幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

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 無意識の映る鏡

2014-01-28 01:15:34 | Weblog

 
 
  無意識の映る鏡
 
  見えますか
 
  大きな水晶玉を通して、未来を、輝かしい未来
 
  大きな球体である地球の
 
  明日は今日よりも幸せですか?
 
 
  なぜ悲しみはなくならないのですか?
 
  なぜ貪欲はなくならないのですか?
 
 
  僕の求めているのは最小限のこと
 
  最小限のあたり前のこと
 
  命のままに生きること
 
  命の価値が無限大なら
 
  無限大に生きること
 
  
  この身体が完璧なバランスを保っているなら
 
  それで命が永らえているのなら
 
  この精神も同じように完璧な活動ができるようになること
 
 
  精神と肉体の協調
 
  
  ぼくの精神は今にも崩れて消えそうです
 
  それなのに、無意識は巨大な地下都市のように無傷で残ります
 
  
  ぼくの命に限界があるように
 
  この肉体に限界があるから、ぼくの心は痛みます
 
  もう言葉を使うことしかできないのですか?
 
  歌うことも踊ることもできないのですか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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