憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来に伝わる民話「恵下谷の怪談」

2011年03月10日 06時10分10秒 | 民話

3/10(木) -1℃   積雪「0~3Cm(うっすら)」

 

 おはようございます。

 原因不明の目覚めの悪さと道路の凍結で今朝は神経ピリピリ。佐伯区にある魚切ダムを過ぎても橋の上が凍結してました。運転には最大限の注意を払って出勤したんですが、事故っている車や滑って180度”行ってらっしゃい”から”お帰り”のスピンしてUターンして側壁にへばりついている車など色々。

 このブログを見て通勤や出勤という方は少ないとは思いますけど、何らかのお役に立てたら幸いです。

 

 今日は、湯来に伝わる民話「恵下谷の怪談」です。

 むかし、和田に仲の良い夫婦が住んでいました。婿さんは大そうな働き者で、田んぼを作っていました。恵下谷の奥の長沢(東郷山の麓、旧湯来町と安佐南区との境あたり)というところに山小屋を建て、泊り込み、沼地を田んぼにするため毎日せっせと働いていました。ところがある晩遅く嫁さんが来て、

 「お客さんが来んさったけえ、すぐ帰ってつかあさい」

 「そがいなことで帰らりゃあせんよ」

 婿さんが言うと、すごすごと帰っていきました。次の晩も嫁さんが来て、

 「大事な用事ができたけぇ、帰ってつかあさい」

 こうして、毎晩のように何とかかんとか言って遠い山道を一人で迎えに来ます。ある日、用事ができたので我が家に帰ってみると、嫁さんはせっせと畑仕事をしていました。

 「何しに帰りんさったんかいのぉ」

 「何を言うか、毎晩用事があるけぇ帰ってくれと来たくせに。あがぁな時は誰かに頼めばええのに・・・・」

 「一回も迎えに行ったことはない。夜の山道を一人で行く度胸はないけえね」

 「おかしいのぉ。それじゃあ、もしも今度来たら、そいつは化け物かも知れんけえ、切り殺してもええかい」

 「行きゃあせんけえ、そうしんさい」

 嫁さんが言うので、婿さんはまた山小屋へ帰って行きました。山小屋に帰ってから、腰刀をよく研いで心待ちにしていました。だんだん夜がふけると、いつものように嫁さんが来て、

 「急ぐ用事ができたけぇ、帰ってつかあさい」

 「たびたびのことだから今晩は一緒に帰るとするか」

 と言って、二、三歩小屋から出たところで、嫁さんの後ろから刀を振り上げてバッサリと切りつけました。

 「ギャーッ」

 悲鳴をあげて暗闇の彼方へと走り去りました。

  さて、あくる朝、婿さんは気になるのでその場に行ってみると血が転々と連なって落ちている。その跡をつけて行くと自分の家の前に来ました。見ると戸口の横の「じふく(地面)」の一ヶ所にたくさん血が落ちて、床下へ通じる板が破れて穴が開いています。それを更に辿っていくと、婿さんが座っている場所の真下に大きな猫が血だらけになって死んでいました。それは、その猫は婿さんの家で飼っていた年老いた三毛猫でした。

 年取ると、「化けて出る」と言われる猫。何年以上だとそうなるんでしょう??毎朝、寝起きに私の足にスリスリしてくる愛猫のゴンゴン。人懐っこいだけに気になるところです。

 次回の湯来に伝わる民話は「二匹の狼」です。お楽しみに。

 

 三寒四温で徐々に暖かくなる・・・・はずの時節であるはずが、最後の悪あがきのような寒波に襲われて嫌~な朝を迎えてしまいました。冬眠している虫たちが穴から出て動き始める啓蟄(けいちつ)が過ぎているというのに、花の芽が動き始めようとしているのに、どうしたことなんでしょうね。それに、なぜか体がだるい。誰にも言えないんですけど、去年の再〇?何とも言えない感覚。経過措置の1年になるのでどっちみち病院に行こうとは思ってるんですけど、検査結果を聞くのが不安だなぁ

 不安解消、気の紛れること無いでしょうかねぇ

 

 週末にやり始めをしなきゃいけない農作業も先送り、サボっちゃおうかなぁ

 皆さんには、計画的で有効な時間を過ごされることを期待しておきたいと思います。何か、面白くて楽しいことがありましたらお誘いください。

 

 では、今日もよろしくお願いします。

コメント
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