はじめの戦車模型づくり

老眼に悩みながらもとにかく完成させることを目指します! 2009年3月8日開設

Sd.Kfz.186 ヤークトティーガー 1/76 フジミ #1 試し吹き

2021-05-29 19:34:37 | 第二次大戦 ドイツ軍

リムーバーで塗料を剥がしたヤークトティーガーですが、今回はスプレー技法を試してみようと思います。

▼まずは塗装を剥がすと見えてくる下地としてオキサイドレッドを塗装します。
使ったのはタミヤのオキサイドレッドのサーフェイサーです。

▼初めて試す塗装方法なので、車体下面で試してみようと思います。
オキサイドレッドの乾燥を待ってAMMOのHeavy Chipping Effect chipping fluid A.MIG-2011をビン生でエアブラシしました。
この塗料は茨城県ひたちなか市にあるM.S ModelsのWeb Shopから購入しました。

▼乾燥を待って基本色のダークイエローをタミヤアクリルで溶剤はX-20Aを少し多めに足してエアブラシします。
わざと薄い部分と濃い部分ができるようにムラに吹いています。

▼だいたい乾いたと思えるところで水をつけた筆で塗装面をこすってみました。

試し塗装をしてみてわかった事は、
1. Chipping fluidは薄めに均一に吹いた方が後で基本色を剥がしやすい。
 エアブラシはあまり近づけないで、止めることなく素早く動かす。缶スプレーの要領が近いかもしれない。
 作例で下のオキサイドレッドが濃く太く出ている部分は、Chipping fluidが多めに吹かれてしまってなかなか乾かなった部分だった。
2. 剥がすアクリル塗料はやや多めに溶剤を足し、重ね吹きをしたりして濃くならない方が剥がしやすい。
 完全に乾くと剥がれにくくなる。エアブラシしてから見た目で乾いていると思ったら剥がす作業をした方が良い。

だいたいこんなところでした。
ヤークトティーガーはもう終戦間近に登場した車両です。
塗装は末期の質の悪いダークイエローがかなり剥がれて下地の錆止めプライマーが多く表れてしまった車両にしたいと思います。


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4 コメント

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マテリアル (くう)
2021-05-30 05:48:31
いつもいろいろなマテリアルを詳細に紹介してくださり、「なるほどなあ」と思うことが多いです。
Chipping fluidは、模型雑誌で見たことがありますが、使い方がよく分かりませんでした。
今回の記事、とても参考になりました。飛行機でも使ってみようかな・・・(*^^*)
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Unknown (hajime)
2021-05-30 10:24:04
くう様、コメントありがとうございます。
Chipping fluidは、youtubeで海外モデラーが使っていたのを観て買いました。
使い方をAMMOのyoutubeを見ながら英語の字幕を日本語に翻訳してみました。
やってみないとイマイチ掴めないのでヤクタイを実験台にしてみます。
要領をつかむまで見苦しい作品が続くかもしれません
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Unknown (クラキン)
2021-05-30 17:52:15
chipping fluidは初めて知りました。
姿勢塗料の食いつきを悪くするような効果があるんでしょうか?
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Unknown (hajime)
2021-05-30 18:12:18
スプレー技法ということなので、最初はヘアースプレーを使っていたようです。
実はヘアスプレー(ケープ、スーパーハード)を買っていたのですが、海外モデラーがこのAMMOの製品を使っていたので買ってみました。
おっしゃる通り上塗りした水性アクリルの食いつきを悪くしているのだと思います。
剥がれ具合、剥がし具合は時間と量によって変わってくると思うので、調整できるようになれればしめたものです。
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