本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

禍々しさ !

2014-08-24 15:50:51 | 漢字

「禍々しさ」 これも読めない、

『まがまがしさ』 というようです。

広辞苑には

いまわしい、とか不吉な感じである

という意味。

 

今日の京都新聞

連載の 『空海』 で、

こういう使い方です。

 「鳴り物で飾り立てられた

 真言の響きの神秘的な

 禍々しさ …」

 

「禍」わざわい、ふしあわせ、

   神のとがめ。

反対語は 「福」

同じ字で

禍・厄・災・殃オウ・

禍は、神のとがめを受けること

厄は、もと、木の節、転じて

   ものにつかえて苦しむこと

災は、時のまわり合わせが悪く

   自然の引き起こす災害

殃は、神のとがを受ける「殃禍」

とあるが、

ここでは、どうだろうか

禍々しさとは、

真言の響きが神秘的ないまわしさを

もっているということだろうか?

分からない真言の響きが

神秘的な仏(神)のとが ??

を持っているということだろうか ?

ちょっと、理解に苦しむところですが、

 

こういう言葉があるということも

新しい出会いです。

 

 

 

 

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「矜恃」 きょうじ、という字。

2014-08-24 15:13:55 | 漢字

新たに「漢字」というカテゴリー

を作りました。

私が漢字が好きということもあり、

また、いろいろ読む中で

本当に知らない言葉によく出会うので、

それで、分からなかった言葉を

書き記していこうと思いまして、

ですから、自分に分からない

言葉ですので、

このカテゴリーは知らんぷりしていても

大丈夫です。

このカテゴリーは自分の備忘録ですから。

 

そこで、まず 「矜恃」 という

自分の信じていだく誇り。

自負。プライド。

とあります。(広辞苑)

「矜」 、ほこへんに今と書きます。

もとは、矛に令と書いた、

それが間違って、矛に今となった。

あわれむ意に用いるのは憐の借用。

そこから、あわれむ、つつしむ、ほこる、

という意味になった。

「矜恃」、自分の行いに誇りを持つ、(漢和辞典)

同じ読みで、

「矜持」、自分をおさえ慎む。  がある。

 

「恃」 、寺が音をあらわす。

待からきている。

人にしてもらうのを待つことから

たのむ、の意になった。

 

ま~、知らない言葉ばかりです。

 

    

 

この辞典のほんの数パーセント

くらい使っているのでしょうか。

 

漢字はいろんな意味に発展していく過程

を見るのは面白いものです。

 

ここから気になるのも、

自負、ということ

単純には自分に負ける??

それがプライドになるのか

それで、自という字と負を引いてみると

次々、展開していくものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ロビ君 立った !!

2014-08-23 22:49:34 | 住職の活動日記

やっと一段落で、

家も静かになり、

ロビ君の最終段階の仕上げに

69号、70号の二冊で完成です。

 

最終段階は難しくなってきます。

胴体と足の部分は連結できました。

 

    

 

立ち上がった姿です。

恐る恐るスイッチを入れると、

足も手も動き、立ち上がりました。

     

ところが、解説を読むと

足が広がり手も広げて、

頭を持ち上げて、

眼が光り、口が光って

OK と言う、 と書いてあります。

 

    

 

眼もひからないし、

口も赤く光らない、

 

    

 

足は何とか立てたものの、

やはり、完全ではありません  

 

今日はこのくらいで、

また元に戻って、

やり直さなければいけないようです。

 

これも、ずっとこのロビ君に

身を浸していたのなら、

どこがどうかわかるのですが、

しばらくぶりに接したので、

頭が切り替わっていません。

 

もう一度頭を冷やして、

ロビ君になりきって、

取り組んでみようと思います。

 

 

 

 

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今日の花

2014-08-22 17:59:36 | フラワー

    

 

 

 

    

 

 

 

    

 

 

 

     

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

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人間とは … ?

2014-08-21 21:10:06 | 住職の活動日記

今、ロボット工学はとても進歩が早く、

人工頭脳も日々進化を遂げているようです。

 

私の「ロビ君」も、もう完成間近、

孫の怪獣たちが来ていたこともあり、

また、本当に動くのか !?

