うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

うべプラネタリウムでは...(12)

2007年01月17日 22時10分54秒 | うべプラネタリアン
毎月、「プラネタリウムガイド」と「天文ニュース」の2枚のパンフを発行している。
このうち、「プラネタリウムガイド」では、いつも2つの星座を取り上げて解説しているが、私が担当し始めて2年目、それも終盤になると、取り上げる星座もマイナーなものばかりとなる。
“とかげ座”だの“こじし座”とか“こうま座”とか。え?そんなんあったん?となる。しかし、“こうま座”なんて2千年前から設定されている由緒正しい星座だからおろそかにはできない。一月は“エリダヌス座”をとりあげたが、これは「川」が星座になっているのだ。山だの川だの星座のドラマになりにくい物が星座になっている割には、植物は一つもない。
一輪の花も、天空には咲いていないのだ。
ちょっと偏見にみちてるんじゃないの、と言いたくなる。
さそりが星座になる土地だから、植物は乏しかったのかね。
誰か納得できる理由をつけてくれないかなぁ、嘘でもいい、プラネタリウムの解説時に紹介したいから。

でも、星雲の中には見事な花が咲いている。
ばら星雲だ。冬の星座“いっかくじゅう座”のなかにある。