神社のある風景

山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。

質美八幡宮 その2

2008年12月25日 | 再訪

京都府船井郡京丹波町質美


再掲載である。
「いい神社だなぁ」と思った場所で、掲載した写真が納得いかなかったり、全く違う季節や時間帯で別の表情が写せたりしたら、こんな風に再掲載しようと思っているのだけれど、実際のところ、前回より良い写真なのかというと、自分でもよく判らなかったりする。
それに、納得いかない写真は山ほどあるし、それらの場所をいちいち再掲載していくわけにもいかないから、その基準は気が向いたらといった感じで適当なものだ。
ただ、今回は季節が違うので、前回とは違う雰囲気であるとは思う。
訪れた回数も、これで5回目。勿論ここだけを目的に、それだけの回数を訪れたわけではなく、若狭や丹後方面の行き帰りに、ついでに寄れる場所にあるという理由が大きいが、私としては、それだけの回数を立ち寄ってみる価値のある場所、ということで、少しでもいい表情を紹介出来たら、と思う。



前回は春だったが、今回は秋の装いが始まる頃。
鳥居より奥は深い参道であるが、どちらかというと山の気より里の気配が強く、それでいて深く静かな空間になっている。


何となく清々しい印象の鳥居だ。


参道から振り返る。
鳥居の向こうは長閑な山里の風景である。


たぶん、この神社で最大の杉。


足許がややぬかるんだりしているところもあるが、とても気持ちのいい参道。
歩いているうちに、身体に溜まった汚れが落ちていくような気がする。


参道横の風景。
正面の緑に輝く低木はコシアブラだろうか。やがて白に近い黄色に色付くはずだ。


二の鳥居の前から振り返る。
色付くのが早い桜の木は、決して鮮やかに紅葉はしないが、ちょうどいい具合に光が射し込み、美しく輝いてくれた。


二の鳥居は正面からの光線状態が悪かったので、くぐってから振り返った風景を。


高みに拝殿が見えてくる。


拝殿の先、更に高みに本殿。


本殿彫刻。
淡い西日が、精緻な陰翳を描いてくれた。


本殿右手の境内社。
さして大きくはないヒノキの、その根の逞しい存在感。


社務所(?)前のモミジ。
次は、真っ赤に染まった姿を見てみたい。


2万5千分1地形図 胡麻
撮影日時 081106 14時半~15時40分

駐車場 神社西側の狭い道を進むとスペースがある。
地図