。
シロノワール(これはミニサイズ)


ちょっと得した気分になって帰りました。(笑笑)

更に帰宅して、かねてからこの連休に食べようと冷やしておいた能登のところ天を頂きました。
金沢の友人が送ってくれた懐かしい味のところ天です。
大変美味しくて、実は私一人で食べてしまって。
この日が最後の一つとなっておりました(苦笑)


暑い外から帰ってきて、美味しいところ天を頂く幸せ~
やはり、この日はとっておきの『夏休み』でした。