保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

【エストニア】タリン市 タリン駅のSL

2017-07-21 00:01:00 | バルト三国


場所:エストニア タリン市Toompuiestee37 タリン駅
保存車両:L-2317
(2017年7月9日訪問)

エストニアの首都タリン、タリン駅の駅前で保存されている車両です。
1953(昭和28)年に製作されたとされる蒸気機関車です。おそらくソ連で作られたと思われます。


軸配置2-10-0(1E・デカポッド)で、動輪を5個備える貨物用機関車です。
ロシアもエストニアも軌間1520mmの広軌ですので、5動輪でありながら動輪直径は1.5m程もあります。加えてボイラー位置がとても高く、車両そのものも日本の車両とは比べ物にならない程巨大です。
奥に見えるオレンジ色の車両は、現役の鉄道車両です。


動輪やランボードを赤く塗るのはドイツのSLと同じですが、共産国らしい武骨なスタイルです。
晩年は列車牽引ではなく据え置きボイラー代用で家屋の暖房用に使われたらしいです(家屋というのが、鉄道関係の官舎なのか一般住宅なのかは不明)。


屋根は無いですが比較的きれいな姿を保っています。窓ガラスの破壊や落書き等も無く、良い状態で保存されています。

2018年7月18日 現存を確認


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