リュウキュウベニイトトンボ Ceriagrion auranticum ryukyuanum Asahina, 1967 は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)キイトトンボ属(Genus Ceriagrion)で、九州南部(熊本県、宮崎県、鹿児島県)及び南西諸島のほぼ全域と南北大東島などに分布している。九州南部では、同属でよく似たベニイトトンボと分布が重なっているが、リュウキュウベニイトトンボのメスは、腹部第7~10節の背面が黒い。また、オスの複眼は緑色であることから区別できる。挺水植物が繁茂している池・沼や田んぼ・湿地などで普通に見られるトンボである。
昨年の遠征では、イトトンボの仲間には全く出会えなかったが、今回は様々な場所を訪問したことで、本種の撮影が叶った。しかしながら、環境的に上方から撮るしかなく、交尾態においては雌雄両方にピントを合わせることができなかったことが少々残念である。
リュウキュウベニイトトンボは初撮影で、ブログ記事「昆虫リストと撮影機材」「蜻蛉目」で111種類目となる。
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