花水木の独り言

庭の大きなハナミズキの、白い蝶のような花びらや、真紅の葉に気持ちを託して・・徒然なるままにキーを打ちました。

続 ジパング 大人の休日倶楽部

2009-07-14 | Weblog
              【函館山からの夜景】

  『函館』 

仙台での翌朝はホテルを6:00スタート。八戸で新幹線を特急に乗り換えて青函トンネルを体験です。入坑も出坑も2~3回トンネル内と外を繰り返して海底深く疾走し窓外は先ず見えないものでした。

窓が明るくなって右手に津軽海峡が見えてきます。その向こうの島影が下北半島。松前半島を走っているのですが、田舎の風景が続いていたような・・お城のある城下町などはもう少し内陸なのでしょう。

函館駅は明るくて大きく立派です。十数年前に飛行機で来た記憶など無いに等しく
余計に歩いたところもありました。

まず五稜郭見物に。我が国初の西洋式星型城郭で1857~8年を要して、武田斐三郎が洋式城郭設計を手掛かりに見事に築城しますが、実戦を交える事の無い日本最後の内戦の舞台となったのです。(旧幕府軍から脱走した、榎本武揚、土方歳三らが五稜郭を占拠。しかし明治新政府に攻撃されて城を明け渡します。この箱館戦争の勝利に依って明治新政府は、日本統一を果たしました。)

五稜郭タワーに登ると全貌を見ることが出来ますが、私のコンパクトカメラには収まりきれませんでした。

  【五稜郭】
    

五稜郭タワーから後ろを振り向くと函館山が見えます。頂上には雲が掛かっていて、この山からの夜景も楽しみにしているので気になるところです。
左端が立待岬 アイヌ語でピウシ「岩上で魚を待ち捕獲する所」の意味があり、北方警備の台場が設置された要所です。

  【函館山の東端】
    

函館は北海道の地図から見れば津軽海峡に拳を突き出したような小さな半島ですが、東西南北に碁盤の目のように整然とした道路があり、市電が頻繁に通る活気のある街でした。

登山を楽しむ私達は函館山に登る計画を立てますが、足を痛めた私のために ホテル予約の際タクシーの送迎を予約して頂いていました。
夕刻 「函館山行き」のお迎えの際、山裾の観光もお願いしました。

「はこだて明治館」は旧郵便局の建物をショッピングモールにした、クラシックな赤レンガ三連棟の洋風建築は通り過ぎてしまって残念でしたが、海岸辺りの倉庫群では撮影が可能でした。「森」の字が目立つ建築群は「金森洋物店」と言い 多くの希望や欲望が満たされる場所・ミュウジアム等もあると言うことでした。

【赤レンガ倉庫群】
 
     
          

坂道に入ると、傾斜を上手く利用して教会や寺院 領事館 美術館 図書館等公の建物や、外人墓地など高見から一望する事が出来るのです。
下記の写真は日本で最初のギリシャ正教を伝導した由緒ある教会で、ロシア領事館付属聖堂として建てられ、大正5年に再建されたものです。

【ハリストス正教会】
         

山頂を窺うとやはり霧にかくれています。ここまで来たのですから行くべきでしょう。蛇行を繰り返して頂上に降り立ちましたが、7時を過ぎても明るいのです。霧は絶えず動いていてポツリと灯りが見えました、がしかし30分を過ぎtaxiとの約束は迫るし 泣き泣き諦めて下山を決行。中腹くらいに下った時 宝石をちりばめた状態が目の前に「まぁ 幸運!」とクルマから降りて何枚か撮る・・小型三脚にセルフタイマーも用意したのに・・何も使えずトップの夜景がかろうじて一枚。他は皆ブレてしまっていました。

   【海洋に一隻 霧の中を只ひたすらに・・】
          

ホテル近くのレストランで降ろしてもらう。函館といえば海の幸 昨夜に続いて今宵も御寿司を。
翌朝は遮るものの無い窓際での朝食を。波の打ち寄せる砂浜を犬を散歩させている人がいます。お天気は上々のようです。
さぁそれでは昨日下見しておいた朝市に行きましょう。
先ず目に飛び込んで来たのは蟹 それもタラバ蟹が凄い。数匹を親戚に送る・・他には松前漬けや半生の帆立貝や夕張メロンのゼリーも美味しそう。結構広い建物の中や道沿いに宣伝合戦が繰り広げられ、掛け合いも体験して面白かったです。

     【タラバ蟹】
          

3日目のお昼過ぎに函館駅から出発。八戸駅で新幹線に乗り換えただけで、何処にも降りず、乗車し続けて東京駅へ そして横浜駅へと帰ってきました。長時間だったのにそれほどにも感じず 眠ったわけでもないのに・・お喋りをし続けたのでしたっけ・・これまでツアーに馴れて、二人だけの責任で行動をした緊張感が旅を引き締めてくれたかもしれません。
Kさん 旅行の企画をして頂き、我が家の事情でギリギリまで決定できず、ご心配の限りを尽して申し訳なく 感謝申しあげます。
          


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