喜多院法興寺

住職のひとりごと

あかつき、金星周回軌道入り、成否不明―「まだ望みある」

2010-12-08 06:26:35 | Weblog
(時事通信)
 {金星周回軌道に入るためエンジンを逆噴射した後、通信状態が不安定になった探査機「あかつき」について、宇宙航空研究開発機構は7日夜、何らかのトラブルで機体が非常時の姿勢に入っており、軌道投入に成功したか不明と発表した。8日昼を当面の目標として姿勢を立て直し、軌道を確認したいという。管制室のある相模原キャンパス(相模原市)で記者会見した開発責任者の中村正人宇宙機構教授は「全力で取り組む。24時間態勢で運用し、(機体に搭載された約26万人の)皆さんのメッセージを金星へ送り届けたい」と話した。広報担当の阪本成一同教授は「金星周回軌道に入る望みはまだある」と語った。

 非常時の姿勢は「セーフホールドモード」と呼ばれ、太陽電池パドルを太陽に向けて電源を確保しながら、ゆっくり回転して姿勢を安定させる。7日午後4時すぎ、10分で1回転していることが判明。通信速度・容量別に高、中、低と3種類あるアンテナのうち、主に低速用しか使えなくなった。

 あかつきは金星まで約550キロに接近した7日午前8時49分、予定通りエンジンの逆噴射を開始した。9分20秒から12分噴射して十分減速できれば、金星の重力に引き寄せられて周回軌道に入る計画だった。}
 
 宇宙航空研究開発機構は7日朝、相模原キャンパスの管制室から、探査機「あかつき」を金星周回軌道に投入するため、エンジンを逆噴射させた。機体が予定通り金星の陰に入って通信が途絶えた後、回復まで予想外に長い時間がかかり、何らかのトラブルで機体が非常時の姿勢に入っており、軌道投入に成功したか不明と発表した。今後の処置であかつきが金星軌道に乗ることを祈りたい。