a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

「外食」

2014年03月15日 | etc.
 このブログでの話題は、私がもっとも知っている外国である仏の話が相対的に多くなっている。それが原因かどうかわからないが、ある話だと、やはり××(私の名)が外食するとなればフレンチ・レストランでしょ、といったたぐいのことが言われているらしい。あくまで噂(苦笑)。

 学生からもそうした話が聞こえてくるが、たしかに、講義の中でも私はそれに関した話をすることが多い。

 ただ、それは講義の話。大体私は、高級な仏料理のレストランなんて行かない。そういう店は、バブル時代を思わせて好きではない(ただし、現在おいしい料理を出している店でバブル時代のような経営をしているところなどあまりないが)。

 確かに一緒に食べに行く仏人の友人は、食べられない料理が多いので、「アンパイ」としてそっち系のレストランに行くことはある。ただし決して高級なレストランなどではない(わりと良く行く店はあるが、それは地元に根ざした店である。でも仏と比べるとやはり値段は高い。まあ、当たり前だが。仏でも日本料理は高い)。

 ちなみにその仏人の友人は、ファミレスなどに行くと、「健康に悪そう」と言って文句たらたら(仏にもチェーン系のレストランはたくさんあるけど)。その上、店の外装などにそそられて入った時などは、自分で選んでおいて「なんだこのメニューは」といった話を聞かされる(だいたい選んだ方に問題があると思うけど)。

 仏ではどうしていたんだろう? と疑問に思うが、そこは文化の違い。仏では「飲み会」といった類の文化がない。それに近いのは、パーティ(fete)というやつか。この主のパーティには、留学中は、私も何回か誘われたことがあるが、ほとんど行ったことがない。予定が合わなかったり、理由は様々だが、そうした場では私はうまく振る舞うことができない(^◇^;)。

 日本の飲み会などと違い、知らない人の家にたくさん人が招かれて、そこでいろいろな人がいろんな人と出会って話をする。パーティの主催者と面識がないことも多く(というか、私などの外国人の場合は、ほとんどがそうである)、パーティの間の話し相手は自分で探さねばならない。私などは誘ってくれた仏人友人などに金魚の糞のようにくっつき回るぐらいしかできないのではないと思う。で、それはあまりにも無粋な振る舞いなので、そうしたことはできない。結果、そういう場には私のような者は足を運ばないことが賢い選択になる。

 実際、参加させてもらっていた研究会(のようなもの)が、一年のスケジュールを終えて立食形式の軽い会食の場を設けたときなどは、悲惨な経験をしたものである(こちら)。

 と、昔のことを思い出すのだった(笑)。

 

 


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