紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

新たな畝ができた・・・梅雨入りセーフ・・・

2019年06月21日 | 家庭園芸&直売所

今まで、畑の畝幅は畝毎でマチマチだったし、同じ畝でも手前と先端では畝幅が違ったりもしていた。畑がやや台形になっていたからでもあった。

今季、なぜか均一の畝幅にしようと思い立った。思いついたのは春のことだった。これが、厄介な作業をする羽目になってしまった。

何年も使ってきた畝だけに、畝と畝の間の溝は人の通り道となって踏みしめられたり、雨水が滲みこんで固まったりした上に、一度も耕すこともなかったのでカチカチの土壌になっていた。

畝幅を均一にしようとすると、今までの溝が畝になったりもするので管理機で耕そうとしたが歯が立たなかった。元々、親父が「みかん」作りをしていた場所だけに、山土を搬入したらしく荒い土質に難儀することになった。

昔から倉庫にある鉄の農具を使って「天地返し」をし、それから管理機で砕くしかなかった。固く締まった土壌を掘り起こす重労働の「天地返し」だけに、気力が充実した時しか作業をしなかった。手の平にマメができてつぶれたこともあった。昨日、やっとその「天地返し」作業が完了した。

今日から、やっと新たな畝作りにとりかかることができた。畝間を1mにして12畝を作ることにした。苦労して整地したのだからと、メジャーで正確に測定しながら畝作りをした。

畝作り作業にはジョレンなども使ったが、管理機のアタッチメントである「畝立器」が主たる仕事をしてくれた。


作業途中、隣地で果樹を栽培している農家の人が入って来た。

「チョット、風強いけど、これから薬剤散布しようと思ってるんや。カマヘンかなあ」と。

「カマヘン、カマヘン。ウチの八朔やレモンにまで農薬を飛ばしてくれたら助かるんやけど・・・」

お互い、「ヘヘヘヘヘ」と笑い合った。

「この畝、芋、植えるん?」と聞かれた。

「何畝かはそのつもりやけど、今年は一番苗の蔓の伸びが悪いので、どれくらい植えられるかわからん。とりあえず、畝にマルチをかぶせておけば草防止になるし・・・」

「そうやなあ。こうしといたら、いつでも何でも植えられるし・・・ もうチョットしたら、大根でも白菜でも植えられるし」と。

 

何はともあれ、梅雨入り前に「新しい規則正しい畝」ができた。あー 良かった。でも、もう二度とこんな大がかりな天地返しはするまいと思った。

 


朝食に景品の「トマト」 & お昼は「塩分補給弁当」

2019年06月21日 | 我が家の食&漬物作り

いつもどおり朝食を作った。

先日のカーリンコン大会の景品で貰った「トマト」を使った。

直売所で美味しいと評判になっている某農園のトマトは完熟手前の採れたてなので、買ってきてから数日は常温に置いておき完熟にしてから冷蔵保存すると美味しく戴ける。それを知らないと、美味しいトマトを味わえなくなる。

それを知らなかった家内は、すぐに冷蔵保存したらしく、朝食で食べたトマトは甘さがもう一つだった・・・勿体ない・・・

でかける家内の帰宅はお昼過ぎ。自分は、終日、畑ですることが待っているが、お昼ご飯を作らなアカン・・・

でも、朝から畑で汗だくになると、とても着替えてお昼作りをする気にはなれない。そこで、朝、畑に出かける前に「お弁当」を作っておくことにした。

汗だくで野外で食べる弁当なので、塩分がたっぷり補給できる「鰹節」「沢庵」「ぬか漬け」「梅干し」を入れた。ご飯とご飯の間に挟んだ醤油がかかった鰹節と梅干しさえあれば何もいらないが、漬物や卵焼きも入れた。

自分のも家内のも食卓でお茶碗で食べるいつものご飯より2倍の量にした。家内は食卓で自分は野外で食べたが、2人とも食がすすみペロッと平らげた。

腹ペコで汗をふきふき食べる弁当は、「鰹節弁当」「日の丸弁当」に限る。どんなご馳走にも勝る。こんな時、「日本に生まれて良かった」・「田舎に生まれて良かった」と、いつも思う。