喜多院法興寺

住職のひとりごと

漢字能力:大学生は低レベル--正答率4割切る!? 

2005-09-13 09:48:59 | Weblog
 歳のせいなのか、とっさに漢字が思い出せず、恥ずかしい思いをしばしばしています。しかし、ブログを書く場合はワープロ機能のお陰で、忘れた漢字も何の苦もなく書くことが出来て、非常に重宝しております。また、携帯でのメール機能では一度使った漢字を、候補で選ぶ事が出来、尚いっそう簡単に漢字が書けてしまいます。こういう事が原因で、漢字能力の低下に拍車をかけている様な気がします。
 最近の若い人は毛筆を持ったことがないせいか、筆の字は見られたものではありません。東京あたりのお寺では、お塔婆専用のプリンターを導入しているそうで、筆を持たないと言うか、筆をもてない僧侶がでてきそうな世の中であります。

毎日新聞 ◇日本漢字能力検定協会調査
 隣人はアイビョウ家▽油のシみ▽ドタンバで逆転。カタカナ部分を正しい漢字で書けますか? 全部、高校卒業程度の漢字です--。財団法人日本漢字能力検定協会が初めて実施した調査で、中学・高校・社会人に比べ、大学生の漢字能力の低いことが分かった。

 4~5月、中学・高校・大学・新卒社会人の1年生計8365人にテストを実施した。中学生は小学卒業、高校生は中学卒業、大学生と社会人は高校卒業程度を出題。正答率は中学生が78・5%と最も高く、高校生は59%、社会人は60・7%。大学生は39・8%と目立って低かった。

 問いは、漢字の読み書きのほか、部首や対義語など。大学生の正答率が特に悪かった分野は、四字熟語の書き取り(14・5%)、誤字訂正(15%)だった。

 大学生の正答率が低かったことについて同協会は「受験用の勉強に偏っているためでは」と分析。「漢字は、一つ一つが意味を持つ世界でも珍しい表意文字。奥深い文化があるので多くの人に楽しんでほしい」としている。(冒頭の問いの答えは、愛猫▽染▽土壇場)【大迫麻記子】