たった今さっき
本当の権威が雲の間から現れて
絶対はあると言った
その絶対は世間にはない
だから手放す
相対界の絶対の法則
それが光速の絶対性なら
その光より速いものがあったら
この世の時間はひっくり返る
法律も政治も道徳も
だから絶対を手放し
手放すことによって
絶対界を意識する
この世、
この相対の世間にあって
ぼくは肉体を持ったひとつの限界
精神も弱いし意志も弱い
そこに相対の時間がのしかかったら
簡単に壊れてしまう
絶対が支えてくれない限り
たったひとつの息もできないはずなのに
ぼくはその絶対を手放す
なぜならぼくはひとつの限界として
この相対の世間に存在し
壊れることを受け入れなければならないから
やがて壊れる
肉体を
心を
記憶を
失う
そのときが絶対だ
それ以外
絶対という言葉はあり得ない
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