喜多院法興寺

住職のひとりごと

米国で臓器移植 大橋陽佑ちゃん生還

2005-09-08 11:03:14 | Weblog
米国で臓器移植 大橋陽佑ちゃん生還

 日本では15歳未満の脳死者からの移植が出来ない。日本では絶対助からなかった大橋陽佑ちゃん(1歳7カ月)。この小さな幼い体に、6つの臓器 膵臓、ひ臓、肝臓、小腸、大腸の同時移植を受けた。大人でも、耐えられない大手術を成功させた生命力に驚いています。また、この大手術を成功させた病院の同時移植手術の確かさに驚嘆しました。
 日本の場合は脳死者の移植は、提供者が少ないし、脳死の是非がまだはっきりとしない今、心臓、肝臓の移植は米国の手術に頼っているのが現実です。 
 
(毎日新聞)
日本人で初の6臓器の同時移植手術を受けた大橋陽佑ちゃん(1歳7カ月)が5日、米国から帰国した。成田国際空港で陽佑ちゃんは、母由江さん(40)と手とつないで到着ロビーを歩き、笑顔を振りまいた。
 陽佑ちゃんは生後5カ月の時、内臓がほとんど機能しなくなる「中腸軸ねん転」と診断された。国内では15歳未満の脳死者からの移植は禁じられているため、昨年11月に渡米、同12月に胃、膵臓(すいぞう)、ひ臓、肝臓、小腸、大腸の同時移植を受けた。術後経過は順調だという。父の商社員、之歩(ゆきほ)さん(40)は「元気になった陽佑の姿で、国内での臓器移植論議が深まれば」と語った。