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保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

(撤去済)豊富町 豊富駅前のオエ61

2024-04-02 22:07:03 | 今は亡き保存車


場所:豊富町字豊富西3条7丁目 JR豊富駅前
保存されていた車両:オエ61-67
(2011年1月27日訪問)

JR豊富駅の駅舎横に保存されているオエ61です。


車両に上がるための階段が設置されていますが、冬期は特に使用されていないようです。倉庫にでも使用しているのでしょうか。
野ざらしの割には状態はまあまあです。


台車間の床下機器は撤去されています。
この車両の元をたどれば、17m級木造客車ナハ22795として誕生し、鋼体化改造でマニ60-21となり、さらに電気暖房を搭載してマニ60-2021へ改番、さらに救援車に改造されオエ61-67となりました。


この車両は、現在確認出来る保存車の中では日本最北端に位置しました
(これより北の稚内市にあったC55-49号機は解体済み。わずかに北にあった浜頓別町頓別のキハ22-142も解体済み。倉庫代用等に売却された貨車やコンテナは除きます)。
保存目的で置かれている鉄道車両では最北端、といったところでしたが、解体に伴って最北端の保存車は中頓別町の9600形49648になりました。

 

(※2024年4月19日追記)

この車両が撤去されたことを確認しました。2024年4月上旬に解体されたそうです。
当方が最後に現存を確認したのは2017年8月3日です。

屋根に穴が開き木製の扉が外れるなど解体やむなしという状態でしたが、貴重な鋼体化客車を何とか活用できなかったものか悔やまれます。


(撤去済)旭川市東旭川 動物園付近のワフ29500

2024-02-29 22:29:14 | 今は亡き保存車


場所:旭川市東旭川町倉沼30-6
保存されていた車両:ワフ29500(番号不明)
(2011年4月22日訪問)


道道295号線沿い、旭山動物園の近くにあります。付近にあるキハ22とは1kmほど離れています。


車体は原形を留めると共に非常にきれいな状態です。この手の貨車としては珍しく足回りがほぼ完全な状態で残っています。
休憩小屋か物置に活用されいるようです。

おまけ 付近にあったワム60000の廃車体

足回りが無いダルマ状態で、物置に使われているようです。

2022年6月9日に、このワム60000の廃車体が無くなっていることを確認しました。2019年頃には無くなっているように見えましたが、詳細な現地確認が出来ずにいました。

 

※2024年3月1日追記

この車両(ワフ)が撤去されていることを確認しました。当方が最後に確認したのは2017年11月6日です。

詳細を確認出来ないままでしたが、遅くとも2021年頃にはすでに無くなっていたと思われます。手前の柵の向こう側に車両がありました。


(撤去済)【和歌山】和歌山市 交通遊園のモ217

2024-02-15 11:59:50 | 今は亡き保存車


場所:和歌山県和歌山市西18番地の1 交通遊園
保存されていた車両:南海モ217
(2013年10月13日訪問)

和歌山市内の交通遊園に保存されている車両です。和歌山電鉄交通センター前駅のすぐ横にあります。


この車両は1937(昭和12)年に製造され、南海電鉄平野線(大阪市)で活躍しました。1980(昭和55)年に路線が廃止されたため廃車され、ここに保存されました。
屋外で屋根の無い状態で展示されていますが、状態はおおむね良好です。ウインドウヘッダーから下のみ色が濃くなっていますが、これは2012~2013年の間に部分的に補修したためと思われます。


車内も見学出来ます。椅子は木板がむき出しですが、現役当時からこうだったのでしょうか。


現役の和歌山電鉄車両との並び。このように、交通センター前駅のすぐ横にあります。
交通遊園は9~17時の開園です(2013年10月時点)。それ以外の時間は車両を間近で見る事は出来ませんが、周囲の道路や駅からも見えます。

 

※2024年2月20日追記

この車両は老朽化のため撤去されたそうです。撤去時期は2024年2月です。どこかで再利用される可能性はありますが、すでにこの場所にはありません。


(撤去済)【大阪】大阪市 菅原神社のDF50

2024-01-29 22:50:01 | 今は亡き保存車


場所:大阪府大阪市東淀川区菅原2丁目5 菅原天満宮
保存車両:DF50-4
(2013年10月13日訪問)

神社の境内近くに保存されている車両です。温室のようなドーム状の建物の中で大切に保存されています。


車両は建物の中にあり、周囲に柵もあるため近づいて撮影や観察は出来ません。所有者の方に申し出れば内部を見学させてくれるとの情報もありますが未確認です。通常は周囲の道路から見るしかありません。


「昭和51年6月」の検査表記です。建物内は物置にもなっているようです。

この場所ですが、鉄道で訪問する場合は阪急京都線(千里線)淡路駅から徒歩20分程です。東淡路のEH10とは1.5km程離れています。

 

※2024年3月1日追記

この機関車は撤去されたようです。解体は2024年1月より行われました。


(撤去済)富良野市 麓郷のスハ43系

2022-11-28 21:12:00 | 今は亡き保存車


場所:富良野市字東麓郷 北の国から「拾ってきた家」
保存されていた車両:スハフ44-15、スハ43-711
(2010年11月28日訪問)

北の国からの「拾ってきた家~やがて町」で保存(放置)されている客車です。ここで使用するために運ばれてきたようです。


2両とも車体を3分割されています。これから整備や再用を進めるようで今は立ち入りができません。


(この画像のみ撮影日不明、富良野駅にて)
かつてこの2台は、JR富良野駅構内でライダーハウスとして使用されていました。折り返し待ちのDD51の後ろに写っています。フラノエクスプレスを模した塗装が特徴的です。
駅前再開発のためここから撤去されました。

おまけ

近くには、道北バスの廃車体を活用した家があります。
車庫に入っているように見えますが、完全に家に取り込まれています。室内も見学しましたが、車体の活用だけではなく吊革などの小物も徹底的に再利用されており感心しました。客車たちもこのように生まれ変わるのでしょうか?
 ※管理人は北の国からシリーズを全く見ていないため、理解不足があるかと思いますがご容赦ください。

2012年5月17日 現存を確認

 

※2024年2月20日追記

この車両は撤去されたようです。撤去時期は2022年以前です。何らかの再利用を目論んでいたようですが、うまく活用できず解体してしまったという情報も見かけました。