憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来温泉のはじまり

2008年11月28日 08時02分37秒 | 温泉
11/28(金)5℃


 おはようございます。
 ようやく、が拝めて今朝はチョッとは気分のいい朝になりました。皆さんのお目覚めはいかがですか?


 今朝は久しぶりに湯来に伝わる民話を一つ。

【 湯来温泉のはじまり 】

 むかし、秋も深まったある朝、多田の人たちは畑に出て取り入れの仕事を始めていました。突然、朝焼けの空を
 「クォッ、クォッ」と苦しそうな鳴き声をあげて、一羽の白鷺が飛んでいきました。
 「ありゃ、怪我をしとるで、どうしたのかの」と言って見ているうち、白鷺は谷川の方へ、飛ぶともなく落ちるように舞い降りていきました。
 あくる日の朝も同じように、朝焼けの空に一羽の白鷺が飛んできて、昨日と同じ所に舞い降りていきます。
 「昨日の白鷺かも知れんで、行って見んかい」
 何人かの人たちが、こっそりと白鷺が舞い降りたところへ行ってみました。よく見ると、清水が湧き出ている水溜りに体を浸けて傷口を洗っています。
 「あの清水は、傷に効くんじゃろうか」
 しばらく見ていると、白鷺は元気を取り戻したように飛び去っていきました。あくる日も飛んできました。それから二、三日後にはすっかり元気になった白鷺は、大きな弧を描いて飛び去っていきました。
 そんなことがあって、何日かたちました。志井の大山地に孫七という人が住んでいました。ある晩、孫七さんが寝ていると、頭のところに枕神という神様がお立ちになって
 「孫七よ、白鷺が清水に浸かったところを掘ってみなさい。地中より湯が沸くであろう。そして多くの人たちに安らぎを与えるがよかろう」と言って立ち去りました。
 孫七さんは神様の言われたとおりに、そこを掘り始めました。すると清水は掘るほどに温かくなり、湯が出てきました。
 「湯が出てきた、湯が出てきた。」と人々は大喜びをしました。そして、いつの間にか「湯が来た」が湯来という地名になったというお話です。

 
 昨夜までの雨で、路面に多くの落ち葉が落ちています。車を運転される方は、「落ち葉で滑って事故ッた」ってことがないように、安全運転をお願いします。

 今週もまた最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 明日、明後日の週末を過ごしたら次週はいよいよ12月に突入です。11月末までの仕事の積み残しがないように、残る気力を注ぎ込みたいと思ってますので、私目に「気力」の注入をお願いします。

 健康に十分留意され、楽しい週末をお過ごしください。ではまた来週
コメント
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