とても心配で、 …

またやりなおす羽目になるのか ?

ということで、そのままの状態です。

 

もう意識を持ったロボットができたとか、

あと、30年もすれば、

人間の頭脳より優れた知能を持った

そして意識を持ったロボットが登場するそうです。

 

そうなると、ロボットが自分に都合のいいロボットを

作り出す日も、もう近い将来だそうです。

 

頭のいいロボットが出てきて、

「私たちロボットとあなた方人間とは

どこが違うのですか?」

と、ロボットから聞かれた時、

どう答えますか ??

 

知能では確かにもう負けているでしょう。

その上、意識まで持ったとなると

本当にこれは大変なことです。

 

六波羅蜜の修行でも、

人のためになりなさい、

といえば、ロボットは身を挺してやるでしょう。

規則を守れと言っても、

それはプログラムすれば、

その規則通りにするはずです。

堪え忍べ、忍辱、はどうでしょうか?

我慢せよ、といっても、

意識があるとしても

自分を自発的に律することは

不可能じゃないでしょうか。

科学は進歩することは可能でしょうが

元に戻っていく、

否定的な自分を見つめていく、

そういうことはロボットにもできるのでしょうか ?

 

それは不文律のような気もしますが、

科学者はやってしまう恐れがあるそうです。

人間より優れた頭脳を持った、

そして意識を持ったロボットを作り出すのも

もう間近なことのようです。

 

その時、人間とは

と、聞かれても、明確に答えられる

自分を明らかにしておかなければ

いけないような気がします。

 

 

 

 

 

 

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「東一口」 

2014-08-20 20:46:18 | 住職の活動日記

注意して通れば国道一号線に

この地名の交差点を見ることがありますが、

普通は何気なく通り過ぎてしまいます。

「東一口」と書いて、

「ひがしいもあらい」 と読みます。

「一口」が『いもあらい』 ??

一がいも、口があらい ?

なんとも不思議な地名です。

 

でも、古地図(絵図)にもあるくらいですから

やはり歴史のある地名なのでしょう。

 

我が家より約15分ほどの場所

この地を訪ねて、

京阪国道をここかなと見当つけて

左折すると、

 

    

 

ちょうど、「大池神社」という歴史を感じる神社に

出会いました。

たまたま、いい場所に来たのです。

「巨椋池」は江戸時代は「大池」とも呼ばれていました。

 

   

 

本殿はモダンな鉄筋コンクリート造り、

上手に木の風合いを出しています。

 

その横の石碑に

    

 

「大池漁業記念碑」という石碑が

今は、見渡す限り緑の田んぼが

広がっているばかり、

昔はここは漁業が盛んだったということを

記録しているのでしょう。

 

     

 

その向かいには「川魚商」の石碑が

伏見や淀の川魚の店が連なっています。

 

そして、神社の正面には

見事な田んぼとところどころ蓮池が

 

     

 

       

 

昔は、蓮のなかへ船で出かけて

観蓮をして、蓮の葉を帽子替わりにかぶり、

葉っぱにお酒を注いで蓮酒を

楽しんだようです。

 

ここ、「東一口」は巨椋池でも

大きな漁業権を持ったところです。

その証が、

 

    

 

このお屋敷です。

「旧山田邸」といって、前回のブログの絵図に

あるお屋敷です。

 

    

 

まるで武家屋敷のような、威風堂々とした

 

    

 

門といっても、ただの漁師さんの門ではない

当時は漁業が盛んで繁盛した

様子をうかがい知ることができます。

 

     

 

そのお宅の前には

「東一口」自治会の標識が、

 

     

 

このお宅へ行くには階段を上がります。

というのは、ここが池のほとりの淵だった

ところでしょう。

段差が池のふちの石積みではないでしょうか?

