はじめの戦車模型づくり

老眼に悩みながらもとにかく完成させることを目指します! 2009年3月8日開設

タミヤ1/72 紫電 #9 スプレー技法

2022-08-23 21:05:11 | 大東亜戦争 日本機

昨日は作業がスムーズに進まず、予定していたスプレー技法を終えることができませんでした。
と言う訳で今日はハゲチョロを表現するためのスプレー技法をしていくことにします。

▼まずは、激しくこすられたり削られたりされる恐れのある下地のシルバーへ念のためクリアコートをかけておきます。

▼ハゲチョロをしない下面はマスキングをしておきます。
上面と下面の塗り分け部分のマスキングは、取説にある塗装指示面をコピーで120%拡大してひっつき虫で貼り付けました。
カウリング部分はマスキングパテで塗り分けのマスキングをし、その他はマスキングシートです。

▼さあ、メインの作業です、なんちゃって。
今回のスプレー技法は、簡単に手に入るまさにその名の通りヘアスプレーを使いました。
ばあっ〜と機体に吹いています。

▼機体上面色は、指定のタミヤアクリルXF-11暗緑色をリターダー入りタミヤラッカー溶剤で薄めてエアブラシします。
実はクレオスラッカーのC-124暗緑色とどちらを使おうか悩みましたが、飛行機は経験が浅いのでどちらの色が良いのかわからず、結局、指定のタミヤを使いました。
これがあとで自分的にはちょっと後悔することになるとは・・・この時は思いませんでした。

▼スプレーを吹いてから約15分後に、暗緑色をエアブラシしました。
15分後というのは、確かAMOのチッピングフルードの使い方youtubeで説明されていた記憶があってそれに従いました。
エアブラシして気づいたのですが、XFなのでタミヤアクリル特有の全く艶がない状態です。
そしてイメージよりだいぶ暗いかんじです。これだったらクレオスの半光沢の暗緑色の方が良かったかもしれないなあとちょっと後悔。
一番確かなのは、試し吹きをしてから塗装にはいるべきですよね。手抜きしてしまい反省です😅

▼まあ、仕方ありません。気を取り直してハゲチョロの作業に入りました。
まずは広く剥がしたい部分から始めます。
筆に水を染み込ませて機体をこすっていきます。筆はクレオスのドライブラシ用ハードの小を使っています。

▼パネルの端など細かく剥がしたいところは、スパチェラで塗膜を剥がしていきます。
塗料で塗るのではなく、剥がすのは修正が効かないので慎重に作業していきました。
ここはAFVと共通する作業なので、剥がす部分、剥がす強弱(広さ)の塩梅はつけやすく楽しい作業でした。

▼ハゲチョロを付ける(剥がす)作業が終わりました。
筆で剥がす時は偶然の産物としてわくわくしますが、反面ボロッと剥げて焦る時もあります。
強くこすれば当然広く大きく剥げるのでそのあたりの塩梅はちょっと慣れが必要かなと思っています。
反面、スパチェラでの作業は自分次第なのでこちらの方が加減がわかってやりやすいですね。
キャノピーの枠にハゲチョロを付け忘れていますね。写真はありませんが、ちゃんとこの後に付けています。

▼マスキング類をはがしたところ、一部不自然な部分とエアブラシが弱いところがありました。

▼XF-11を筆塗りして修正しておきました。
ここで気がついたのですが、暗緑色のハイライトを塗装せずにハゲチョロをしてしまいました。
どうも気が焦っていたようです。仕方がないのでとりあえずこのまま作業を進めていきます。
あ〜、飛行機は難しい。チョンボとか、工程モレとか、連続してやらかしてしまいました😩

