縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

(09土器ガ)北筒式土器(北海道・縄文中期)

2023年06月28日 | 縄文ガイドブック

はじめに

「土器型式」の意味が「縄文楽」では理解できない。縄文ヒトは、真似をして土器を作ったとは思えない。意味の無いモノは作ることはしない。土器の器形や模様には意味がある。自分の目で見たモノを器形にしたり模様に作っている。土器を解読しなければ縄文ヒトは喜ばないだろう。

1、北筒式土器(北海道・縄文中期)

トコロ貝塚は、標高約18~20mの常呂川右岸台地にあります。貝塚は主として縄文時代中期(約4500年前)に残されたもので、南北110m、東西60mにわたって広がっており、貝塚としては道東部で最大規模のものです。

2、土器の解明

・「土器の器形」から「円筒土器」ですから「深い海」が生活環境となります。土器には「波」模様の縄文が描かれています。

・口縁まで縄文模様がついています。内側にもあるそうです。これは、波が陸上部分にも描かれていることになります。砂丘や砂山などにも「縄文」が模されていると予想します。

・突起の部分を見ると、低く引っ込んでいる所が見られます。この意味は「貝塚」と認識しています。北黄金貝塚の土器にも調べて見ると「削る」など施していると思われる模様が見つかります。これは「命あるものを送る」といった心の表れだと想像しています。

・「丸い穴」の連続は「河川」(常呂川)だと思います。

・土器の模様の仕組みがに納得いきませんが、もっと、経験の積み重ねが大切です。

3、思うこと

・常呂遺跡は「海」や「川」「湖」「砂州」・・・と複雑に関連しています。

・「縄文」模様は、砂浜であっても施されているが、段丘の上まで「縄文」でも納得できます。

この土器には、十分な解説はできませんし課題が多いようです。

それでも「おらの世界を土器に表す」には当てはまると思っています。

縄文楽  浄山(北黄金貝塚ガイド 小倉)


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