ちょうど、秋酣の西国巡礼となりました。
今回で3回目、8ヵ寺お参りで兵庫県を中心に京都の北のお寺さんで
29番松尾寺まで打ち終える予定です。
来春、滋賀県方面をお参りし満願となります。
今回私目が一番調子が悪く、喉の状態が最悪でした。
市販の風邪薬やら喉の薬をスプレーしながら、
なんとか声を出すことができました。
やはり冷え込んで、冷たい空気が一番こたえました。
体のほうは調子よく、トレーニングの成果もあって、
階段も驚くほど快調に駆け上がりました。
第一日目は姫路を中心に、
25番播州清水寺 ( 加東市 ) 26番一乗寺 ( 加西市 ) の
二ヶ寺です。
そして、一路城崎温泉へと北上します。
西国巡礼はお四国さんと違って、
一ヶ寺一ヶ寺のお寺さんが離れていてバスでの移動が大変です。
第二日目は天橋立を中心に
28番成相寺、29番松尾寺そして番外の花山院を打ちます。
天気も良く、逆光気味ながら天橋立がとても美しい線を描いています。
松尾寺は先日の台風の被害で道が崖崩れでバスが上がりません。
急遽、タクシーを手配していただき山上まで、
よくぞ、先人たちは文明の利器がない時代に、
このような立派なお寺を作ったことにただただ驚きです。
いずれのお寺さんも本山のような立派なお寺さんで、
風光明媚な場所ばかりです。
ということは、それだけ山奥を切り開いて建っているということです。
俗世界を離れ、修行して瞑想するには
こういう場所が必要なのです。
そういう空気を頂きながら、
皆さんとても元気になっていかれるようです。
第三日目は姫路の27番圓教寺を打ち、
一路東へ向かい、宝塚の24番中山寺、そして茨木の22番総持寺さんで
今回の打ち止めです。
23番箕面の勝尾寺さんは次回お参りするということにいたしました。
圓教寺さんは西の比叡山といわれるだけあって、
その構えは見事です。
姫路市内とはいうものの小高い山の上でロープーウェイで上がり、
そこからまたお寺の専用バスでジェットコースターのような
道を本堂まで進みます。
今はまた、 NHK大河ドラマ 「 軍師官兵衛 」 の
舞台ともなるそうで、一般の方のお参りも多いようです。
本堂は舞台作りで、 「 ラストサムライ 」 のロケ地にもなったところです。
また、今回は私の新しいグッズもお目見えして、
「 引金 」 ( いんきん ) という仏具です。
携帯用の金です。
金をたたく金属の細い棒が握り手の中に
収まり、磁石が入っていてその棒が落ちないという、
一工夫された道具です。
握り手の色も品の良い漆塗りで、お気に入りの一つになりました。
今回も無事にお参りを務めることができました。
これもひとえにご一緒していただいたみなさんの
お蔭の賜物と感謝いたしております。
また次回、全員で満願成就をいたしましょう。