 

    

 

階段の下がバス停で「前川橋」

京阪バスが通っています。

 

向かいに眼をやると、

これもまた見事な景色で、

 

     

 

川の畔の桜は時期になるとそれは見事でしょう。

 

「巨椋池」の干拓は、

土を持ってきて埋立したのではなく、

こういう、水路をたくさん作り、

それを次第に大きな水路に集めて、

そこから、排水して広大な緑の地を生み出したのです。

昭和8年から8年がかりで、

とても難工事の中、干拓事業が完成したようです。

今でも水路は残り、排水は行われているようです。

 

 

      

 

その川を見上げると、

気持ちのいい青空と心地よい風が吹いていました。

 

帰りがけに、信号で止まると

 

     

 

「西一口」にしいもあらい、

の標識がありました。

(東があれば西もある)のです。

 

     

 

今、巨椋池は実りを迎えています。

新聞では、

「黄金の稲穂はや収穫」と、

巨椋池干拓田で19日、

最も早いコメの収穫が始まった。

と、出ています。

 

巨椋池では早、秋の訪れのようです。

 

 

 

 

     

 

 

 

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巨椋池 (オグライケ)

2014-08-20 20:20:14 | 住職の活動日記

今住んでいる所が小倉、

昔はこの付近は「巨椋池」と呼ばれる

周囲16キロの大きな池がありました。

 

宇治の資料館で巨椋池の展示が

あるということで出かけたのですが、

館内は写真撮影禁止で、

といってもさほど撮りたくなる

展示はなかったのですが、

ただ入口にあった、

昔の巨椋池の古地図(絵図)が

一見にしてよくわかりました。

 

  

    

 

 

巨椋池には宇治川、桂川、木津川が

注ぎ込んでいます。

 

 

     

 

 

宇治川の源流は瀬田川、

つまり琵琶湖から流れ出ているのです。

 

 

      

 

そして、宇治川は淀川となって大阪湾へ注いでいます。

この三つの川が流れ込んでいる所に

秀吉は淀城を築いたのです。

つまり、物資は大阪湾から船でここを通り、

更に高瀬川を通り、京都の町中まで運ばれました。

 

秀吉はこの淀を要として、

城を築き、伏見の町を日本一の町に

作り変えました。

今、近鉄が走っている線路は

秀吉が作った「太閤堤」の上なのです。

その当時の、宇治川は好き勝手な流れをしていて

洪水が起こったり、

ずいぶんと悩みの種だったようです。

なにより淀の地を治めるには

宇治川を抑え込むのが重要だったようです。

 

ふと熊本に眼をやると、

加藤清正が作った「熊本城」

難攻不落の名城と言われています。

そして何より、自然の地形を

利用した城作りは、

秀吉について学んだのではないでしょうか?

坪井川という河川を堀に利用しているのです。

 

     

 

そしてこの川は有明海に注ぎ込んでいます。

ですから、白を作るときにはこの川を利用して

物資を運んだのではないでしょうか。

そして、そのまま堀として利用した。

交通の便としても、また城の守りとしても

自然の地形をうまく生かしているのです。

 

そしてまた、巨椋池には

もうひとつ,気になる地名があります。

古絵図にも出てくる、

 

    

 

「東一口」 という地名です。

ここは、巨椋池の漁業の盛んなところでもありました。

 

 

 

 

 

     

     

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トンボ

2014-08-19 21:02:56 | 住職の活動日記

夕焼け小焼けの赤とんぼ

追われてみたのはいつの日か

 

とか、

 

トンボよトンボ

赤とんぼ

お浄土からのお客様

 

というような歌があります。

 

一見かわいいらしい

イメージがあるのですが … ?

地上最強の昆虫とも言われています。

 

子どもの「ヤゴ」のころから

ボウフラやオタマジャクシ

そして小さな魚、エサがなくなると、

共食いして、

最強の一匹が勝ち残り、

成虫になると飛んでる虫を捕まえ

なんと、スズメバチまでも

食べてしまうほどの強さを持っているのです。

 

 

   

 

今日見かけた「ギンヤンマ」でしょうか ?

