喜多院法興寺

住職のひとりごと

65人に1人「体外受精」で誕生

2005-09-14 09:30:22 | Weblog
 高齢出産が原因なんでしょうか、新生児65人のうち1人は体外受精児という、ショッキングなデーターが報告されました。また、環境ホルモンの影響で、最近の男子の精子の数が極度に少ない事が、原因で体外受精が増えたと思います。
子供が欲しくない結婚前の男女には、皮肉にも妊娠が多く、あわてて結婚「デキチャッタ婚」、子供を欲しいという夫婦には色々な原因で、子供が出来ない。
少子高齢化が進む、日本にとって晩婚は色々と問題がありそうです。

読売新聞
 新生児65人のうち1人は体外受精児――。精子と卵子を体外で受精させて子宮へ戻す「体外受精」によって国内で生まれた子供が、2003年の1年間で過去最高の1万7400人に達したことが、日本産科婦人高齢出産の増加に警鐘を鳴らしている。

科学会(武谷雄二理事長)の調査で13日明らかになった。
 調査したのは、同学会に体外受精の実施登録施設として届け出ている590施設。それによると、03年の体外受精による出生児数は1万7400人と、前年より2177人増加した。全出生数(112万3610人)に占める割合は1・5%で、この年に生まれた65人の赤ちゃんのうち1人が体外受精児になる計算だ。

 世界初の体外受精児は1978年に英国で誕生し、国内では83年に東北大が成功した。以来、体外受精は年々増え続け、同学会が調査を始めた86年以来の累積出生数は計11万7589人となった。

 調査を担当した久保春海・東邦大教授(産婦人科)は、「治療1回あたりの妊娠率はそれほど向上しておらず、不妊患者の数が増えた結果だろう。安全に妊娠・出産できる年齢限界は35歳以下ということを認識してほしい」と述べ、体外受精件数を引き上げている高齢出産の増加に警鐘を鳴らしている。