紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

心に響く「金山寺味噌」

2024年08月20日 | 田舎暮らし&家族

昨日は朝から小雨が降ったり止んだりの1日で夜は本降りとなった。久しぶりに「シトシトピッチャン・シトピッチャン」の長雨だった。久々に直射日光を浴びない過ごしやすい1日だった。今日も朝からどんよりした天気で外にも出やすいが、午後からは夏空に戻りそう。

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自分が好物だと知っているご近所さんが、「金山寺味噌」を持ってきてくれた。

自分が子どもの頃は、どこの家庭でも郷土料理の「金山寺味噌」を作っていた。しかも自宅で発酵させるという手間暇もノウハウも必要とされる全て手造りの「金山寺味噌」だった。我が家も母が作っていたが、その頃、自分は好物でもなかったので「おふくろの味」は覚えていない。

今、近隣でそんな手造りする人はいない。いつからか、業者が発酵させたものを買ってきて瓜・ナスビ・生姜・紫蘇や調味料を混ぜ合わせる手間のかからない作り方に変わった。しかも作る家庭もめっきり少なくなった。

家庭で必要な量だけを作るそんな希少な金山寺味噌なのに、ご近所さん4軒からも頂いた。好物だから嬉しいというだけでなく、各家庭で必要なはずなのに持ってきてくれたと思うと申し訳なく思ってしまう。その気持ちが心に響いてくる。

そんな思いやる人々と接するたびに、我が心が洗われ磨かれていく気がする。



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