うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

うべプラネタリウムの...(24)

2007年01月29日 21時43分54秒 | うべプラネタリアン
今後の目玉の一つとして、新星座物語を作ってみたい。
昨日の、橋本冴夏さんとの会話の中から啓示を受けたのだが、全天88星座の中で神話を抱えていない星座がほぼ半数近くある。これに新しい物語を与えたいのだ。

現在の星座が、国際的に確立したのは、たかだか80年くらい前だ。
星座そのものの起源は5千年ぐらい前の、メソポタミア文明あたりまでさかのぼる。
およそ2千年前ころギリシャのプトレマイオスという天文学者が、
言い伝えられた星座を整理し、48星座にまとめ、大部の天文学の本を出した。
それら星座とギリシア神話を結びつけて、天上に壮大な物語が構築された。
それが1500年くらい使われてきたが、16~7世紀頃大航海時代になると、
南半球の星空など、全く手つかずの星座空白域があることがわかって、
天文学者や地理学者は、てんでんばらばらに新星座を作りはじめた。
そのころ生まれた新星座が、いくつか整理されつつも、現代に残って、プトレマイオスの48星座を基本に、全部で88星座にまとめられ、国際基準となった。
だから、新しい40星座に、エピソードはあっても、神話はない。
第一“カメレオン”だの“はえ”だの“けんびきょう”や“ぼうえんきょう”に、神さまたちが取り憑こうはずもない。
これらに物語をあたえよう、その物語は、ひろく子どもたちから集めよう、
今、何もないのだから、自由に、何を考えてもいい、どんなドラマでもありうるだろう。
まさしく、天文学(てんぶんがく)だ。
集まったものは、冊子にまとめよう、1年くらい掛ければ何とかなるのではないか。

どうだろう、このブログページを見て、ほぅおもしろそうじゃんとおもったら、具体化のためのお知恵をお借りしたい。
ご協力願いたい。
こんなことを思いついたら寝られない(←うそ)