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outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

天狗岳制覇しました

2007年09月08日 17時50分34秒 | 日本三百名山に登る旅
北八ヶ岳最高峰とは言え天狗岳程度で「制覇」と言って喜べるほど僕らに体力の自信がありませんでした

歩行時間6時間半を念頭に六時15分出発。焦らないようにゆっくりゆっくり谷の脇や台風の雨で谷になっているような、でもそれほど急でない登山道を休みながら登りました

実は反省したのです。 今年6月9日にホロホロで日本に戻り、目の手術の為もあって山旅出発が去年の計画では5月初めだったのが8月末にと4ヶ月も遅れてしまい、僅か一ヵ月半しかない日程で北アルプスの山を5~6座登ろうと思ってしまい、予行演習の剣山界隈も含め完全に「焦りすぎ」ではないかと・・

そこで今日は何度も深呼吸をして「時間はたっぷりある」と自分に言い聞かせてのんびりと登ってみたのです

ほんの少し早く登るのとゆっくり登るのは疲れが全く違います。総所要時間は八時間掛かりましたが何度も何度も(9回)荷物を下ろして休憩をとってその度に何かを食べて水をタップリ飲んで歩いたら殆ど疲れも無く下山できました

と言っても少し腰は痛いですが・・でも数日の縦走なら「なんとかなる」自信が出来ました

ただ天気予報を見ると明日はまだ良いのですが明後日から雨、晴天が続く時がありません 花が殆ど終ってしまっている今の季節に視界が無ければ「登っただけ」で愉しむことが出来ませんから天気を見ながら日帰りの山か一泊程度の山に登ろうと計画を変更中です。

とりあえず明日は無理の無い、以前行ったことがあってまあまあ花が多い300名山の「入笠山」に行ってみようと20号線を南下して山梨県との県境に近い道の駅「信州蔦木宿」に来ています

昨日の夜に泊った唐沢温泉下の駐車場は未だかってない斜面にある駐車場で角度こそ10度くらいですがバスが左に10度傾いた状態で炊事、食事、睡眠は大変でした

とにかくいつも斜めに立っている状態車の中の設備は水平の状態を考えて造ってあるので兎に角「変」で今にも倒れそうに見えないとまともに立てないのです 

それがどんなものか・・ヨットで航海して傾きには慣れているはずの僕らでさえ「これはたまらんな~・・」と一晩は辛抱しましたが下山してすぐ逃げ出しました。


今日は土曜日だったこともあって天狗岳は大勢の人達が登っていました 全部で100人近く居たのでは? そのうちの一人とは脚力が似ていて一緒にかなりの時間色々話しながら歩きました。

現在56歳。55歳で定年となって今はガードマンをしていると言ってましたが・・夫婦と二人の娘が一緒にアパートを借りて暮らしているけど30にもなる子供は働いてはいるけど二人共一人立ち出来ずその面倒も見なければならないから「貧しい・・・働かないと・・たいへんよ」って言ってました。でもそんなことを言いながらいつも笑って山にも良く来ているそうですから・・

それを聞いてこんな事を思い出しました


その人は一生働いて「家も持てなかった」と嘆いていましたが僕の知っている人の中には世間で言う「成功」をして立派な家に住み、なをかつ子供達にも家を建ててやり経済的には今も「裕福」だけれど「寂しい」と・・

子供達は建てて貰った「自分の家」で暮らし良い仕事に就いて経済的にも安定しているから「親は要らなくなっている」孫が出来ているのに「じいちゃんは臭い」と言って孫も来ない。だから「寂しい」

人間経済的に苦しいのは困るけど「なんとかなる」程度なら精神的に「寂しい」のより「しあわせ」なんではないでしょうか?


僕は58歳ながら17年以上退職者生活を送っているからホントの退職者と良く話もします。そして時々思うのに「多すぎる年金」を貰っている夫婦より「やっと生活できる年金」を貰っている人たちの方が割合からすれば「幸せ」なんでは?と

多く貰っている人の一部には「自分勝手」に過ごして夫婦でありながら「精神面のつながりが殆ど無い」当然年ですから「肉体も」 同じ屋根の下に住んでいて見ている方向が全く違っても生きていける程年金があるのは実は「寂しい」事なのでは?と

熟年離婚も多すぎる年金が作り出したもののように思うのです。

多すぎても二人が同じ方向を見て生きている人はいいのですが・・

二人が又は家族が力を合わせなければいけないけれど力を合わせば愉しく過ごせる位がいつまでも一番愉しいのではないでしょうか。

そんな事を考えた出会いの登山でした

写真は東天狗岳頂上に立つ美由紀です。後ろに見えているのが三角点のある西天狗岳で双耳峰の天狗岳は東の方が少し高いです。勿論我々は両方に登りました。写真をクリックすると大きく見えます

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