善光寺の聖火リレー出発地の辞退

時事通信
　｛「参拝者を守るため」「同じ仏教の寺」－。善光寺の聖火リレー出発地の辞退を受け、聖火リレー長野市実行委員会は１８日午後、善光寺の住職らとともに記者会見。委員会の担当者は苦渋の表情を浮かべながら「スタート地点は変わることになるが、ルートはできる限り変更しない形でやりたい」と強調した。

　実行委員会の篠原邦彦事務局長は出発地について「善光寺から『諸般の理由』で辞退したい旨の申し入れがあった」と説明した上で、「善光寺の総意として決定を尊重しなければならない」と苦しい表情。

　善光寺の若麻績信昭寺務総長は辞退の理由として、チベットでの宗教者弾圧や、国宝に指定されている本堂や山門などの警備問題、一般参拝者の安全面などを指摘。「午前中の会議で決定した。オリンピック憲章には無差別、平等の理念があることも考えた」と話した。｝　

　善光寺から『諸般の理由』で辞退したい旨の申し入れがあった。善光寺の聖火リレー出発地の辞退は、当然の結果だと思う。辞退の理由としてチベットでの宗教者弾圧はオリンピック憲章の理念に反する。この様な理由で、善光寺が聖火リレー出発地の辞退したことに意義があると思う。