喜多院法興寺

住職のひとりごと

正力松太郎賞の青年奨励賞は廣部光信・天台宗教林坊住職

2009-05-07 10:45:50 | Weblog
中外日報 
{仏教精神に基づく青少年育成に貢献した人を表彰する正力松太郎賞の第三十三回受賞者が決まった。子供会活動を続けてきた畑龍定・西山浄土宗常福寺住職(和歌山県みなべ町)と、アジア諸国との交流活動を行なっているゆめ観音実行委員会(代表=横山敏明・曹洞宗大船観音寺住職、神奈川県鎌倉市)。青年奨励賞は廣部光信・天台宗教林坊住職に決定した。

青年奨励賞の廣部住職は三十八歳。二十年間無住だった寺院を、約十年かけて多くの人が集えるまでに復興。仏教語の解説書刊行、中学生の職場体験受け入れ、小学生の坐禅体験会など多岐にわたる活動を展開、開拓精神あふれる活躍に将来性が期待されている。}

白州正子さんが『かくれ里』で紹介された教林坊は20年近く住職がいないことで、荒れ果てていた。廣部光信さんが住職になって、町の文化財である江戸初期の書院を、最初は住職が雨漏りの修理や、床の張り替えをしていたが、見かねた近所の住民の物心両面の協力で、わずか5年で境内整備が終了した。
恩返しの意味から、お茶会やコンサートや、子供向けの座禅会・写経会を企画した。さらに「人に教えてあげた仏教語」刊行、仏教文化を発信し、寺に人が集まる場所にしたいと今も頑張っている。