今回はここまでです。次回は垂直尾翼にクリアコートをかけてデカールを貼り、細部の塗り分けをしたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
銀チョロにもセンスありきですね (123)
2022-08-23 23:17:52
前記事のジープのタイヤの泥汚れやホイールの錆具合とか本物にしか見えませんでした(世辞抜きわさび抜き)
今回の銀チョロも確かにそんな剥げ方をしそう!
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剥がれ感 (くう)
2022-08-24 08:01:28
ヘアスプレーを使っての表現、素晴らしいです。
日本機のように塗料の剥げが激しいものには、とても有効な方法ですね。
自分も挑戦してみたくなりました。情報ありがとうございました!
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Unknown (クラキン)
2022-08-24 10:26:52
前回の日記で8番シルバーがグレーのように・・・というのがありましたが、下地はグレーサフだったでしょうか?
グレーサフの下地に8番を吹くとグレーみたいになります。
メッキ調以外ならスーパーファインシルバーはほぼオールマイティですし、塗膜が強いのも助かります。
スプレー技法というのは全くやったことがないのですが、凄くリアルで良い感じですね。
ケープの上に吹くのはアクリル塗料でないといけないのですか? アクリル塗料だから水を付けた筆で剥がせるんでしょうか?
ラッカー塗料では駄目?
色々質問ばかりで恐縮です。🙏
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Unknown (hajime)
2022-08-24 10:53:33
123様、コメントありがとうございます。
ハゲチョロ(チッピング)はAFVではやり慣れていますが、飛行機での経験はあまりありません。
ですが、AFVの経験が活きる部分もあるのでやっていて楽しいです。
今回はうまく出来た部分とそうでない部分があります。それでも気に入ったところがあるのでやって良かったです😄
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Unknown (hajime)
2022-08-24 10:56:26
くう様、コメントありがとうございます。
どこにでも売っているヘアスプレーでもハゲチョロが十分できることがわかりました。
確かに日本機の場合は有効な方法だと思います。
スプレー技法を使ったくうさんの作品が見たいので、是非お願いいたします。
返信する
Unknown (hajime)
2022-08-24 11:11:21
クラキン様、コメントありがとうございます。
下地はグレーサフを使いました。これが原因だったのですね。光沢の黒を吹いてからシルバーを吹けば良かったのですが、ハゲチョロのシルバーなので大丈夫かなと省略してしまいました。やはり手を抜くと失敗するという見本ですね😅

ケープの上に吹くのはラッカーでも大丈夫です。
使ったのはアクリル塗料ですが、ラッカー溶剤で薄めているのでラッカー塗料になっています。
気をつけなければならないのは、ケープの上から塗装したあと、時間が経ってしまうと剥がせなくなってしまうことです。今回リターダー入り溶剤を使ったのはその時間を少しでも稼ぐために使いました。
今度はアフリカ戦線のAFVでこのスプレー技法を試してみようと思います。
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ハゲチョロ、いい感じ (0-sen(零銭))
2022-08-24 14:12:17
スプレー技法によるハゲチョロ、なかなか良い感じですね。この辺はAFVキットで培われた経験がものを言ってるようで、流石です。
8番シルバーがグレーよりになった件で、クラキン殿がコメントされていますが、確かにシルバーは下地色に影響されるので、グレーサフと言うのも一つの原因かもしれないですね。私も一つ勉強になりました。(グレーサフってあまり使わないので…。)
上面の濃緑色がちょっとお気に召さないようですが、川西系の緑色はクレオスからずばりの塗料が出ていますので、今後のご参考になさって下さい。Mr.カラー383番です。とは言え、あまり神経質になる必要もないと思いますが…。私もこの前完成した零戦の緑色にちょっと違和感があるのですが、出来上がってしまえばこれでええやろ!ってなっちゃいます。完成、楽しみにしております。
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Unknown (hajime)
2022-08-24 20:16:32
0-sen様、コメントありがとうございます。
M4A3シャーマンではAMOチッピングフルードを使いました。
今回は初めてその名もズバリのヘアスプレーを試してみました。
両方使ってみてAMOの方が剥がしやすいという印象です。
C-8シルバーについては勉強になりました。
AFVではシルバーを全面に塗装する経験はないので、飛行機を塗装するようになってそのノウハウは初めて知りました。

濃緑色は機種(製造会社)によってそれに合した塗料があるようですね。この辺は飛行機モデラーの方にとってこだわりの部分なんでしょうね。その感覚はわかるような気がします。
>出来上がってしまえばこれでええやろ!ってなっちゃいます。<
そう言っていただき、すごく楽になりました。完成めざして頑張ります!
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素晴らしいハゲチョロです (黒猫2号)
2022-08-25 07:57:42
おはようございます、hajime様

ヘアスプレーを使ったハゲチョロ塗装の仕上がりが素晴らしいです(^^)

>ばあっ〜と機体に吹いています<
と記事では書いておられましたが、これは全体にだったのでしょうか!?
宜しければ、詳細なテクニックを是非教えて頂きたいのですが、
よろしくお願い致します<(_ _)>。
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Unknown (hajime)
2022-08-25 12:36:08
黒猫2号様、コメントありがとうございます。
ヘアスプレーは全体に吹いています。
多く吹けば吹くほど多分剥がれやすくなると思います。
私の場合は、全体をばあ〜と吹いて、吹き漏らしたかなあと思うところを再度吹きました。
やや多めに1回吹いたって感じです。
すいません、言葉で表現するのが難しくて。
動画ならわかりやすいんだと思うんですがスキルがなくてすいません。
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