うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

仲哀天皇 3 ...(b10-3)

2007年10月09日 16時20分23秒 | 史跡散歩
仲哀天皇は、存在したかどうかよくわからないと言われるほど影が薄いが、そのお后の方は有名だ。
「神功皇后(気長足姫尊=オキナガタラシヒメノミコト)」である。
“神功皇后の三韓征伐”などと、明治から戦前までは女傑英雄として喧伝されたものだ。
この神功皇后はじっくり調べてみるとおもしろそうだ。
「卑弥呼(邪馬台国)」=「神功皇后」との説もある一方(時代は重なるようだ)、
新羅の王女との説もあり、やたらヒステリックなところを見るとシャーマンであったかと思われ、
天皇の列にいなかったことも考え合わせると、興味をそそる“女性”である。
その子が、神の名の付く数少ない天皇「応神天皇」の親となると、さらに謎が深まる。
このあたり、考古学発掘と、日本書紀などの記述と、天文現象とがからみあって、信憑性が増すととんでもないことが起きるような気がする。