うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

もうひとつの宇宙 2...(E19-2)

2007年10月13日 15時36分18秒 | 水の存在
陶芸は、茶碗であれ、壺であれ、先のボウルであれ、用途としてみれば液体を入れる器である。
千変万化する液体や気体をつつむ空間。
そこはひとつの時空、まさに「宇宙の創作」である。
先のボウルがなかなか気に入ったので、以上のような感想を述べたら、
松永氏にひどく気に入られて、展覧会が終わったら差し上げるとおっしゃる。
恐縮していったんは固辞したのだが、これをそんな風に評して気に入って頂けたのなら是非貰って欲しいと
重ねてのお話。
ひょんなことから、大変なことになったと思ったが、二言目にはありがとうと言ってしまっていた。
手に入ったら、いつかプラにもってゆくから、見てごらん。
カナンはきっと気に入ると思うよ。

もうひとつの宇宙 1 ...(E19)

2007年10月13日 15時29分37秒 | 水の存在
萩焼の大きいボウルである。差し渡し50㌢は超えているだろう。
特徴は、4本の襞である。ひだは内側から縁を越えて外まで渡っていて、
そこの部分は厚いのだが厚みを感じさせない。
軽快な流動感に満ちている。
土でできた重々しいボウルなのに、まるでスィングしているような躍動感と楽しさがある。
これを作陶したのは、松永加寸満(まつながかずま)氏。
松永氏は、本職、外国航路の大きい貨物船の機関長。
玄人はだしの陶芸と書道の趣味をもっている。
この作品を見ていて、イメージが重なったのは、はるか彼方の銀河の姿だった。
特にブログ次㌻の、NGC613ちょうこくしつ座の棒渦状銀河だった。