力なく、コンビニのドア近くで弱っていました。

オニヤンマにギンヤンマ

特にオニヤンマが最強と言われています。

 

トンボも漢字で書くと 蜻蛉(せいれい)

となります。

英語ではドラゴンフライdragonfly

龍が飛ぶ、ということです。

小さいながらもその眼とか

口の凄さとか見ると

まさに龍と表現したのかもしれません。

 

昆虫の中で世界最強ですから

ドラゴンという名前もふさわしいのでしょう。

 

日本ではお盆のころになると決まってやって来る

まさにお浄土からのお客様のようでもあります。

日本人の心情としては

お盆にふさわしい「トンボ」で

ご先祖さまが乗ってくる

お浄土の使いのようでもあります。

 

しかし、外国の方はその姿と生き様から

ドラゴンフライと呼ばれたのでしょう。

 

このギンヤンマの倒れた姿には

はや、秋がやって来たような

そういう感じにとらわれました。

 

しかし、京都は今日も35度を超えました。

まだこの暑さは続きそうです。

 

 

 

 

 

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『パンケーキ』 を所望!!

2014-08-18 21:44:10 | 住職の活動日記

女性軍のパンケーキを食べたい

との希望で、娘が探し当てた

お店へ、 いざ!!

 

そこは、中立売智慧光院 というところで、

京町屋がたくさん残るところです。

このあたりは織物関係、とくに帯でしょうか ?

 

   

 

町屋を再利用でしょうか

ここは、おしゃれなデイサービスの

「六瓢」 というお店、

そして、

 

 

    

 

 

風情ある町の写真屋さん、

 

 

     

 

 

ここはカキ氷のお店、

もう百年もたっているお宅で

ご自由に中をどうぞ、 とあります。

 

   

     

 

それから、町屋を改造した

学習塾です。

ここだったら、子供たちも落ち着いて

勉強できるのでは ??

 

 

 

      

   

こういう町屋風情が色濃く残るところです。

 

そして、やっとお目当てのお店到着、

 

    

 

「ラインベック」 という、

看板がなければ通り過ぎてしまいそうな、

 

中へ入ると

 

     

 

町やそのままで、井戸もあります。

 

     

 

振り返ると、暖簾がなかったら

普通の民家です。

 

注文した「パンケーキ」 三種

 

    

 

チーズが入った (わたし)

 

    

 

そして、

 

    

 

名前は忘れました。

 

パンケーキ、2回目ですが

ここのパンケーキは私が高校生の頃

よく作ったホットケーキによく似ています。

が、それよりもはるかに品よく美味しいのですが、

 

 

    

 

店内は本当にお座敷をそのまま

椅子席に直しただけのつくり、

うなぎの寝床のように細長く

突き当りには坪庭があります。

面白いことに、

私の席は靴を脱いで上がるお座敷

前に見えているテーブルの向こうは

土足で上がるという作りです。

トイレに行くには、一端障子をあけて

靴に履き替え、向こうの扉を開けて

また中に入り、坪庭の横がトイレです。

 

 

     

 

額にしてあったのは多分?

帯を切って表装して額に入れたのでは

どことなしか、西陣の感じが残る

そういうお店です。

 

    

 

外に出てみると、

大宮通笹屋町下ル、とあります。

それが正式な地名なのでしょう。

 

ミニ散歩でした !!

 

 

 

 

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久しぶりの青空

2014-08-18 21:20:30 | 住職の活動日記

久しぶりにお日様が顔を出しました。

8月は雨が続き、どこも日照不足

野菜が高騰しそうです。

 

   

 

爽やかな青空が広がったのですが、

おもしろい雲も

妙な動きを見せています。

 

    

 

お向かいは興正寺さんです。

晴れ間の間に厚そうな雲が、

 

    

 

その正面には、入道雲でしょうか

勢いを増しているようです。

 

今年は梅雨に入り、でも空梅雨で

そうこうしてるうちに夏になったかと思えば、

早々に台風がやってきて、

そして、豪雨が続き、

今日の天気予報では、

もう秋の気配が近づいている

ということです。

 

 

    

 

夕日が沈むころ、

不気味な雲に覆われています。

そして、北の方に眼をやると

 

     

 

晴れ間が覗くものの、

どす黒い雲の流れがあるようです。

 

晴れ間が見えたというものの、

天気の方はまだ不安定で、

予断を許さないようです。

 

スカッとして青空が広がり

日照不足も解消されて

作物にも被害が出ないことを祈るばかりです。

 

 

 

 

 

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