７度目の挑戦実らせ…きな子、警察犬に正式採用

(読売新聞)
　｛香川県丸亀市の丸亀警察犬訓練所の犬「きな子」（ラブラドルレトリバー、雌、８歳）が審査をパスし、１４日、県警の嘱託警察犬として正式採用された。

　７度目の挑戦を実らせたきな子には、同じ道を目指す２匹の子犬もおり、同訓練所の亀山伸二所長（５４）は「次は、親子で警察犬を目指したい」と話している。任期は来年１月から２年３か月で、事件捜査や行方不明者の捜索にあたる。

　事前にかいだにおいと同じものを選ぶ「臭気選別」の部に２００４年から挑戦。失敗にめげない姿が人気を集め、今夏、映画「きな子～見習い警察犬の物語～」も公開された。０６年に「みりん」と「こむぎ」（ともに雌）を産み、０７年から親子で競技会に出場している。｝

　きな子は失敗しても愛らしい顔や表情で挑戦を続ける姿が、人気を集め映画「きな子」のモデルにもなった。７度目の挑戦を実らせ、２匹の子犬の母でもあるきな子に、警察犬になってからの、活躍を見たいものである。