喜多院法興寺

住職のひとりごと

民主・前原代表は、対案で対決を強調

2005-09-29 08:07:23 | Weblog
 民主・前原代表は衆院選の最大の争点である、郵政民営化関連法案に関しては、「形だけを株式会社にしただけでは駄目だ、中身の大切さを主張し、この法案の実態は官業焼け太り、民業圧迫法案だ」と厳しく批判。民主党の対案に沿って、「郵便貯金の規模を段階的に縮小し、確実に『官から民』へと資金分散させたり、簡保は分割で規模を小さくしたりして民営化すべきだ」と主張した。
 小泉首相と民主党の前原誠司代表が国会で初の、直接対決は小泉首相の貫禄勝ちと言ったところか。民主党について「日本をあきらめずに、政権交代ができる政党に発展することを期待する」と述べ、民主党が選挙で使った「日本をあきらめない」のコピーを引用して皮肉った。
 
毎日新聞
 衆院は28日の本会議で、小泉純一郎首相の所信表明演説に対する各党代表質問を行い、小泉首相と民主党の前原誠司代表が国会で初の、直接対決に臨んだ。前原氏は質問で「主要な政策課題について対案を示し、真の改革を競い合いたい」と述べ、対案提示による対決姿勢を強調。選挙結果について「郵政法案への賛否で、すべての課題の負託を受けたと強弁するのか」と、認識をただした。小泉首相は「広範囲な改革の方針と成果に広く国民の支持をいただいた」と答弁、自民圧勝は構造改革全般への信任、と自信を示した。

 前原氏は質問でさきの衆院選の民主党大敗を国民にわびたうえで、小泉内閣が進める郵政改革について「政府案の実態は官業焼け太り・民業圧迫法案だ」と批判。「郵便貯金の規模を段階的に縮小することが必要だ」と述べ、同党の対案に触れつつ追及した。

 小泉首相は「民主党が対案を出すことを歓迎する」と応じたが、民主党案について「強制的、急激に規模縮小すれば経営は成り立たず、雇用やネットワークも維持できない」と批判。民主党についても「日本をあきらめずに、政権交代ができる政党に発展することを期待する」と述べ、選挙で同党が用いた「日本をあきらめない」のコピーを引用しつつ、皮肉った。

 また、前原氏は衆院選で自民党の多くの候補が比例代表で公明党への投票を呼びかけたことについて「国民への信義則違反で、政党政治の形がい化につながる。いっそ、一つの政党になればいい」と述べ、自公路線の在り方を批判した。小泉首相は「各候補者が判断すべき問題だ」と答弁し、こうした選挙戦術を事実上、黙認する考えを示した。【中西拓司】